ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 666

ニューノーマルの組織人材マネジメント(3)提言編


概要:
ニューノーマル時代を迎え、さまざまな問題が起きているが、いま行わなければならない最も根本的なこととして次の四つの提言を挙げる。メンバーシップ型雇用か、ジョブ型雇用かではなくキャリア自律への取り組み、働く目的による求心力と、遠隔を前提とした信頼関係構築能力向上への取り組み、ヨコ社会的な評価コミュニティーの構築、想定外事態に対応できるリーダーシップ開発への取り組みである。本番組では、これらの提言について解説する。
メンバーシップ型とは単一なタテ社会に帰属する日本での典型的な雇用形態であり、役割は柔軟であるが所属が固定的で序列が重視される。ジョブ型とは専門性を求めるため役割や職務を重視するが所属や序列は柔軟で、欧米で主流の雇用形態だ。

コロナ禍で小売は店舗からネットへ加速するなど多様な変化が生まれ、ゼネラリストでは成果が出せないビジネスモデルが増えてきたが、いま日本企業に問われているのは無限定性が強い伝統的メンバーシップ型正社員を伝統的ジョブ型雇用にすることではない。オペレーション的な仕事を固定するのではなく、仕事自体をプロジェクト的に随時定義し直し、その中で個人の役割や仕事の進捗を可視化していくことだ。そうすればフリーランス等の外部資源も活用しやすくなる。

専門性を身に付ける取り組みを会社主導で行うことも大切だ。安心社会的な求心力は揺らいでおり、働く目的を共有して遠隔でも確実に行える仕組みをつくり、幅広く事例を活用した対話を重ね、腹落ちさせることが急務である。リモート会議やオンライン接客など、遠隔だからこそ相手の理解や反応を想定しながらの説明や言葉選びにより、信頼を構築する能力の向上が必要だ。

評価は客観性より納得性が肝要であり、個人の成果や貢献度の可視化が進むと、なぜそうしたのか説明することや、ヨコ社会による対話を通じた評価コミュニティーの形成により納得を得られることが重視される。前例参照やマニュアル化ができないのが想定外事態であるが、求められるリーダーとは、情報が少ない中でも思考停止にならず、損失リスクをシミュレーションしたり、全て確率で考える訓練をしたりして意思決定できる人だ。

関係各所の意見を聞いてバランスを取るのではなく、双方両立できるように絞り込んだ解決策を発想したり、状況に応じた対応をしたりするなど、本質を的確に理解する対話力が不可欠となる。キャリアショックが多発するのがニューノーマルの時代であるが、何型雇用であろうとキャリア自律が前提になければ対応できない。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 組織人事ライブ#666 ニューノーマルの組織人材マネジメント(3)提言編
00: 00: 51 組織人事ライブ#666 ニューノーマルの組織人材マネジメント(3)提言編
00: 01: 44 4つの提言
00: 05: 10 メンバーシップ型かジョブ型かではない(1)
00: 05: 15 メンバーシップ型かジョブ型かではない(2)
00: 16: 56 ジョブ型を乗り越えようとした米国のキャリア自律の歴史(1)
00: 17: 03 ジョブ型を乗り越えようとした米国のキャリア自律の歴史(2)
00: 25: 09 日本はどうするべきか(1)
00: 25: 11 日本はどうするべきか(2)
00: 30: 43 安心社会的求心力が揺らぐ(1)
00: 30: 56 安心社会的求心力が揺らぐ(2)
00: 36: 03 遠隔で信頼をつくる(1)
00: 36: 05 遠隔で信頼をつくる(2)
00: 40: 26 個人のパフォーマンスを可視化する(1)
00: 40: 31 個人のパフォーマンスを可視化する(2)
00: 44: 24 歴然とした差をどう納得と変容につなげるか(1)
00: 44: 29 歴然とした差をどう納得と変容につなげるか(2)
00: 49: 15 想定外事態の問題(1)
00: 49: 18 想定外事態の問題(2)
00: 53: 52 求められるリーダーシップ(1)
00: 53: 54 求められるリーダーシップ(2)
00: 59: 23 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

『高橋 俊介』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:岩崎 里衣

Copyright(c)