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企業と心理学 > 企業と心理学 04

感情のマネジメント


概要:
部下のモチベーションを下げる上司の特徴を挙げるとすれば、理論的だが押しつけがましい。何ら具体的方針を示さず「頑張ろう」が口癖。組織で動けないソロプレーヤー。変化を好まない。能力は高いがすぐにキレる。これらは、いずれも感情にまつわる領域になる。気持ちの表し方が人の性格を印象付け周囲の士気を左右するなら、企業経営にとって自分や社員の感情を効果的にコントロールすることは見過ごせない重要課題となるはずだ。シリーズ第4回目は、知れば大いに納得する感情のマネジメント術を紹介していく。
感情とは、ある状況において素早く適切な行動を起こすために進化した反応で、今の状態が自分にとって好ましいか否かを瞬時に判断する機能だ。は虫類にはなく哺乳類だけが持つ力だが、人間の場合、感情を論理に結び付けるため往々にして問題が生じてくる。ポジティブ感情を持てば自動思考で論理もポジティブになるが、ネガティブと判断した論理からは当然ネガティブ感情が生まれてくることになる。

米国の心理学者ロバート・プルチェックは、人の基本となる感情を「喜び、信頼、恐れ、驚き、悲しみ、嫌悪、怒り、予期」の八つに分類している。腕組みをする、小刻みに指先でものをたたく、視線を合わせない等、無意識に行うボディーランゲージや、スマイルなどの絵文字アイコンは、文化的背景から来る一部の例外を除き、おおむね世界共通認識だと言われている。態度や表情から誰もが同様のメッセージを受け取るのであれば、意識して訓練することで、より円滑なコミュニケーションを築くことができるはずだ。

