近藤氏は、横浜国立大学経営学部卒業し、米国留学。帰国後、ソフトウェア開発会社に就職し、アンダーセンコンサルティングに転職、通信会社のインターネット活用戦略策定プロジェクトなどに参画。2000年にビービットを設立し代表取締役に就任した。設立当時から日本ではまだ馴染みの薄いユーザビリティやユーザエクスペリエンスの重要性に着目し、コンサルティングを開始。人間の心理を理解することで多くのデジタルサービスの改善を行ってきた。
ビービットは創業以来、顧客の体験の向上をビジネス成果に結びつけることで大手企業のビジネスを支援し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて、様々な笑顔があふれる体験を提供する企業をたくさん創出し、笑顔があふれる社会を目指している。顧客体験を向上させるためのDXを「コンサルティング」+「SaaS」を組み合わせることで、戦略から組織定着まで一貫して支援し、大手企業のDX支援で多くの実績がある。
ビービットの名前の由来は、「“bit”という最小単位の事象を大切にする存在になろう(be)」という意味を表しており、一人一人は社会の中の小さな存在だけれども、小さなことを少しずつ、地道に、実直に積み重ねて行くことで、大きな成果、豊かな社会の実現に結び付けたい。また、世界で通用するよう英語の“vivid”の響きも取り入れ、明るく活き活きとした組織であると同時に、活き活きとした社会の実現に貢献したいという想いが込められている。
近藤氏にとっての構想力とは目的達成に対する情熱で、ある理想に対してどうそこに行きつくのか手段を設定する力。完璧に未来を見越して設計できる人はいない、目的を達成するためにどれくらい強い情熱をもっているかが重要で、手段1個を試してみて駄目だったといって諦めるのでは絶対に成功しない、何回も折れずにやり続けることが構想力の源泉になると語った。