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WHY? WHAT? HOW?で考えるプレゼンテーション > WHY? WHAT? HOW?で考えるプレゼンテーション 4-1

HOW?(2)
~プレゼン実演と準備のコツ~


概要:
いよいよプレゼン本番を成功に導く解説に入る。よくある「上がり症」を克服するには、入念な準備を重ねるに限る。十分な事実分析やロジック構成ができたのなら、プレゼン本番でのストーリー展開を念頭にリハーサルを実施したい。仲間に内容や話し方などを指摘してもらったり、想定される質問を考えるうちに確信を持つことができる。相手側との信頼関係を前提に、自信や熱意に裏付けられた感情訴求と、論旨展開や分析などの合理訴求をうまくかみ合わせて相手に伝達できれば、共感を持って相手を動かすことができよう。
自身の持てる力を発揮して事実分析と論旨展開を終えたら、プレゼン資料を本番直前まで細かく訂正を繰り返すのはそこそこにして、ストーリーづくりやリハーサルなどパフォーマンス向上に力を注ぎたい。お勧めしたいのは、自分のプレゼンを録画して第三者の目で見ること。1回目は音声のみを聞いて自身の話し方の癖を発見する。2回目は映像のみにして、表情、しぐさ、リラックス度などをチェックし、最後にもう一度総合的に見直す。仲間から前向きかつ率直に指摘してもらうのも非常に参考になる。 プレゼン草稿は全文にせずキーワード中心にして棒読みは避けたい。
質問を想定することは重要で、「脳シミュレーション」と言えるぐらい徹底したい。タフな質問を最低三つは考え、場合によっては根拠資料も用意する。これらのリハーサルを繰り返すことでプレゼンの流れに確信を持てるようになり、上がる原因として最も多い「自信がない」「質問が怖い」状況から抜け出すことができる。プレゼン当日は、遅くとも会場に30分前に到着して機材の設定や確認作業を済ませる。本番に入ったら「私に30分時間を頂きたい」などMC(Master of Ceremony)を自ら買って出るとよい。スクリーンそばで30度ほど体を回して立つのが基本姿勢。上がる理由としてよく上げられる「聴衆が怖い」状態は、うなずいている「同調者」とアイコンタクトを取るようにすると落ち着く。キーマンが厳しい表情ならばネクタイの結び目当たりに視線を置くといいだろう。イタリア人のような大げさなジェスチャーイメージがプレゼンにはちょうどいい。
質問は「満足度や実行確率を高めるチャンス」と捉え、冗長なものは要点をメモして確認するのも効果的。根幹をなす数字だけは間違えないように注意する。即答できない質問には素直に謝り、回答期限を逆提案したい。プレゼン時間の変更や機材の不調など突発リスクもできるだけ想定する。ここまで準備が徹底できれば、論理性と自信・熱意をバランスよく訴求でき共感をつかむプレゼンターとなるのは間違いない。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 HOW?(2)~プレゼン実演と準備のコツ~
00: 00: 38 講義全体の流れ
00: 02: 01 あなたは上がり症ですか? であるなら、克服するためのヒントは...(1)
00: 02: 53 あなたは上がり症ですか? であるなら、克服するためのヒントは...(2)
00: 07: 21 あなたは上がり症ですか? であるなら、克服するためのヒントは...(3)
00: 09: 37 あなたは上がり症ですか? であるなら、克服するためのヒントは...(4)
00: 10: 28 あなたは上がり症ですか? であるなら、克服するためのヒントは...(5)
00: 10: 50 リハーサルとセットアップ事項を忘れない(1)
00: 12: 13 リハーサルとセットアップ事項を忘れない(2)
00: 17: 08 リハーサルとセットアップ事項を忘れない(3)
00: 18: 07 プレゼンテーション本番で使えるスキルを磨く
00: 30: 21 質問者は敵ではない。質疑で満足度が上がるので、・・・
00: 35: 25 最悪の事態を想定してリスク*マネージメントを徹底する
00: 41: 26 プレゼンテーションの評価軸を考える(1)
00: 41: 48 プレゼンテーションの評価軸を考える(2)
00: 42: 00 プレゼンテーションの評価軸を考える(3)
00: 42: 36 プレゼンテーション評価
00: 43: 06 最後に・・・(1)
00: 43: 13 最後に・・・(2)
00: 43: 18 最後に・・・(3)
00: 43: 24 最後に・・・(4)
00: 43: 31 最後に・・・(5)
講師紹介: 菅野 誠二(かんの せいじ)
有限会社ボナ・ヴィータ 代表取締役(経営コンサルタント)
早稲田大学法学部卒業。IMD経営学大学院MBA。ネスレ日本株式会社にて営業、ブランドマネジャーを務める。マッキンゼー&カンパニーにて数々の大手企業へのコンサルティングを経験。ブエナビスタ(ディズニーのビデオ部門)にてマーケティングディレクターを務める。
1999年、ボナ・ヴィータ社を設立しベンチャー数社を支援する傍ら、コンサルティングとアクションラーニングを通じた企業変革に携わっている。


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  アシスタント:松岡 泰之

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