ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
DXライブ > DXライブ 05

ネットにつながる時代の小売業
~トライアルグループの「smart store」構想~
ゲスト:亀田晃一氏(株式会社トライアルホールディングス 代表取締役社長)


概要:
2007年、iPhoneの登場により、消費者は手元で物事のコントロールが可能になった。第4次産業革命と言われる現代、各産業に顧客接点としてのプラットフォームが次々と出現し、自身がプラットフォームである小売業は、デジタル化を行わないと先々競争力が落ちると予測される。トライアルホールディングスは小売業としてDXへ果敢に挑戦しており、現在「smart store」構想を進めている。本講義で代表取締役社長の亀田晃一氏をゲストに迎え、実際どのように行っているのか、今後の見通しも含めて現状を詳しく伺う。
大量生産により市場はモノであふれており、小売業も製品からサービスへ、新しい切り口が必要となっている。重要なのは顧客とのエンゲージメントであり、トライアルはテクノロジーよりオペレーションを重視することに強みがあると、亀田氏は言う。ポイントは、顧客データを集めてコミュニケーションにどう生かすか。そこで開発したのが「smart shopping cart」というセルフレジ付カートだ。

買う順番や買わなかったもの、回遊の順番等のデータを取得し利用者の行動を分析、店内サイネージやカートへの動画配信によって行動変容を促す。店舗機能の改善も「smart store」として実験を開始した。顧客に最高の体験を提供するために、レジ待ちなし、キャッシュレス決済、お得な情報等を提供し、働く環境はAIによって作業の効率化を、店舗側にはレジ決済や発註等を自動化してコスト削減を行う。また、売り場面積をMEGAから小型化まで細分化し、各種小売業と提携しながら業界全体を効率化、いずれは小売業のインフラ会社になることを目指している。

トライアルはリテールAI研究会という組織とも協力して、オープンな場の分科会を企画し、流通も含めた各種小売業の参加を呼びかけている。従来の日本は、わが社的な考えからオープンイノベーションには消極的であったが、最近はローソン、ツルハドラッグ等、大手企業の参加が増えており、横展開が広がっているという。

次のステップでは宮若市、九州大学、トライアル、市民が連携し、仕事と生活の快適な社会「smart town」構想を計画、廃校や産直市場、道の駅等と協力しながら一部実証実験が始まっている。市内に社内のエンジニアが実際に住み、周辺を巻き込みながら働き方、ライフスタイルをリノベーションするチャレンジだ。

トライアルは自社で思考速度の速い外国人や学生、高齢者を含む多くのエンジニアを抱え、試行錯誤と改善を重ねながら好循環をつくっている。リアルなサービスを持つ産業にとって本講義は学ぶ点が多く、ぜひ挑戦すべき試みである。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 DXライブ#5 ネットにつながる時代の小売業~トライアルグループの「smart store」構想~
00: 02: 30 自己紹介
00: 04: 53 第四次産業革命
00: 05: 05 産業革命の契機となる「3つのインフラ」
00: 06: 06 「第四次産業革命」
00: 06: 27 すべての産業が「smart化」されていく。
00: 07: 02 Smart store構想
00: 07: 32 「製品」から「サービス(効用)」へ!
00: 08: 23 Retail AIの哲学:テクノロジーよりオペレーション重視
00: 09: 16 いままでのDX取組の限界
00: 10: 33 店舗AI化
00: 11: 32 資料(1)
00: 12: 07 スマートショッピングカート
00: 14: 08 AIの「機能」
00: 15: 02 店舗の「機能」
00: 15: 52 ブランド決定は「店頭が8割」
00: 17: 29 資料(2)
00: 19: 34 最高の顧客体験を提供
00: 20: 54 働き甲斐のある環境を提供
00: 21: 04 店舗段階の「コスト削減」
00: 21: 19 決済(レジ)
00: 21: 30 店舗運営人時(人件費)の削減
00: 21: 33 マーケティング・オートメーション
00: 23: 03 資料(3)
00: 23: 10 フルファネル・マーケティング(デジタル)
00: 23: 16 パーチェス・ファネル(リアル店舗)
00: 23: 23 スマート・レジカート活用(リアルタイム・レコメンド)
00: 23: 31 AIカメラの活用(売場販売力の計数化)
00: 24: 26 2019年4月19日新宮店リニューアル
00: 25: 53 資料(4)
00: 25: 57 「業態類型」と「トライアルグループのフォーマット」
00: 27: 12 「小さな実験」から「大きな実験」
00: 28: 19 スマートストアの進化(1)
00: 28: 29 スマートストアの進化(2)
00: 28: 58 一社)リテールAI研究会
00: 29: 12 オープンな場として一般社団法人Retail AI研究会を支援
00: 31: 01 分科会実験に流通も積極的にご参加いただいています
00: 31: 12 Smart city構想
00: 32: 19 資料(5)
00: 32: 21 「都市」と「田舎」の良いところどり
00: 33: 25 資料(6)
00: 34: 01 宮若はこの「発見」と「入手」のイノベーションを産学官民で実証実験する場所
00: 34: 57 300年続く企業グループ 企業が破綻する理由
00: 36: 11 Fail fast ,fail cheap ,and fail smart !
00: 36: 54 世界を目指す「リテールAI」
講師紹介: 今枝 昌宏(いまえだ まさひろ)
ビジネス・ブレークスルー大学大学院 経営学研究科長
ルミエンスLLC代表パートーナー

【主な経歴】
・北海道大学法学部卒業
・京都大学大学院法学研究科卒業
・エモリー大学ビジネススクールMBA課程修了
・日本鉱業 / ジャパンエナジー
・PwCコンサルティング
・日本アイ・ビー・エム理事 兼 IBMビジネスコンサルティングサービス パートナー 通信・メディア・公益事業本部長
・RHJインターナショナル・ジャパン(旧リップルウッド) ヴァイス・プレジデント
・現在、コンサルティングと研修事業の企業であるエミネンスを経営

【代表的な著作】『実務で使える戦略の教科書』(日本経済新聞出版社、2018年)『ビジネスモデルの教科書【上級編】』(東洋経済新報社、2016年)『ビジネスモデルの教科書』(東洋経済新報社、2014年)『サービスの経営学』(東洋経済新報社、2010年)『戦略立案ハンドブック』(東洋経済新報社、翻訳、2002年)『実践・シナリオプランニング』(東洋経済新報社、共著、2002年)一橋ビジネスレビュー、Think!などへの論文、記事多数

『今枝 昌宏』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:林 愛美

Copyright(c)