対人関係の中でとりわけ厄介な「怒り」の感情は、何か欲求充足が妨げられているときに表出する。長く続けば恨みとなり、血圧や心拍数の急上昇を伴えば健康を脅かし、精神的・肉体的に他者攻撃すれば犯罪を招く。現れ方の特色はモラルハラスメント型、気分屋型、論破型、他者否定・競争型などにパターン化できる。コントロールの決め手は「怒り」をきちんと言語化することだ。主語を明確にして自分の気持ちと事実を伝え、改善を提案し、結果を示唆することで、充足の延期や冷静な行動の実施を促せる。感情のマネジメントは、ビジネスパーソンが強く意識しておくべきスキルやマナーだ。身に付けるには、まず人の気持ちとは何かを理解することが肝要になる。加えて、日本社会で重要視される「聞く力」とともに、「伝える力」を磨くことも重要なファクターになる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 感情のマネジメント
00: 00: 41 企業と心理学 #4「感情のマネジメント」
00: 01: 42 部下のモチベーションを下げる上司の特徴(1)
00: 02: 03 部下のモチベーションを下げる上司の特徴(2)
00: 02: 34 部下のモチベーションを下げる上司の特徴(3)
00: 03: 07 部下のモチベーションを下げる上司の特徴(4)
00: 03: 27 部下のモチベーションを下げる上司の特徴(5)
00: 04: 11 部下のモチベーションを下げる上司の特徴(6)
00: 06: 18 「感情」という問題(1)
00: 07: 34 「感情」という問題(2)
00: 08: 38 「感情」という問題(3)
00: 10: 26 感情マネジメントの重要性(1)
00: 10: 43 感情マネジメントの重要性(2)
00: 12: 38 感情マネジメントの重要性(3)
00: 12: 44 感情マネジメントの重要性(4)
00: 13: 51 感情マネジメントの重要性(5)
00: 13: 57 感情マネジメントの重要性(6)
00: 15: 26 基本となる感情 Robert Plutchik 1980(1)
00: 15: 28 基本となる感情 Robert Plutchik 1980(2)
00: 15: 29 基本となる感情 Robert Plutchik 1980(3)
00: 15: 30 基本となる感情 Robert Plutchik 1980(4)
00: 15: 31 基本となる感情 Robert Plutchik 1980(5)
00: 15: 32 基本となる感情 Robert Plutchik 1980(6)
00: 15: 34 基本となる感情 Robert Plutchik 1980(7)
00: 15: 35 基本となる感情 Robert Plutchik 1980(8)
00: 17: 20 感情が出たときの2つの方向性(1)
00: 17: 34 感情が出たときの2つの方向性(2)
00: 18: 02 感情が出たときの2つの方向性(3)
00: 18: 59 生理学的反応を伴わせた感情(1)
00: 19: 02 生理学的反応を伴わせた感情(2)
00: 19: 04 生理学的反応を伴わせた感情(3)
00: 19: 06 生理学的反応を伴わせた感情(4)
00: 19: 44 論理を伴わせた感情(1)
00: 19: 46 論理を伴わせた感情(2)
00: 20: 08 論理を伴わせた感情(3)
00: 20: 20 論理を伴わせた感情(4)
00: 20: 56 そもそも感情とは(1)
00: 21: 45 そもそも感情とは(2)
00: 22: 55 そもそも感情とは(3)
00: 23: 41 そもそも感情とは(4)
00: 24: 25 感情と論理の混乱(1)
00: 24: 30 感情と論理の混乱(2)
00: 24: 34 感情と論理の混乱(3)
00: 24: 38 感情と論理の混乱(4)
00: 24: 47 感情と論理の混乱(5)
00: 24: 55 感情と論理の混乱(6)
00: 27: 23 信頼感を持たれる感情(1)
00: 27: 27 信頼感を持たれる感情(2)
00: 32: 20 感情のコントロール方法(1)
00: 32: 32 感情のコントロール方法(2)
00: 32: 37 感情のコントロール方法(3)
00: 33: 56 感情のコントロール方法(4)
00: 34: 12 感情のコントロール方法(5)
00: 34: 15 感情のコントロール方法(6)
00: 34: 17 感情のコントロール方法(7)
00: 34: 19 感情のコントロール方法(8)
00: 34: 22 感情のコントロール方法(9)
00: 34: 23 感情のコントロール方法(10)
00: 37: 10 感情のコントロール方法(11)
00: 37: 24 感情のコントロール方法(12)
00: 37: 29 感情のコントロール方法(13)
00: 37: 34 感情のコントロール方法(14)
00: 37: 37 感情のコントロール方法(15)
00: 37: 41 感情のコントロール方法(16)
00: 37: 46 感情のコントロール方法(17)
00: 37: 52 感情のコントロール方法(18)
00: 37: 57 感情のコントロール方法(19)
00: 38: 08 感情のコントロール方法(20)
00: 38: 16 感情のコントロール方法(21)
00: 39: 25 感情のコントロール方法(22)
00: 39: 26 感情のコントロール方法(23)
00: 39: 40 感情のコントロール方法(24)
00: 40: 56 感情のコントロール方法(25)
00: 41: 09 感情のコントロール方法(26)
00: 41: 22 感情のコントロール方法(27)
00: 41: 30 感情のコントロール方法(28)
00: 42: 04 問題ある怒り(1)
00: 43: 49 問題ある怒り(2)
00: 44: 30 問題ある怒り(3)
00: 45: 08 問題ある怒り(4)
00: 45: 47 問題ある怒り(5)
00: 46: 52 怒りのパターン(1)
00: 47: 23 怒りのパターン(2)
00: 47: 40 怒りのパターン(3)
00: 47: 51 怒りのパターン(4)
00: 48: 04 怒りのパターン(5)
00: 49: 00 怒りのパターン(6)
00: 49: 39 怒りの原因への対処(1)
00: 50: 57 怒りの原因への対処(2)
00: 51: 34 怒りの原因への対処(3)
00: 53: 32 怒りの言語化
00: 54: 44 DESC法(1)
00: 54: 49 DESC法(2)
00: 54: 54 DESC法(3)
00: 54: 58 DESC法(4)
00: 55: 41 DESC法(5)
00: 55: 45 DESC法(6)
00: 55: 50 DESC法(7)
00: 55: 54 DESC法(8)
00: 58: 01 まとめ(1)
00: 58: 33 まとめ(2)
00: 59: 04 まとめ(3)
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 グローバル経営学科 専任教授 同 大学院 経営学研究科 教授 Bond大学大学院 非常勤准教授 株式会社タイムズコア代表 明治大学大学院兼任講師 株式会社ヒュ-マネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループ、タワーズワトソン ディレクター、株式会社ヒューマネージ 顧問など経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

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  アシスタント:田幸 知有紗

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