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アタッカーズ・ビジネススクールアワー > アタッカーズ・ビジネススクールアワー09

イトーヨーカ堂の成功要因


概要:

イトーヨーカ堂取締役名誉会長 伊藤雅俊氏

イトーヨーカ堂の取締役名誉会長・伊藤雅俊氏が、 これまでのイトーヨーカ堂の歩みの中から企業の発展に ついて参考になるところを語ります。
伊藤氏は「変化の適応」をキーワードに、「市場経済、 グローバル経済、情報社会とサービス社会」の3つを 挙げます。これからは、卸・メーカー側からではなく、 顧客の要望からモノを作る時代だと語ります。

●これまでの歩みから

私の家業は製菓業で始まりました。しかし、度重なる戦争で殆どゼロになりました。そういった戦争時を思い起こすと、現在は不況だと言うが、裕福なものです。悲観することもありません。これからは、人口も増えない。もう、グローバルに考えるしかありません。これまでとは違った、またひとつのイイ時代になる、と考えることが必要です。

1990年代、小売業には栄枯盛衰がありました。そのなかで、潰れていったものもあれば、あっという間に大きくなったものもある。小売業そのものが、インターナショナルになりました。これからは手本のない時代。リスクが個別化がされる中、それをチャンスと見るかどうかにかかっています。

●変化への適応

1.市場経済

今までは、需要と供給のバランスが取れていて、これだけかかったからこれだけくれ、という経済が成り立っていた。しかし、こんなことはそもそもがおかしい。先日、水道メーターが摘発されたが、その前と後では、10万が6万になった。市場を開放すればそうなるんです。何事も3割落としたぐらいが丁度いいんです。

2.グローバル経済

これからは、市場のボーダーラインはなくなり、グローバル経済になっていきます。ソフトランディングかハードランディングかと言ったら、ハードランディングです。世界の影響を受け、世界に影響を与えていくような対策を取らなければなりません。

3.情報社会とサービス社会

新しい経済に日本は移行しにくいが、これからは情報社会とサービス社会に変わります。モノからサービスの時代へ、すなわち「心の時代」が来るわけです。これまでのルールに則るだけではな く、ルールを変えていく能力があるかないか。時間の流れをよく見て、それに対応していかなければなりません。そして、時にはそれに棹さしていく必要もあります。サービス社会は、合理的な数学的社会ではなくなります。

●卸、メーカーの主導から、顧客主導の時代へ

戦前までは卸が強かった。そしてメーカーが強かった。セブンイレブンには 10年前には、資生堂の商品は無かった時代です。置きたくても置かせてもらえなかった。しかし、これからはレッテルの効かない時代、「顧客主導の時代」になります。客の要望に沿ってモノを作る時代なのです。そうなると、 基本は「信用」となります。トラブルが起きた時、どうしてそうなったか、 「遠い原因」「近い原因」、そして「きっかけ」を探る

講師紹介: アタッカーズ・ビジネススクール(あたっかーず・びじねすすくーる)
大前研一が塾長を務めるアントレプレナー(起業家)養成学校、アタッカーズ・ビジネススクール。「アタッカーズ・ビジネススクールアワー」では、その講座の中から選りすぐりの講演をお届けします。現在活躍しているトップ起業家が成功するまでの苦労話をおりまぜながら、その成長要因や戦略の本質を本音で語ります。

<大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール>
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