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デジタル変革時代のオープンイノベーション > デジタル変革時代のオープンイノベーション 03

デジタルイノベーションを生むための多様なオープンイノベーションの使い分け
ゲスト:腰塚國博氏(コニカミノルタ株式会社 元取締役CTO)


概要:
現在、世界の産業界ではデジタリゼーションが巻き起こっており、例えば自動車業界を見ると、100年に一度といわれる大変革を迎えている。一方、国内企業は変化に見合うような技術革新から取り残されつつあるのが実情だが、本講義で紹介するコニカミノルタ株式会社は、デジタル・トランスフォーメーション(変革)で事業活動を行っている先鋭的な企業の一つだ。ゲストの元CTO腰塚國博氏は、国内に警鐘を鳴らしており、社が進めているオープンイノベーションの考え方や重要性、世界の現状を詳しく語っていただく。
コニカミノルタがデジタル・トランスフォーメーションを進める根底には、デジタルイノベーションを創出できないことによる会社の存続危機を感じたからだった。中期計画から6年、現在も奮闘している。具体的な柱は三つ、開発・販売等の生業をデジタル化し、スマートな業務に変わる「自社実践」。二つ目は、既存事業のトランスフォーメーション。三つ目は新規事業のトランスフォーメーションだ。三つの中で一番手強いのは既存事業だという。中身を知り尽くしているために起こるイノベーションへのマインドギャップ、重要性と緊急性やジレンマとの戦い、ビジネスモデルチェンジが社運を賭けた大勝負になることもある。

ベストなかたちは、既存と新規の連携によるレバレッジ効果を得ることであり、コニカミノルタやP&Gは、この取り組みでエクセレント企業へと成長している。三つの柱に対して、それぞれ不足分を補うためにデジタルイノベーションの役割がある。例えば既存事業であれば、従来の「競争で勝つ」から新しい価値の「創造で勝つ」というマインドリセットに対して、実践している会社の買収やジョイントベンチャーを考えたり、仮説・検証の協力パートナーとの議論自体がイノベーションにもなり得る。

第4次産業革命の中、既存価値の再定義と新しい価値の創造には、顧客が多様化していることの理解と、業界や市場の境界をなくすという考え方が重要となる。データ数が圧倒的に多い現代では、素早く顧客ニーズの変化に対応できるか、また、できるだけ多くの仮説を持つことも肝要となるだろう。過去とは全く価値基準が違っていても、本気度を持つ国内企業はまだ少ないが、海外ではトランスフォーメーションで真剣に変わろうと思っている企業が多い。コニカミノルタも2012年以降、技術だけではなく、顧客価値検証や会社のケイパビリティ(能力)を埋めるため等、社運を賭けて変革に挑んでおり、日本企業も全社でもって危機感を持つことが必須である。

講師紹介: 諏訪 暁彦(すわ あきひこ)


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  アシスタント:長谷部 真奈見

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