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BPUビジネス基礎講座 コーポレートファイナンス基礎 > ビジネス基礎講座コーポレートファイナンス基礎理論10

負債政策とMM理論


概要:
これまでの第7回および第8回の講義では、企業の資金調達手段の代表である負債、そして株式資本についてコストとリターンの関係からCAPMによって導く方法を解説してきました。

ここからは、負債と株式資本のコストを前提として、負債と株式資本をどのように組み合わせて資金調達していったらよいか。そして、どのように資金調達することによって、より良い企業価値を生むことができるのか。ということについて考えていきます。

企業の価値とは、将来発生するであろうフリーキャッシュフローを割り引くことによって、算定することができると説明してきました。

しかし、現実には企業がどのように資金調達をするのかということによって、用いる資本コストを替える事ができます。このことをファイナンスでは、資本政策・負債政策と呼んでいます。

今回の講義では、この資本構成と企業価値についての有名な命題であるモディリアーニ(F. Modigliani)とミラー(M. H. Miller)の理論(MM理論)について解説します。ここでは、その代表的な2つの命題について解説します。

次に、MM理論の命題(完全なる競争市場のものとで負債政策がまったく企業価値に影響しない)の下で、「どの条件が満たされなければ、資本政策が有効になるのか」という事を考えていきます。

MM理論を理解するということは、資本政策・負債政策を理解するための第1ステップとなりますので、十分に理解してください。

また、後半では、このようなMM命題についてどのような伝統的見解(問題)があるのかということについて解説します。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 負債政策とMM理論
00: 00: 18 負債政策とMM理論
00: 00: 45 第10回講義のポイント
00: 04: 26 負債政策とMM理論1
00: 06: 26 負債政策とMM理論2
00: 08: 10 負債政策とMM理論3
00: 08: 42 負債政策とMM理論4
00: 09: 24 負債政策とMM理論5
00: 13: 17 負債政策とMM理論6
00: 16: 04 MMの第1命題1
00: 18: 44 MMの第1命題2
00: 21: 54 MMの第1命題3
00: 24: 47 財務レバレッジは魔法ではない
00: 25: 55 第10回講義のポイント
00: 27: 16 MMの第1命題の含意
00: 28: 21 借入れと収益率
00: 30: 20 MMの第2命題1
00: 31: 56 MMの第2命題2
00: 33: 08 MMの第2命題3
00: 36: 04 借入れとリスク
00: 38: 58 借入れと収益率
00: 41: 17 リスクと収益率
00: 44: 09 伝統的見解と加重平均資本コスト
00: 46: 07 加重平均資本コスト(WACC)1
00: 47: 35 加重平均資本コスト(WACC)2
00: 48: 55 WACC(伝統的な見解)
00: 52: 11 WACC(伝統的な見解:修正版)
00: 52: 59 WACC(MMの見解)
00: 53: 22 WACC(伝統的な見解:修正版)
講師紹介: 鈴木 一功(すずき かずのり)
中央大学専門大学院国際会計研究科(アカウンティングスクール) 教授
1961年熊本市生まれ。東京大学法学部卒業、富士銀行入社。INSEAD(欧州経営大学院)MBA、ロンドン大学金融経済学博士(Ph.D. in Finance)。富士銀行のM&A部門(現 みずほ証券)にて、企業価値評価モデル開発等を担当後、退職。2001年4月より現職(企業金融・企業価値評価論担当)。
著書に『MBAゲーム理論』(共著)、『MBAマネジメント・ブック(共著・初版及び新版)』、『MBA全集4 ファイナンス』(監修)(いずれもダイヤモンド社)。

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