桑野氏は、学生時代から携帯電話販売の経験を積み、2005年に株式会社ピアズを創業。通信業界におけるセールスプロモーション事業からスタートし、適正販売・組織活性化に向けたコンサルティング事業へ事業拡大し、2019年6月に東証マザーズ上場。ニッチトップ戦略から事業の多角化により更なる企業価値向上を目指して奮闘中。
株式会社ピアズは、携帯電話の販促支援事業からスタートし、携帯電話ショップに販売ヘルパー派遣や販促キャンペーンの企画・運営サービスを提供していった。2009年頃からスマートフォンが普及し始め、販売スタッフに対して販売研修のニーズが生まれ研修サービスの提供を開始するようになり、2018年以降は携帯電話ショップでの待ち時間問題解消といった店舗運営にかかわるコンサルティングのニーズを取り込むなどして成長を続けてきた。
現在は、既存事業の足場固めを行いつつ、着実に働き方革新事業を上乗せし、期待の店舗DX事業で拡大加速。さらには新規事業開発と他社とのアライアンスやM&Aによって中期的な成長を促している。
ピアズという名前はPeer to PeerからPeersと名付け、分け隔てない仲間・目的を共有する者達という意味を込めたという。ロゴマークの由来は、ロゴの中心に添える太陽と円卓を象徴した円で、太陽から発する光と光の三原色を軸にしたカラーで成型している。
桑野氏の経営スタイルは、理念経営・家族経営で、ピアズをテスラから認められる会社にしたいという思いがあるという。やりたいと思ったら止まらない性格で、自分が不完全だから周りの皆が手伝い支えてくれている。上場して一番大きな買い物は競走馬で、馬主になりGIで勝つという小さいころからの夢を実現するために、競走馬を購入したという。