ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
エンディング産業の現状と課題 > エンディング産業の現状と課題 02

葬儀業界の人材育成と生き残り戦術
ゲスト:木村光希氏(ディパーチャーズ・ジャパン株式会社 代表取締役/おくりびとアカデミー 代表)


概要:
2008年、映画『おくりびと』で周知されるようになった納棺師は、「人をおくる」ことに特化した葬儀業界の専門職だ。本講座では、2013年に日本初の納棺師養成学校「おくりびとアカデミー」を、2015年にはスタッフ全員が納棺師の葬儀会社「ディパーチャーズ・ジャパン株式会社」を設立した木村光希氏を招き、業界での人材育成、異業種参入が進む中での生き残り戦術をテーマに講師と対談し、併せて活動内容を紹介する。家族に寄り添い、死を受け入れるサポートを知ることで、「おくる」意義と本質が感じられるだろう。
木村氏は納棺師の父と共に、映画『おくりびと』の技術サポートを行った。学生時代から仕事を始め、これまで約3千人に携わる中、納棺師の奥深さを知っていったという。2013年に納棺師育成学校「おくりびとアカデミー」を設立、当時、葬祭ディレクター養成所はあったが、亡くなった人の処置や知識を学べる学校はなかった。アカデミーでは6カ月間、メーク、着せ替え、葬祭知識、医学知識、宗教学等を総合的に学び、遺族の心理状態をケアする「グリーフサポート」にも深く触れていく。木村氏は、死と向き合うため納棺の儀式でおくる時間をしっかり共有し、心のサポートができる人になれればと話す。ただ、現実では葬儀の場で技術の差があるのが実情だ。おくりびとアカデミーは、状況に応じた対応ができる人材を育成する学校として、その将来性が期待されている。

2015年には葬儀会社「ディパーチャーズ・ジャパン」を設立し、「おくりびと。のお葬式」をブランド化させた。通常の葬儀では、ほぼ通夜の直前に納棺師は外注されるが、死後、時間がたっているので十分なケアができず、「なぜもっと早く呼んでくれないのか」と、もどかしさを感じていたとのことだ。

「おくりびと。のお葬式」では、初期のケアから入り、葬儀の打ち合わせ、火葬まで一気通貫で行う。病院死が多くなった現在、直接葬儀場へ運ばれ、死に向き合わないまま火葬されるケースも多いが、儀式において時間と場所を共に過ごすことで、死を受け止め心を穏やかにするきっかけになるのではないだろうか。

会社専用の葬儀会館は全国で12店舗展開し、1店舗の件数は月12件で売上は年に約1億円。地域で選んでもらえるよう、折り込み広告やネット等を使い、葬儀の様子、スタッフの考え方等をPRしている。昨今は葬儀業界へ異業種参入も多く見られるが、儀式のかたちを整えれば完了するものでは決してない。葬儀会社の商品は、「死と向き合い、おくりだす」ことをサポートする人材であり、ここに価値を置かない限り、先は厳しいだろう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 葬儀業界の人材育成と生き残り戦術
00: 02: 01 木村 光希
00: 02: 59 『おくりびと』に技術指導をした納棺士の父から技術を学ぶ
00: 04: 08 木村 光希(キムラ コウキ)
00: 06: 21 【再掲】『おくりびと』に技術指導をした納棺士の父から技術を学ぶ
00: 06: 55 【再掲】木村 光希
00: 07: 07 納棺士としての活動
00: 09: 30 中国、韓国、台湾、マレーシア、香港での技術指導
00: 12: 45 【再掲】木村 光希
00: 13: 11 OKURIBITO ACADEMY
00: 13: 23 「おくりびとの納棺士」になるために学ぶ科目
00: 14: 34 どんな授業をしているかというと…
00: 16: 56 おくりびとアカデミーの学び
00: 18: 04 資料(1)
00: 26: 55 現状のお葬式
00: 32: 07 資料(2)
00: 34: 01 おくりびとのお葬式の流れ
00: 38: 42 葬儀社の設立
00: 42: 11 スタッフ
00: 45: 16 葬儀会館
00: 54: 01 資料(3)
講師紹介: 吉川 美津子(きっかわ みつこ)


『吉川 美津子』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:鈴木 実森

Copyright(c)