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WHY? WHAT? HOW?で考えるプレゼンテーション > WHY? WHAT? HOW?で考えるプレゼンテーション 2-1

WHAT?
~コミュニケーション戦略のストーリーを考える~


概要:
一般に人は論理よりストーリー展開の方が理解しやすいといわれる。プレゼンテーションも同様で、組織を動かすには、事実の流れを無理なくつなげていくストーリーづくりは欠かせない。その基礎となるのは、結論に向け帰納法や演繹法などで裏付けされた論理根拠がツリー状に積み重ねられたピラミッド構成図。そこからは経営層対象サマリーや説明資料等も導き出せる。プレゼン本番前にはチャート展開のチェック等を徹底、結論・根拠・具体策の3要素をベースにストーリーを完結させ、相手の共感も呼び起こして決裁へ導く。
最終合意を得るには、信頼訴求・合理的訴求・感情的訴求の3段階のコミュニケーションが必要だ。信頼訴求はベースとなるので、相手の事業ビジョンや悩み事などの分析・調査と理解は尽くしたい。合理訴求と感情訴求については、先方の状況に合わせ臨機応変に組み合わせる。ピラミッド構成は、結論とメインメッセージをトップに、縦軸下方へは「なぜならば(Why So?)」のサブメッセージをトップダウン的につなげる一方、上方へは「だから(So What?)」のボトムアップアプローチ関係になることを意識する。横軸は、重複せず漏れもない事実検証(MECE)か3C(Customer・Competitor・Company)等の重要事項分析で関連づけられる。ピラミッドの論理構成手段としては、帰納法・関係論証法・演繹法がある。帰納法は事実の列挙から結論を導くもので、最も一般的だが、MECEが構成されていない場合は根拠が甘くなる。重大事実が出れば結論を刷新する勇気は持っておきたい。関係論証法は帰納法の一種で、個別事情から判断基準を論証して帰結する方法。反対している相手の説得には有効だが、結論への確信度が伝わらない危険性もある。演繹法は、是とする判断基準から論理的に結論を得る方法。理詰め過ぎる印象を与えるので採用には注意したい。一般に、事実抽出を経て、帰納法的にMECEを念頭に共通項でくくりながら、製造や販売などを項目としてグルーピングを重ね、So What?でメッセージを練り上げ結論をまとめる。最終的には、So What?(結論)・Why So?(根拠)・How?(具体策)が相互にリンクした完結ストーリーラインを完成させる。プレゼン事前準備の際は、「コマ割りチャート」表を作成、1チャート1メッセージ原則や視覚訴求などに留意しながら、共感を呼ぶストーリーの流れを確認する。印刷チェックも意外と有用だ。特に経営層にはSo What?やWhy So?の論理根拠は押さえる必要があるが、実際に実行されるかどうかは、いかに具体策が先方のふに落ちているかにかかっていることも覚えておきたい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 WHAT?~コミュニケーション戦略のストーリーを考える~
00: 00: 33 講義全体の流れ
00: 00: 39 ストーリーこそすべて(1)
00: 00: 45 ストーリーこそすべて(2)
00: 03: 12 ストーリーこそすべて(3)
00: 04: 08 トップ層向けはストーリーライン重視 組織を動かすにはストーリーラインからストーリーを創る(1)
00: 04: 39 トップ層向けはストーリーライン重視 組織を動かすにはストーリーラインからストーリーを創る(2)
00: 08: 43 困難な課題の解決方法を実行するためには、3つの訴求を使い分けるコミュニケーションによって・・・(1)
00: 12: 10 困難な課題の解決方法を実行するためには、3つの訴求を使い分けるコミュニケーションによって・・・(2)
00: 12: 26 困難な課題の解決方法を実行するためには、3つの訴求を使い分けるコミュニケーションによって・・・(3)
00: 15: 49 困難な課題の解決方法を実行するためには、3つの訴求を使い分けるコミュニケーションによって・・・(4)
