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今すぐ実践!ビジネス価値を高めるアジャイル > 今すぐ実践!ビジネス価値を高めるアジャイル 2-1

スクラムからはじめるアジャイル(1)


概要:
1995年に米国技術者のケン・シュウェーバーとジェフ・サザーランドがアジャイルを実践していくためのフレームワークの一つとして提唱した「スクラム」は、一橋大学の野中郁次郎と竹内弘高が1986年に発表した論文が主な基盤となっている。ラグビー競技で知られるように、スクラムを組む(フェーズが折り重なる)ことで皆が一致団結して働くことを意味する。2010年代以降、ITが不可欠要素からコア事業へと変遷するにつれ急速に普及し注目されている。当シリーズ第2回前編では、スクラムの概要について解説していく。
スクラムは、テクニックや方法論ではなく、ソフトウエアや製品開発における複雑な問題に対し、経験的なプロセスを経ることで価値を最大化するための枠組みだ。核となるデザインの変更や要素の省略はNGだが、パターンやインサイトの発見や再考など、フレームワーク上に独自性を発揮させることに制限はない。2009年にはコンパクトに明文化されたルール集「スクラムガイド」が公開され、随時改訂が行われている。

スクラムの作業は、通常1カ月未満で設定されるタイムボックス(固定された期限)の中でサイクルを回していく。
①プロダクトバックログ(やることリスト)に作業を並べる。
②スプリント(各期間)で選択した作業を価値あるインクリメント(成果物)に変える。
③ステークホルダー(利害関係者)と結果を検査し、次の作業に向け調整する。
④として①~③を繰り返す。透明性、検査、そこから得た改良策への適応が実行する際の3本柱だ。

プロダクトバックログに沿った作業で達成する、最終目標のプロダクトゴール。スプリントバックログで到達する、期間目標値となるスプリントゴール。インクリメントの質を担保する完成の定義。二つのゴールと確約がそろって、初めてスクラムは真価を発揮することができる。

工程を順番に行う一般的な開発手法のウオーターフォールは、比較対象がなく、人月によって見積もった全体計画になってしまう。不定期の反復は、基準が定めにくく、場当たりな設計で都度見積もりとなりがちだ。その点スクラムは、タイムボックスがよりどころとなり、計画を毎回相対的に見積もれる。短いタームの区切りで失敗をまだ小さいうちに見つけ、貴重な学習としてチームで共有することで精度が上がり、予測可能性を高めリスク管理も容易となる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 今すぐ実践!ビジネス価値を高めるアジャイル#2 スクラムからはじめるアジャイル(1)
00: 00: 53 WHY → WHAT → 実践へ
00: 01: 00 今回の目標
00: 01: 30 今回の内容
00: 02: 05 質問
00: 02: 46 スクラムの起源と現在
00: 03: 27 起源(の一つ)は、日本の新製品開発
00: 05: 27 スクラムガイド
00: 06: 38 スクラムの歴史(1)
00: 09: 09 スクラムの歴史(2)
00: 10: 30 スクラムはフレームワーク
00: 12: 26 スクラムフレームワークの全体像
00: 14: 03 スクラムフレームワークのサイクル
00: 18: 45 スクラムの理論
00: 20: 08 スクラムの3つの柱(経験主義の柱)
00: 21: 34 スクラムの価値基準
00: 22: 44 スクラムのゴールと確約
00: 27: 18 スクラムのゴールと確約、作成物
00: 27: 58 スクラムのゴールと確約、作成物・責任
00: 29: 17 タイムボックスと予測可能性
00: 30: 17 タイムボックスの価値
講師紹介: 長沢 智治()


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  アシスタント:南 祐希

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