「NoMaps」は、札幌・北海道という象徴的な開拓の地で、クリエイティブな発想や技術によって次の社会を創ろうとする“現代的フロンティアスピリット”を持った人たちのためのコンベンション(人・情報・知識・物などの交流の場)である。
札幌・北海道の地にクリエイティブなビジネスを生み出し加速させること、札幌を世界屈指のイノベーティブな町にすることが同イベントの目標である。会議、展示、交流、興行、実験の5つの事業に取り組むのは、運営委員会を中心とした、北海道を代表する民間企業、官公庁、大学、その他メディア、放送、地域等オール北海道体制である。
2017年度は、50会場においてイベントが開催され、3万人以上の来場者があった。2019年度には5万人の参加を目標としている。
「まちに、未来を、インストール。」がNoMapsのコンセプトである。札幌・北海道において、未来の技術等を実証実験・社会実装することを目指しており、スポンサー企業にも、単にお金を協賛するだけではなく、実験に参加することを求める。そのため、産学官連携による連絡調整会議を有しており、企業の要望に迅速に応えられる体制を整えている。前回は、アイドルイベントでのブロックチェーン活用実証や、札幌中心市街地での自動走行パフォーマンスを行った。
LIVEやイベントはまさに生き物であり、トレンドの宝庫である。デジタルで収集できるデータだけではなく、お客様の生の声を聞くことができるのが、イベントの醍醐味である。データと生の声を比較研究することで、見えてくるものがあるはずである。
NoMapsのようにフェイストゥーフェイスでお客様を理解できるイベントは、まさにマーケティングそのもであるといえる。価値観を共有できる複数のパートナー企業等とアライアンスを組んで、新たなビジネスを生み出していきたいと考えている。