ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
量子コンピューターが拓く未来 > 量子コンピューターが拓く未来 01

量子コンピューターの基本と今後の展望


概要:
<講義資料ダウンロード不可>

われわれの身近にある物質を表す最小単位は分子で、それらを構成するものがさらに小さい原子、その原子核の中にあるエネルギーを量子と呼ぶ。これ以上小さいものは世の中に存在しない。既存の物理法則が成り立たない、実に100兆分の1センチの世界だ。1980年代に理論が生まれ、1990年代後半には人為的につくり出すことに成功している。当シリーズは、近年急速に実用化が始まってきた量子コンピューター分野を2回にわたって解説していく。講師には、研究開発の先陣を切るアイ・ビー・エム社の森本典繁氏を迎える。

森本氏は、慶應義塾大学理工学部を卒業後、日本IBMに入社、基幹業務用大型コンピューター等の開発に従事。1995年にマサチューセッツ工科大学EESCにて修士号を取得。IBM東京基礎研究所に入所、モバイルコンピューティングの研究プロジェクトリーダーなどを担当。その後、同所研究所長等を経て、2017年より現職。

粒子と波の性質を併せ持ち、観測した瞬間に状態が一つになる重ね合わせや、光速より速い量子もつれ、不可能な壁をもすり抜けるトンネル効果などの特徴を持つ量子を用いた量子コンピューターは、従来のコンピューターと比べてビットが大きく異なる。これまでは0か1、コインに例えれば表か裏面のどちらかだが、量子コンピューターはコインを立て、こまのようにくるくる回転させているようなイメージだ。回し続けることで、1ビットなら2通り、10ビットで1024通り、20ビットでは100万通りと、指数関数的に同時処理パフォーマンスが上がり、けた外れの計算能力を得る。量子状態の安定度も、昨今飛躍的に改善されている。場所を取るスーパーコンピューターと違い、心臓部の量子ビットチップを搭載した基板と、冷却して制御する冷凍機、影響を与えるマイクロ波装置だけのコンポーネントは、高さ200センチ、幅60センチほどの筒型に収まってしまう。

今後さまざまな活用が期待されている。新薬の発見やゲノム解析などの創薬・生命科学領域、金融データのリスク分析や複雑な物流の最適化、未知なる素材の創出。AIや機械学習等大規模なニュートラルネットの算出など、あまたの組み合わせの中から一つの最適解を見つけ出すタイプのタスクに向いている。量子コンピューターは、スパコンが処理しきれない演算を肩代わりするものであって、パソコンやスマホのように直接個人が使うものではないが、いずれ誰もがアクセスできる時代が到来するだろう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 量子コンピューターの基本と今後の展望
00: 00: 46 講師プロフィール
00: 01: 44 シリーズ一覧
00: 02: 18 そもそも量子とは ?
00: 03: 34 量子が持つ不思議な性質
00: 05: 17 量子的な世界
00: 09: 15 指数関数的な処理パフォーマンスの向上(1)
00: 10: 08 指数関数的な処理パフォーマンスの向上(2)
00: 11: 01 指数関数的な処理パフォーマンスの向上(3)
00: 11: 21 Example for “exponential growth” case
00: 13: 08 量子コンピューター活用の期待分野
00: 16: 31 量子コンピューターとは
00: 20: 18 量子を制御するには
00: 24: 21 飛躍的な改善を見せる量子状態の安定度
00: 27: 20 資料(1)
00: 27: 37 資料(2)
00: 28: 25 量子コンピューターのRoad map
00: 30: 28 量子コンピューター進化の要素
00: 34: 12 Building Quantum Computer Eco-system around the World
00: 36: 21 Hello Quantum: The Making of a Seriously Fun Quantum Game
00: 39: 00 Q Camp ‘19 in New York + Vermont
00: 40: 26 Introducing the IBM Q System One
講師紹介: 森本 典繁(もりもと のりしげ)


『森本 典繁』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:坂本 安代

Copyright(c)