千葉氏は、ロンドン大学Kings College校を修了後、NTT Europe LTD.のロンドン支店でAccount Managerとして就業、2016年にクラウドファンディング型・越境ECを創業、2018年に上場企業へ売却、2019年に株式会社NOW ROOMを設立し、家具家電付き賃貸プラットフォーム「NOW ROOM」をローンチ。1年でマンスリー賃貸・家具家電付き賃貸掲載件数、全国No.1達成、2021年に法人向け社宅手配サービス「NOW ROOM Biz」をローンチし、家具家電付き賃貸プラットフォームのサービスを開発・運営している。
NOW ROOMは、ウィークリー・マンスリーから2年以上の家具家電付き賃貸プラットフォームで、オンライン完結型で全国に31万室と豊富な物件数があり、マンスリー賃貸では全国No.1となっている。契約・入居プロセスの部屋の提案、問合せ空室確認対応、内見対応、申込、契約、鍵渡し、集金、家賃保証・保険、入居中の対応、退去時立ち会い・精算をホテルのようにオンラインで対応でき、賃貸プラットフォームで初のオンライン審査を提供し30分程度で審査完了できるという。
ビジネスモデルは、プラットフォーム型として、無在庫で部屋を掲載し、.完全成果報酬型で運営しており、今まで分散していた普通賃貸・マンスリー賃貸、シェアハウス、ホテル等を業種横断で掲載している。不動産業界は、不動産テック市場が拡大し、物件情報のデータ化や各契約・入居プロセスのオンライン化ソリューションが増加、課題解決しやすい環境に変化している。法制度の後押しもあり、煩雑な契約や重要事項説明がオンラインで完結可能になる予定となっている。短期家具家電付き賃貸市場は、成長しているが、プレイヤーが少なく、課題解決が遅れているという。
千葉市にとっての構想力は「大局観と実行力」で、大局観とは登る山の大きさをどれだけ大きくするか、実行力はそれを実行できるかで、この2つがあれば構想力と言えるのではないかと語った。