ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
シーズの発掘・支援と産業創成 > シーズの発掘・支援と産業創成 02

基礎研究系アントレプレナーの事例(1)
ゲスト:佐藤輝明氏(株式会社STG 代表取締役)


概要:
番組2回目は株式会社STG代表取締役の佐藤輝明氏をゲストに迎える。同社は安全性の問題など扱いが難しいマグネシウムの加工や軽量化技術に磨きをかけることで大手製品メーカーへの部品や筐体の供給体制を構築、中国・タイへの進出も果たした。オーナー系中小企業にありがちなワンマン体制を排し、ベンチャーキャピタルを受け入れながら経営品質も高め、製品メーカーからの信頼を獲得することができた。従業員を共に成長を目指すパートナーと考える佐藤社長の方針が共感を呼び、中国では随一の従業員定着率を誇る。
佐藤社長は大阪府生まれ。1989年、立命館大学経済学部卒業後、日通商事に入社。1994年、三輝ブラスト入社、2007年に同社代表取締役専務、2009年に社長に就任し、グループ会社のTOSEI代表取締役も兼任して翌年、同社を子会社化。2011年には、中国に続きタイへの進出も果たす。2015年、三輝ブラストとTOSEI合併で株式会社STGが発足。現在、国内2工場、海外2工場体制で従業員は300人を越え、全拠点でISOを取得した。

STG社は、マグネシウムを使用した筐体や部品の製造分野で、他社の追随を許さない高精度の加工技術を駆使した軽量化事業を追求し続ける。マグネシウムはアルミニウムに比べ比重は3分の2だが価格は1・5倍。硬い性質を持ち、加工時は発火の危険もあるため厳重な安全管理が欠かせない中で同社は長年ノウハウを蓄積してきた。

1997年、ソニーのノートパソコン「VAIO」の筐体供給を獲得したところから同社の躍進が始まる。一眼レフカメラ・電子書籍から大型携帯型医療機器に至るまで、最小公差や平面度など数字上でも群を抜く成績を実現して製品メーカーから厚い信頼を得た。さらに京都大学と共同で開発したAI活用のダイカスト製品自動検査装置は大幅コスト低減に寄与、最近はEV(電気自動車)等の自動車部品の伸長著しく、売上高も23億円を超え経常利益も堅調に推移し、2019年6月、株式上場を果たす。

経営理念は、お客さま・働く仲間・社会全体における三つの輝きの達成。佐藤社長は、中小企業につきもののオーナー家による独善経営を排除し、ベンチャーキャピタルを受け入れながら資本と負債のバランスを取ることで経営品質を上げることに注力。昔ながらの「下請け企業」からの脱却に結び付き、従業員の高モチベーションにもつながる。タイ工場の本格離陸も、洪水に端を発する水質変化が原因と従業員が何とか突き止めたからこそだ。規模を含め総合マネジメント力を高め、貴重な技術シーズを発信し続けなければも中小企業も生き残れない時代を迎えつつある。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 基礎研究系アントレプレナーの事例(1)
00: 00: 45 シリーズ一覧
00: 01: 51 ゲストプロフィール
00: 02: 59 1.会社の概要
00: 04: 01 2.組織・従業員数/3.沿革
00: 05: 54 4.事業概要
00: 11: 04 幅広い製品群の精密・薄型生産を手掛けて得たノウハウ
00: 15: 44 売上高構成
00: 17: 13 マグネシウム市場の需要推移
00: 22: 37 TG、京都大学発ベンチャーのRUTILEAとAIを活用したダイカスト製品自動検査装置開発で協力
00: 25: 01 2002年3月?2019年3月年計表
00: 26: 53 5.事業計画の概要について
00: 31: 07 家業的な経営から外部資本(VC)の資金を活用する決断に至った背景は?
00: 37: 31 ものづくりの拠点が海外に移管されている中日本のものづくり企業が考えなければいけないことは?
00: 43: 29 ものづくりの拠点が海外に移管されている中海外展開で苦労した点、不足しているところは?
00: 47: 20 ベンチャー企業が大企業と付き合う際のポイント
00: 53: 28 プロマーケット上場について
講師紹介: 呉 雅俊(ご まさとし)


『呉 雅俊』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:坂本 安代

Copyright(c)