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キャッシュレス社会の現状と展望 > キャッシュレス社会の現状と展望 03

スマートマネー構想
~auが進めるFinTech~
ゲスト:藤井達人氏(auフィナンシャルホールディングス株式会社 執行役員 最高デジタル責任者 兼 フィンテック企画部長)


概要:
前回は、金融機関から見たキャッシュレス社会についての展望を伺った。今回は、個々人にとってキャッシュレス化が及ぼす影響を検証する。スマートフォンは、今や社会インフラとしての地位を獲得し、生活の場になくてはならないモバイル機器となった。そのスマートフォンでさまざまなサービスを展開する、auフィナンシャルホールディングス株式会社の執行役員・最高デジタル責任者兼フィンテック企画部長・藤井達人氏をお迎えし、同社が想定するキャッシュレス社会と、その先に描く世界観を伺う。
藤井氏はこれまで、外資系コンサルティング企業で金融機関向けの業務に、メガバンクでFinTechの導入・スタートアップ企業のオープンイノベーションなどに携わり、現在はauにおいて、FinTech事業を推進する部門に従事している。 KDDIは、スマートフォンサービスを行う通信事業者として、決済・金融事業との親和性が高い。世界の潮流として、さまざまな社会活動でスマホが利用されるようになってきた。日常的なお金の管理も、スマホで対応できるようになってきた。キャッシュレス社会が浸透すると、日常の消費活動に加え、長期的なお金の管理も全てスマホ中心に行える時代が来るだろう。auは、通信にとどまらず、金融、エンターテインメント、エネルギーなど、さまざまな消費サービスを提供しているため、ライフデザインも提案できると考えている。
スマホと金融の融合では、auは2008年に、三菱UFJ銀行と合弁でモバイル専業のじぶん銀行を既に開設している。現在は300万ユーザーを誇り、世界トップクラスのチャレンジャーバンクに成長した。プリペイド式電子マネーカードのau WALLETは、2014年にサービスを開始し、現在の会員数は、2000万人を超えた。1000億円超の残高を保有するなど、au経済圏の中で便利に利用できるエコシステムを形成し、拡大を続けている。
auがその先に見据えるのは、スマホで全てが完結し、ワンストップな決済・金融体験を実現する「スマートマネー構想」の実現だ。au WALLETアプリを利用すれば、現在でも既にiDeCo(個人型確定拠出年金)、個人間送金などが可能で、ポイント運用、小額ローンなど、スマホ・セントリック(中心)なサービスを順次拡充予定。グループ内の金融系7社をauブランドで統一し、FinTech事業を強力に推進している。キャッシュレス社会の実現には、便益を得る事業者・利用者の視点で考え、最も利用されるシーンが多いスマートフォンを中心にビジネスの構造設計を行うことが鍵になるだろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 スマートマネー構想
00: 02: 29 スマートマネー構想/auが進めるフィンテック
00: 02: 41 スマホ・セントリック
00: 03: 17 通信とライフデザインの融合
00: 03: 57 スマホ × 金融
00: 06: 06 au WALLET会員数は2,000万超に
00: 06: 30 au WALLETが拡げるエコシステム
00: 07: 43 スマートマネー構想
00: 08: 01 スマホ金融への拡がり
00: 09: 03 ワンストップな決済・金融体験を
00: 09: 51 スマホ・セントリックなサービスを拡充
00: 15: 32 スマートマネー構想
00: 18: 25 スマートマネー構想の実現に向けて
00: 18: 57 7社をauブランドで統一
00: 21: 09 決済から金融事業への広がり スマートマネー構想
00: 21: 29 auフィナンシャルホールディングス内にFintech企画部を設置しグループ連携を推進
00: 23: 38 KOIF3号「投資プログラム」にFintech追加
00: 26: 37 キャッシュレスが社会にもたらす便益を考える
00: 26: 50 キャッシュレスがもたらす便益について考える
00: 29: 59 キャッシュレスが一定以上進まない理由
00: 32: 37 事業者は本当に便益を受けるのか?
00: 36: 05 事業者の便益は効率的なマーケティング
00: 38: 45 地方創生とキャッシュレス
00: 44: 07 将来的には小売店売上向上のためのコンサルティングも可能に
00: 45: 52 事例:Grab社(東南アジア)
00: 48: 46 消費者側の不便はテクノロジーで解決可能なケースも
00: 50: 16 政府が進めるキャッシュレス施策
00: 51: 54 日本のキャッシュレス、米国のキャッシュレス
00: 54: 17 消費者が考慮すべきキャッシュレス社会の論点
00: 56: 23 価格安定を目指す仮想通貨 “ステーブルコイン”
講師紹介: 丸山 弘毅()


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  アシスタント:谷口 菜月

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