概要:
第8回までの講義では、キャッシュフローの割引率を計算するために必要な株式資本コストについて解説してきました。
今回から負債および株式資本の組み合わせにより、実際に割引率を求めていきます。その際に問題となるのは、企業が資金調達をする際に、負債、株式資本コストというものをどのように組み合わせて資金調達していくと良いのかということです。これが、第9回~第11回の主要なテーマとなっています。
懸命な資金調達によって、付加価値を生じさせ正味現在価値をプラスにすることは、非常に難しいと言われています。その考え方を突き詰めて考えると効率的市場の考え方になります。
次に、資金調達を考える際の前提となる効率的市場について解説します。
ここで、1953年、イギリスの統計学者であるケンドール(Maurice Kendall)が提唱したランダム・ウォークという考え方についてご紹介します。
次に、このランダム・ウォークの考え方をより発展させた効率的資本市場という考え方について解説します。
一般に効率的市場というとファイナンスでは、今日の株価に反映されている情報が「どの範囲まで入っているのか」ということによって3つのレベル(ウィークフォームでの効率性、セミストロングフォームでの効率性、ストロングフォームでの効率性)に分けて議論されています。
最後に、これらのことから「私たちは何を学ばなければならないか」ということを教訓として解説します。
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