白石氏は、筑波大学第二学群人間学類卒業後、日本電信電話に入社し、株式会社サイバーエージェントにてコンテンツ企画制作部門の責任者を経て、2002年に株式会社ライトアップを創業した。企業のメールマーケティングの企画制作からメディア運営ITツールの開発提供等を実施しており、2018年東証マザーズに上場した。
白石氏は、大学生の時にEメール、インターネットと出会い、ITが「世の中を変える」と感じ一生付き合っていこうと決めたという。大学生時代から心理学のメールマガジンを運営していたため、サイバーエージェントからお声がけがあり、サイバーエージェントにジョインした。
サイバーエージェントでは企業のメールニュース・メールマガジンの企画制作を担当していた。当初は起業することは考えていなかったが、サイバーエージェントが広告営業に特化しコンテンツ部門が業務縮小へと方針が変わり、部署ごと外部に出る形で提案し部署ごと独立したという。
ライトアップの主事業が、メール、ブログ、ソーシャル、クラウドへと変化する中で「なぜ企業はITやネットを活用しようとするのか」を考えてきた。企業の「持続していきたい」という思いを受け、経営支援に真っ向から取り組んでいくと覚悟を決め、2014年に現在の主力サービスにもなっているJマッチエンジンを立ち上げた。
ライトアップは、上場に2回失敗し3回目に上場を果たした。挑戦し続けた原動力は投資して頂いた方への約束を守ることだった。地道に達成するまでやり続ける性格で、努力に対して投資することが一番裏切らないと信じている。上場によって、知名度・信頼度が上がり、社会的意義を大切にしていることもあり、応援してくれる人が増えたという。
上場すると出来ることがすごく広がるので、社会的に意義のあるビジネスをしたいという方はぜひ上場して世の中、日本、世界を変えるところまでいって頂きたいと語った。