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BPUビジネス基礎講座 コーポレートファイナンス基礎 > ビジネス基礎講座コーポレートファイナンス基礎理論07

リスクとリターン/ポートフォリオ理論の基礎


概要:
第6回までの講義では、現在価値の考え方、そしてその応用としての債券の価値、株式の価値についての概念と計算方法について学んできました。今回から2回の講義では、株式資本の現在価値を計算するときに使われる割引率を求める際の計算モデルである、資本資産価格モデル(CAPM: Capital Asset Pricing Model)について解説します。このモデルは、リスクとリターンの関係から株式の割引率を算定するものです。

今回の講義では、まず「リスクをどのように捉えたら良いか」ということから解説していきます。ここではまず、「総体としてのリスクをどのように測定するか」ということについて捉え、その中で分散投資によって「分散可能なリスク」と「分散不可能なリスク」の2つに分けて解説します。

ファイナンスにおいて「リスク」について考える場合は、統計学の4つの考え方(分散、標準偏差、共分散、相関係数)が必要になりますが、ここでは、細かい計算式ではなく、それぞれの意味を把握し、計算は、Microsoft Excel等の表計算ソフトを利用すると良いでしょう。

次に、分散投資とその限界について、個別リスク(分散可能なリスク)と市場リスク(分散不可能なリスク)について解説します。また、ポートフォリオを組んで分散投資した場合の収益率とリスク逓減の効果が、どのように計算されるかを具体的に見ていきます。

最後に、ベータと個別リスクについて解説します。ベータ(β)とは、市場ポートフォリオに対する感応度を計算したものです。市場ポートフォリオとは、経済全体を示すような株式の組み入れのポートフォリオであり、S&P Corporate指数や東証株価指数(TOPIX)や日経225等があります。ベータの考え方は、次回の講義で解説する資本資産価格モデルの基本となる考え方ですので、十分に理解してください。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 リスクとリターンポートフォリオ理論の基礎
00: 00: 17 リスクとリターンポートフォリオ理論の基礎
00: 01: 56 第7回講義のポイント
00: 02: 46 1926年に投資した1ドルの価値(1)
00: 05: 21 1926年に投資した1ドルの価値(2)
00: 05: 53 1926年~1997年の収益率
00: 07: 15 リスクとリスクプレミアム
00: 09: 46 リスクの計測1
00: 11: 36 リスクの計測2
00: 14: 20 リスクの計測3
00: 15: 31 リスクの計測4
00: 17: 03 リスクの計測5
00: 19: 09 リスクの計測6
00: 21: 31 分散投資とその限界1
00: 23: 46 分散投資とその限界2
00: 24: 21 分散投資とその限界3
00: 25: 16 第7回講義のポイント
00: 27: 06 ポートフォリオのリスク1
00: 28: 12 ポートフォリオのリスク2
00: 32: 23 ポートフォリオのリスク3
00: 33: 04 ポートフォリオのリスク4
00: 35: 30 ポートフォリオのリスク5
00: 36: 49 ポートフォリオのリスク6
00: 38: 18 ポートフォリオのリスク7
00: 38: 56 ポートフォリオのリスク8
00: 40: 11 ポートフォリオのリスク9
00: 42: 56 ポートフォリオのリスク10
00: 44: 55 ポートフォリオのリスク11
00: 46: 33 ポートフォリオのリスク12
00: 53: 56 ベータと個別リスク1
00: 55: 14 ベータと個別リスク2
00: 57: 24 ベータと個別リスク3
00: 59: 42 ベータと個別リスク4
講師紹介: 鈴木 一功(すずき かずのり)
中央大学専門大学院国際会計研究科(アカウンティングスクール) 教授
1961年熊本市生まれ。東京大学法学部卒業、富士銀行入社。INSEAD(欧州経営大学院)MBA、ロンドン大学金融経済学博士(Ph.D. in Finance)。富士銀行のM&A部門(現 みずほ証券)にて、企業価値評価モデル開発等を担当後、退職。2001年4月より現職(企業金融・企業価値評価論担当)。
著書に『MBAゲーム理論』(共著)、『MBAマネジメント・ブック(共著・初版及び新版)』、『MBA全集4 ファイナンス』(監修)(いずれもダイヤモンド社)。

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