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企業と心理学 > 企業と心理学 21

伝わるコミュニケーション
伝わらないコミュニケーション


概要:
近年、デジタル技術が目覚ましく進化する一方で、人間同士のコミュニケーション不全が深刻さを増している。企業の中では、上司と部下の対人関係の悪化や確認不足に伴う損失が広がる。一般庶民の生活では、生きづらさはもとより、デマやパニックの拡大も引き起こされる。ウイルス脅威で世界中が大混乱に陥っている現在、マスクを買いに走る前に、ちょっと考えてみてはどうだろう。当シリーズ第21回目は、コミュニケーションとはそもそも何かを掘り下げ、相手に伝わるコミュニケーションの基本作法を押さえていく。
人類にはコミュニケーションにおける3大革命がある。一つ目は数万年前の「言葉の発明」で、個体間の情報交換が可能になった。同じヒト科のネアンデルタール人が滅び、われわれの祖先であるクロマニョン人が生き残った理由は、言語能力の高さだと言われている。二つ目が数千年前の「文字の発明」、これにより時間・時空を超えた意思疎通が行えるようになった。三つ目が現代の「インターネットの発明」で、グローバルに個人対個人、個人対集団が直接つながった。

コミュニケーションのベースは、正確な状況認識と言葉による概念化に始まり、概念を表す語彙力、語彙をつなぐ文章の構成力、最後にどのようなツールや表出方法で伝えるかといった表現力で成り立っている。他人とのやりとりで留意すべき点は、常にずれが生じるという認識を持つことだ。自分が伝えたいことと相手に伝わっていることには、往々にして乖離がある。言わなくても分かってくれると勝手に思い込みがちだ。日本語は主語を省略するなどあいまいな表現が多い。家族など親しい関係であるほどつい手を抜いてしまうが、意識的に確認を行わないと、ビジネスでは重大なミスにつながりかねない。

コミュニケーションの手段は、対話や電話、手紙に加え、電子メールやSNS、チャットなどがすでに定着している。率直な短文をリアルタイムで取り交わせるSNSに慣れると、長文になりやすい電子メールはタイトルしか読まれない傾向も生まれるので注意が必要だ。伝わるコミュニケーションの基本は、短くシンプルな表現を使い、上から目線を慎み、ポジティブ思考で、自分の希望を具体的に出し、相手の問いに明確に答えるよう心掛けることだ。戦略的に、簡潔に行うことで、疑心暗鬼に振り回されず、不要な誤解を回避して、お互いの理解を深めることができる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 伝わるコミュニケーション伝わらないコミュニケーション
00: 00: 40 企業と心理学 #21「伝わるコミュニケーション伝わらないコミュニケーション」
00: 01: 29 コミュニケーション不全から起こる問題(1)
00: 01: 55 コミュニケーション不全から起こる問題(2)
00: 02: 26 コミュニケーション不全から起こる問題(3)
00: 04: 21 コミュニケーション力が人間基本(1)
00: 04: 57 コミュニケーション力が人間基本(2)
00: 05: 03 コミュニケーション力が人間基本(3)
00: 05: 05 コミュニケーション力が人間基本(4)
00: 05: 22 コミュニケーション力が人間基本(5)
00: 05: 43 コミュニケーション力が人間基本(6)
00: 05: 51 コミュニケーション力が人間基本(7)
00: 06: 00 コミュニケーション力が人間基本(8)
00: 06: 03 コミュニケーション力が人間基本(9)
00: 07: 07 コミュニケーション力が人間基本(10)
00: 07: 31 コミュニケーション力が人間基本(11)
00: 12: 29 言語が人類を急速に進化させた(1)
00: 12: 35 言語が人類を急速に進化させた(2)
00: 15: 15 言語が人類を急速に進化させた(3)
00: 15: 31 言語が人類を急速に進化させた(4)
00: 16: 57 言語が人類を急速に進化させた(5)
00: 17: 04 言語が人類を急速に進化させた(6)
00: 18: 43 脳のどの部分でコミュニケーションしているか(1)
00: 19: 19 脳のどの部分でコミュニケーションしているか(2)
00: 20: 10 脳のどの部分でコミュニケーションしているか(3)
00: 22: 36 脳のどの部分でコミュニケーションしているか(4)
00: 24: 14 認知力と言語力(1)
00: 26: 03 認知力と言語力(2)
00: 26: 38 認知力と言語力(3)
00: 27: 17 認知力と言語力(4)
00: 29: 56 伝えたいことと伝わっていること(1)
00: 30: 24 伝えたいことと伝わっていること(2)
00: 32: 32 伝えたいことと伝わっていること(3)
00: 33: 10 伝えたいことと伝わっていること(4)
00: 34: 27 伝えたいことと伝わっていること(5)
00: 34: 54 伝えたいことと伝わっていること(6)
00: 36: 32 理解のレベル(1)
00: 36: 41 理解のレベル(2)
00: 38: 03 理解のレベル(3)
00: 39: 17 理解のレベル(4)
00: 39: 45 理解のレベル(5)
00: 40: 01 理解のレベル(6)
00: 41: 52 芸術における伝達の戦略
00: 44: 31 伝えていることは何か
00: 47: 31 人類の3大コミュニケーション革命(1)
00: 47: 37 人類の3大コミュニケーション革命(2)
00: 47: 44 人類の3大コミュニケーション革命(3)
00: 47: 56 人類の3大コミュニケーション革命(4)
00: 48: 04 人類の3大コミュニケーション革命(5)
00: 49: 00 人類の3大コミュニケーション革命(6)
00: 49: 04 人類の3大コミュニケーション革命(7)
00: 50: 27 コミュニケーションの種類(1)
00: 50: 37 コミュニケーションの種類(2)
00: 50: 49 コミュニケーションの種類(3)
00: 51: 21 コミュニケーションの種類(4)
00: 51: 25 コミュニケーションの種類(5)
00: 54: 59 伝わるコミュニケーションの基本(1)
00: 55: 16 伝わるコミュニケーションの基本(2)
00: 55: 40 伝わるコミュニケーションの基本(3)
00: 55: 59 伝わるコミュニケーションの基本(4)
00: 56: 33 伝わるコミュニケーションの基本(5)
00: 57: 29 伝わるコミュニケーションの基本(6)
00: 57: 40 伝わるコミュニケーションの基本(7)
00: 57: 59 伝わるコミュニケーションの基本(8)
00: 59: 06 まとめ(1)
00: 59: 18 まとめ(2)
00: 59: 32 まとめ(3)
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 グローバル経営学科 専任教授 同 大学院 経営学研究科 教授 Bond大学大学院 非常勤准教授 株式会社タイムズコア代表 明治大学大学院兼任講師 株式会社ヒュ-マネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループ、タワーズワトソン ディレクター、株式会社ヒューマネージ 顧問など経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

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  アシスタント:田幸 知有紗

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