00: 17: 28 伝えるべきことの中核を決定する
00: 17: 55 エレベーター・トークを「つかみ・本体・結び」に分けてストーリーラインを作成する(1)
00: 17: 59 エレベーター・トークを「つかみ・本体・結び」に分けてストーリーラインを作成する(2)
00: 18: 07 エレベーター・トークを「つかみ・本体・結び」に分けてストーリーラインを作成する(3)
00: 18: 15 エレベーター・トークを「つかみ・本体・結び」に分けてストーリーラインを作成する(4)
00: 18: 51 合理訴求として、「論理的」であるとは、何を意味するのか?
00: 20: 23 ピラミッド構成は、縦軸で課題に対する結論をその理由であるサブ・メッセージ(事実か判断基準)…
00: 22: 04 ピラミッド構成から様々な形式へ展開できる
00: 22: 52 ピラミッド構成はストーリーラインへの展開も容易
00: 24: 15 合理訴求には、ピラミッド構成が最適
00: 27: 26 調査・分析フェーズでは「空・雨・傘」と、重要な事実から意味合いを抽出して・・・
00: 30: 03 早期に仮説思考でまず言いたいことをメッセージ化し、トップダウンアプローチを採る。・・・(1)
00: 30: 05 早期に仮説思考でまず言いたいことをメッセージ化し、トップダウンアプローチを採る。・・・(2)
00: 31: 06 早期に仮説思考でまず言いたいことをメッセージ化し、トップダウンアプローチを採る。・・・(3)
00: 33: 12 ピラミッド構成には帰納法、関係論証法、演繹法と3つのタイプがある
00: 38: 06 それぞれの型は、特長を勘案して使い分ける
00: 40: 27 聞き手のキーマンの嗜好に合わせて論理の型を選択する
00: 40: 42 3ステップでメッセージを先鋭化する(1)
00: 40: 53 3ステップでメッセージを先鋭化する(2)
00: 41: 15 3ステップでメッセージを先鋭化する(3)
00: 41: 26 帰納法の結論が演繹法の前提になりうる
00: 44: 55 帰納法では、結論をMECEまたは重要項目によって並列的に支持すればよい
00: 46: 03 So-What?の使い方には「観察」と「洞察」によるものがある
00: 46: 45 関係論証型と帰納法型は同グループ内では混合不可。 並列レベルであれば混合できる
00: 48: 12 詳細な提案をする場合は完結ストーリーラインを使う
00: 48: 56 So What?の答えとして(結論)、Why-So?の(根拠)、How?の(具体策)3要素で、・・・
00: 49: 30 プレゼンテーションの段階、聴衆の課題認識によって完結メッセージのバランスを決定する
00: 52: 32 ピラミッドストラクチャーを基礎に、おおまかなストーリーを作成する
00: 53: 32 ストーリーの流れを確認し、大まかなチャート・イメージに落とすチャートも・・・
00: 56: 45 トピックタイトルよりもメッセージタイトルを書く(1)
00: 57: 08 トピックタイトルよりもメッセージタイトルを書く(2)
00: 58: 10 チーム全員でコマ割りチャートを作成する
00: 58: 40 【再掲】ストーリーの流れを確認し、大まかなチャート・イメージに落とすチャートも・・・
講師紹介: 菅野 誠二(かんの せいじ)
有限会社ボナ・ヴィータ 代表取締役(経営コンサルタント)
早稲田大学法学部卒業。IMD経営学大学院MBA。ネスレ日本株式会社にて営業、ブランドマネジャーを務める。マッキンゼー&カンパニーにて数々の大手企業へのコンサルティングを経験。ブエナビスタ(ディズニーのビデオ部門)にてマーケティングディレクターを務める。
1999年、ボナ・ヴィータ社を設立しベンチャー数社を支援する傍ら、コンサルティングとアクションラーニングを通じた企業変革に携わっている。


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  アシスタント:松岡 泰之

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