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WHY? WHAT? HOW?で考えるプレゼンテーション > WHY? WHAT? HOW?で考えるプレゼンテーション 3-1

HOW?(1)
~プレゼン資料作成の基本~


概要:
今回は資料づくりについて、特にビジュアル・チャート化の要諦を解説する。資料作成の目的は、説明の流れを分かりやすく整理、結論を印象づけて納得を得ることにある。多忙な経営層が思考の妨げを誘発するような資料は避けたい。そのためにもビジュアル・チャート化は有用だ。受け手側が直感的に捉えられて伝わりやすくなるだけでなく、プレゼンター側も論理思考の整理や構造化の確認、本当に伝えたいことの抽出などができ相互理解を促進する利点がある。さまざまなチャートをどのように使い分けるか等詳細に説明する。
プレゼンター側は、ビジュアル・チャート化の完成度を高めるほど思考の漏れや抜けもチェックでき、分析の質も向上、重要項目をキーチャート化するなどメリハリを付けられるようになる。一方、受け手側は分析の意図がさらに分かりやすくなって直読性も増し、キーメッセージが受け手の記憶にしっかりと残るであろう。時間に追われる経営トップのプレゼン理解をスムーズにさせ、ストレスを感じさせない資料作成は欠かせない。全体的に文字は16ポイント以上とし、メッセージやタイトル、チャートなどを配置するフォーマットは、受け手との共通ルールが形成されるので統一しておきたい。チャートには、文章(テキスト)・コンセプト(概念や定性)・データ(定量)の3タイプがある。テキストチャートは文字を多用せず、KISS(keep It Short&Simple)すなわち簡潔・明瞭を心掛けたい。コンセプトチャートは2次元表現を基本とし、横軸と縦軸で構成する。人間はまず横軸を左から、次に縦軸を上から下へ目線を追う傾向にあることに留意する。3次元を表現したいときはマトリックス表の方が有効であろう。定量表現は、色を変える、○や×を付記するなど工夫を加えると定性的表現となってメッセージが伝わりやすくなる。概念図作成はセンスも多分に影響するので、上手な人の手法に注意を払い積極的に取り入れる姿勢が大事だ。問題抽出から課題を設定、そこから戦略と具体策が導かれる相互関連をまとめたチャート図が1枚あれば原因と解決策のつながりが理解しやすい。データチャートはパイチャート(円グラフ)、棒グラフ(横棒と縦棒)など5つの基本形を押さえ、データからメッセージを決定した後、分析や比較する根拠を示すチャートを選択する。構成比、時系列、頻度分布、相関、想定条件の設定など比較方法別にチャートの特徴を把握して使い分ける。1チャート1メッセージが原則で、矢印や図形は明確な意図を持った上で使用するようにする。図表のスケール選択では、単位軸を恣意的に切らず公正な表現を旨としたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 HOW?(1)~プレゼン資料作成の基本~
00: 00: 38 講義全体の流れ
00: 00: 43 どちらが分かりやすいでしょう? それは何故だと思いますか?
00: 05: 30 このチャートの問題点が分かりますか?
00: 10: 18 複数回答のデータは、合計が100%が前提のパイを使わない…
00: 11: 48 難解な資料を作っていませんか?(1)
00: 12: 48 難解な資料を作っていませんか?(2)
00: 13: 05 チャート視覚化の基本構造は、横軸の時間の流れと、深みの縦軸
00: 15: 25 ヴィジュアル・チャート化の利点は何か?
00: 17: 54 まず、統一フォーマットを設定する
00: 19: 41 図表の構成要素と意味合いを理解する
00: 20: 51 3タイプのチャートを使いこなす
00: 21: 08 テキストチャート
00: 21: 10 テキストチャートは、KISS “Keep It Short & Simple ” アプローチで短く、平易に書く
00: 23: 15 KISS “Keep It Short & Simple ” アプローチの事例A
00: 24: 09 エグゼクティブサマリーは聞き手の好みや流儀に合わせて、文章の詳細度合いを調節する
00: 25: 09 どの書体を選択すべきか?
00: 26: 17 コンセプトチャート
00: 26: 24 二次元チャートの基本は縦・横軸と座標位置で表現する。・・・
00: 28: 24 3次元表現を平面で行うことも可能。しかし複雑性が増す
00: 28: 44 5W1Hを軸として共通項を括ることはチャートの基本
00: 29: 44 矢印、補助線、図形、色、シェードなどの定性的要素を明確な意図をもって使用すると、・・・
00: 31: 22 チャートの描き方 コンセプトチャート 流れ、位置、ステップ
00: 32: 03 チャートの描き方 コンセプトチャート 関連、構造
00: 33: 36 コンセプトチャート 回転、循環
00: 34: 21 データチャート
00: 34: 26 データチャートの基本形はわずか5つ 他はこの変化・複合型
00: 35: 44 チャート作成は3ステップで(1)
00: 36: 12 チャート作成は3ステップで(2)
00: 38: 10 チャート作成は3ステップで(3)
00: 38: 51 データチャート作成のガイドラインをまず、マスターする(1)
00: 39: 26 データチャート作成のガイドラインをまず、マスターする(2)
00: 39: 54 データチャート作成のガイドラインをまず、マスターする(3)
00: 39: 59 データチャート作成のガイドラインをまず、マスターする(4)
00: 40: 52 データチャート作成のガイドラインをまず、マスターする(5)
00: 41: 27 データチャート作成のガイドラインをまず、マスターする(6)
00: 42: 25 データチャート作成のガイドラインをまず、マスターする(7)
00: 44: 31 チャートの描き方 データチャート 上級編①
00: 45: 26 データチャート 上級編②
00: 45: 58 データチャート 上級編③
00: 46: 47 ヴィジュアル・チャート化には7つのチェックポイントを確認する
講師紹介: 菅野 誠二(かんの せいじ)
有限会社ボナ・ヴィータ 代表取締役(経営コンサルタント)
早稲田大学法学部卒業。IMD経営学大学院MBA。ネスレ日本株式会社にて営業、ブランドマネジャーを務める。マッキンゼー&カンパニーにて数々の大手企業へのコンサルティングを経験。ブエナビスタ(ディズニーのビデオ部門)にてマーケティングディレクターを務める。
1999年、ボナ・ヴィータ社を設立しベンチャー数社を支援する傍ら、コンサルティングとアクションラーニングを通じた企業変革に携わっている。


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  アシスタント:松岡 泰之

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