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地政学入門 > 地政学入門 10

イスラエル


概要:
キリスト教やイスラム教の母体となるユダヤ教を信仰する人々は、ユダヤ人と呼ばれる。ノーベル賞受賞者を数多く輩出し、金融業や芸術分野等でもひときわ活躍が目覚ましい少数民族だ。約2000年前ローマ帝国に国を滅ぼされ、方々に拡散するも居場所を追われ、ようやくたどり着いたのが祖先の地だった。当シリーズ第10回目は、イスラエルとアラブ人が先住するパレスチナ、イスラム教各派が群雄割拠する中東において和平を主導するアメリカとの関係を整理していく。
ユダヤ民族は、19世紀末のロシアにおけるユダヤ人大量虐殺をきっかけに欧州へ流出したが、フランスのドレフェス事件、アメリカの「移民法」制定、ドイツのホロコーストと理不尽な迫害を受け、パレスチナへ大量流入した。第2次世界大戦後の1948年、融資を受けたロスチャイルド家への見返りにイギリスが出したバルフォア宣言を受け、シオニズム(ユダヤ建国運動)悲願のイスラエルを建国した。

一方、1947年に国連裁定によるパレスチナ分割案で国から排除されたアラブ人は、ソ連の支援で社会主義集団のPLO(パレスチナ解放機構)を結成しゲリラ戦を開始。事態はパレスチナ紛争、中東戦争へ発展するも、ソ連崩壊で窮地に陥り、1993年に米クリントン政権が仲介したオスロ協定で和解。PLOはヨルダン川西岸やガザ地区でパレスチナ人の自治を獲得したが、火は鎮まらず、同地区のユダヤ人入植者がラビン首相を暗殺。イスラム原理主義のハマスらは、イスラエル側の排斥を掲げ、イラン革命防衛隊の軍事援助で武装闘争に突入。イランの核開発は脅威となるが、右派連合出身の首相ネタニヤフは、西岸からの撤退を拒否している。報復合戦はいまだ終わりが見えない。

ニューヨークを中心にユダヤ移民を票田とするアメリカ民主党は、一貫した支持をイスラエルに寄せ中東和平に尽力してきたが、イスラム教に縁あるオバマ大統領が宿敵イランと和解を図ったことで関係悪化。後任の共和党トランプは、娘のイバンカファミリーもユダヤ教徒、エルサレムでのアピールなど修復に奔走する。他方、イランの横暴を警戒するサウジアラビアをはじめとしたアラブ諸国は、イランをたたくトランプを歓迎している。敵の敵はわが味方なり、まさに地政学のセオリーだ。少数民族ユダヤ人が世界最強国家の米国を手玉に取った格好のイスラエルだが、未来はお世辞にも明るいとは言い難い。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 地政学入門#10 イスラエル
00: 00: 47 資料(1)
00: 08: 41 ヨーロッパのユダヤ人
00: 15: 13 ユダヤ建国運動(シオニズム)①
00: 21: 25 米国におけるユダヤ系住民の分布
00: 23: 40 【再掲】ユダヤ建国運動(シオニズム)①
00: 24: 49 ユダヤ建国運動(シオニズム)②
00: 28: 40 イスラエル建国と中東戦争(1)
00: 32: 51 イスラエル建国と中東戦争(2)
00: 36: 39 米国主導の中東和平
00: 39: 48 資料(2)
00: 40: 50 【再掲】米国主導の中東和平
00: 41: 12 【再掲】資料(2)
00: 41: 38 ユダヤ人入植者問題
00: 43: 29 「パレスチナの保護者」としてイランが登場
00: 50: 17 トランプ政権とイスラエル
00: 53: 19 【再掲】「パレスチナの保護者」としてイランが登場
00: 54: 00 第10回 イスラエル まとめ
講師紹介: 茂木 誠(もぎ まこと)


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  アシスタント:渡名喜 織恵

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