最終回はイッシュー・ツリーを用いて課題を解決する方法の残りと論理の重要性を踏まえたコミュニケーションの方法について学習する。 賢いイッシュー・ツリーを作ることが問題解決では重要である。論理と情緒ではコミュニケーションでの表現の技術が異なることに注意し、文章のコミュニケーションではなるべく頭括・箇条型を用い、口頭のコミュニケーションは散漫になり、流れ易いことを自覚して、相手に考えを伝達すべきである。
賢いイッシュー・ツリーを作るためには、2つ以上のサブ・イッシューに分解する際、複数の方法・視点があることに注意し、最も有効・効果的な分け方を見つけ、全体の枠組みに大きな抜け洩れがないか、広い視点で考えることが重要となる。イッシュー・ツリー展開には、足し算、掛け算、要素・枠組みの方法がある。展開したサブ・イッシューの中で最も有効・効果的な方法を見つけ出すが、広い視点で考えないと、米国車の輸入が増えないのはR&D戦略上の課題という問題を見逃し、販路問題が原因という結論を出してしまう。 コミュニケーションとは人間同士が、言語その他により、情報、思想、感情などを伝達し、働きかけ合う手続き、またはその過程である。 知情意という3つの精神作用のいずれの側面においてもコミュニケーションは成立するが、ことばによるコミュニケーションでは伝えたい内容が正確・効果的に伝わることが大切である。起承転結という表現技術は必ずしも論理的な構成になっていない。 一方、判決の様式は論理訴求の表現技術の例である。バックグラウンドの違いを乗り越え意図した内容が意図した通り過不足なく双方向に伝わることが論理のコミュニケーションの第一義である。文章による論理的コミュニケーションでは、頭括型で段差をつけた箇条書きで、全体の骨格がどうなっているかを考えながら読むと理解が早く正確になる。口頭のコミュニケーションでは時間の流れという制約を踏まえ、イントロ、そして先に結論を言い、そのサポート構造の大筋を分かり易く説明、その上で間、視線、身振り等の表現を加えていきたい。逆に聞く場合は相手の主張等を想定、論理構造を考え、全体像を正しく理解する努力をする。議論する場合は争点と、主たるサブ・イッシューを明確にし、論理構造を明らかにして議論がかみ合うよう構造をカテゴリーに分け整理し、論点・意見の違いを明らかにして、事実を持って検討すべきである。
スライド 時間 タイトル 00: 00: 00 タイトル 00: 01: 01 イッシュー・ツリーを用いて課題を検討(解決)する 00: 01: 44 賢いイッシュー・ツリーをつくる 00: 02: 22 イッシュー・ツリー展開には、 00: 04: 05 「現実」の観察からヒントを得る 00: 05: 37 例題:外食チェーン売上拡大のイッシュー:その1 00: 05: 58 最も有効・効果的な分け方を見つけ出す 00: 06: 31 例題:外食チェーン売上拡大のイッシュー:その2 00: 09: 04 例題:日米貿易摩擦のイッシュー・ツリー:その1 00: 11: 41 例題:日米貿易摩擦のイッシュー・ツリー:その2 00: 12: 32 例題:日米貿易摩擦のイッシュー・ツリー:その3 00: 15: 12 例題:日米貿易摩擦のイッシュー・ツリー:その4 00: 20: 41 ここまでの3つのポイント 00: 21: 51 コミュニケーションを考える 00: 23: 02 コミュニケーションとは何か 00: 25: 07 人間の精神活動の領域 00: 26: 36 ことばによるコミュニケーションの分野(目的と方法) 00: 28: 02 表現の技術 00: 30: 25 論理訴求の表現の技術-判決の様式- 00: 31: 59 論理のコミュニケーション 00: 33: 28 ここまでの4つのポイント 00: 34: 54 文章による論理的コミュニケーションを考える 00: 35: 33 文章による論理的コミュニケーションの基本様式 00: 36: 33 文章を理解する(読み方) 00: 37: 47 例1 00: 39: 39 例2 00: 43: 02 論理的にメッセージを伝える(書き方) 00: 45: 25 箇条書きを考える(段差をつける) 00: 48: 54 ここまでの4つのポイント 00: 50: 05 口頭のコミュニケーション 00: 51: 09 口頭のコミュニケーションの特徴 00: 54: 43 議論をする場合の注意 00: 55: 57 争点と、主たるサブ・イシューを明確にする 00: 56: 33 議論の展開…争点と、主たるサブ・イシューを明確にする 00: 56: 58 (続き)議論の展開…争点と、主たるサブ・イシューを明確にする 00: 58: 43 ここまでの3つのポイント