ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
キャッシュレス社会の現状と展望 > キャッシュレス社会の現状と展望 02

FinTech市場の拡大に向けたアプローチ
~みずほフィナンシャルグループの事例~
ゲスト:大久保光伸氏(株式会社みずほフィナンシャルグループ/株式会社Blue Lab CTO)


概要:
世界中のさまざまな分野でキャッシュレス社会が広がっている。企業は、この変化をビジネスチャンスと捉え活発な動きを見せているが、果たしてキャッシュレスは手段なのか、目的なのか。キャッシュレス社会が行き着く先には、どんな未来が待ち受けているのだろうか。金融機関が行う、キャッシュレス社会に向けたアプローチを紹介する。 本番組では、株式会社みずほフィナンシャルグループ/株式会社Blue LabのCTO、大久保光伸氏をお迎えし、同社のFinTech市場拡大に向けたアプローチを深掘りする。
キャッシュレス社会が広がり、現金を扱う必要が減少したため、金融業界では、店舗数を削減し業務の効率化を図る取り組みが始まっている。オンライン決済などの利用で対面が減り、企業は顧客ニーズの把握が難しくなっている。デジタルとリアルの融合によって、日々コンタクトできる顧客接点を確立し、真のニーズを充足させるエコシステムの形成が必要である。例えばアリババは、オンライン・オフライン両方の店舗での購入情報などを統合し、信用情報として融資などに活用している。その情報を基に販売促進キャンペーンを展開するなど、データドリブンによる新しいバリュージャーニーの創出にも成功した。

みずほグループでは、2019年5月に、オープン&コネクトを基本戦略に据え、非金融領域への対応力を最大限に生かして次世代金融への転換を図るべく、5カ年経営計画を策定した。 同社では、預金・融資・為替の既存業務で培った、認証・スコアリング・プライシングのサービスを特化させ、外部に提供することで業務の拡張を目指している。FinTech市場の拡大に向けて、「API」の利活用によりスタートアップや外部企業との連携を推進し、クロスインダストリのビジネス開発を始めている。オープンイノベーションの軸としてBlue Labを創設し、プラットフォームビジネスの取り組みも推進している。

Blue Labでは、最終的に完全自動運転銀行を目指しているが、今は、銀行の口座開設や住宅ローンの申し込み手続きを自動化したAIを、来年度から提供する段階にある。同社から独立した日本版個人信用情報J.Scoreは、多用途での利用が予想され、期待が大きい。デジタル通貨を利用した支払い送金アプリJ-Coin Payは、3月1日から提供が開始された。 デジタル社会においては、個人のIDが重要で、その人の行動データはIDに順次蓄積されていく。みずほフィナンシャルグループでは、データ情報ハブとして、市場データから個人情報・機密情報まで「なんでも預かる銀行」の実現を目指している。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 みずほフィナンシャルグループの事例
00: 02: 02 FinTech市場の拡大に向けたアプローチ
00: 02: 34 自己紹介「おおくぼ みつのぶ」
00: 05: 54 アジェンダ
00: 06: 23 デジタルとリアルの融合
00: 07: 43 データドリブンによるバリュージャニー
00: 09: 18 5カ年経営計画 次世代金融への転換
00: 09: 38 デジタルイノベーションによる既存業務の拡張
00: 14: 50 FinTech市場の拡大に向けたアプローチ
00: 16: 49 新たな合弁会社の設立「株式会社Blue Lab」
00: 19: 00 Blue Labの案件マップ
00: 21: 27 【事例】J.Scoreの概要
00: 24: 32 【事例】J-Coin Pay
00: 24: 39 J-Coin Pay 参加金融機関
00: 26: 48 【課題】Bank ID(仮称)を基点とした経済圏の拡大(1)
00: 28: 40 【課題】Bank ID(仮称)を基点とした経済圏の拡大(2)
00: 28: 57 【課題】Bank ID(仮称)を基点とした経済圏の拡大(3)
00: 29: 10 【課題】Bank ID(仮称)を基点とした経済圏の拡大(4)
00: 29: 35 【課題】Bank ID(仮称)を基点とした経済圏の拡大(5)
00: 30: 48 シェアリングエコノミー
00: 31: 48 シェア・ニッポン案件(地方創生)
00: 32: 45 みずほFinTechのAPIエコシステム
00: 35: 39 企業間支払の柔軟化
00: 36: 47 不動産関連のインフラ料金ダイナミックプライシング
00: 37: 19 サーキュラーエコノミー(1)
00: 37: 37 サーキュラーエコノミー(2)
00: 38: 02 サーキュラーエコノミー(3)
00: 38: 28 興銀リースグループ第6次中期経営計画
00: 38: 40 【再掲】サーキュラーエコノミー(3)
00: 40: 57 IoT決済の研究開発項目
00: 41: 07 ①IoTプラットフォーム連携(1)
00: 41: 10 ①IoTプラットフォーム連携(2)
00: 41: 11 ①IoTプラットフォーム連携(3)
00: 41: 32 ①IoTプラットフォーム連携(4)
00: 41: 35 ①IoTプラットフォーム連携(5)
00: 41: 39 ①IoTプラットフォーム連携(6)
00: 41: 41 ①IoTプラットフォーム連携(7)
00: 41: 50 【再掲】IoT決済の研究開発項目
00: 47: 21 ②プライシングサイエンス
00: 48: 03 ②ダイナミックプライシング(1)
00: 48: 21 ②ダイナミックプライシング(2)
00: 49: 03 ②ユースケース
00: 49: 45 スマートスタジアム構想における『IoT決済』
00: 53: 15 対象業界におけるAPI関連課題の抽出
00: 53: 37 小売 API活用仮説①
00: 53: 45 小売 API活用仮説②
00: 54: 34 不動産 API活用仮説
00: 54: 45 不動産×シェアリングエコノミー API活用仮説
00: 55: 13 自動車 API活用仮説
00: 55: 22 スポーツ API活用仮説
00: 55: 59 物流 API活用仮説
00: 56: 46 中期ビジョン
00: 57: 24 データのオープン化シナリオ
講師紹介: 丸山 弘毅()


『丸山 弘毅』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:谷口 菜月

Copyright(c)