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企業と心理学 > 企業と心理学 02

エンゲージメント


概要:
従来、心理学は人のメンタル問題の解決に注力するネガティブサイコロジーが主流だった。近年の研究では、たとえカウンセリングなどでストレスが軽減しても、それだけでは気持ちが前向きになりにくいことが明らかになっている。1998年から始まったポジティブサイコロジーの潮流は、どうすれば人間は、より幸福を感じられるのかを科学する心理学として定着、企業マネジメント等に活用されている。第2回目は、欧米を中心に関心が高まるエンゲージメントについて紹介していく。
エンゲージメントとは、給与アップや昇進等の物質的報酬を期待するものではなく、自分が取り組んでいる仕事に、やりがいや面白みなどの精神的報酬を感じながら、のめり込んでいるさまを指す言葉だ。エンゲージメントすれば、高い成果創出へのこだわりが生まれ、没頭して効率が高まり、組織への帰属意識が向上し、働く意味を実感できるようになる。日本でも導入する会社が増えてきたが、勘違いしやすいのは、みんなで和気あいあいと仕事をしようとか、何かイベントで盛り上がろうなど、目先の楽しさを追求しがちになることだ。単なる楽しさは生理学的特性が大きく、持続させるのが難しい。エンゲージメント状態を高めるには、楽しい気持ちを興味関心へと発展させることが肝要だ。例えば自分であれこれ調べたり、能動的に体験したり、人に語るなどの機会を持てば、対象に強く引き込まれていくだろう。

ジョブクラフティングもエンゲージメントには欠かせない要素だ。どのように達成するかを指示され与えられた仕事は、前例踏襲や自己利益の優先、仲良しグループの形成など、おざなりな結果で終わってしまうことが多い。よしんば与えられた内容であったとしても、自分で再定義・構築し、よりよい方法を模索することで自身や組織にとっての存在意味を見いだし、新たなシナジー関係を築くことができる。自らの意志で将来こうありたいと決めるビジョンではなく、企業や自己の存在意義を社会に求められるミッションとして感じられるまでジョブクラフティングを追求すれば、エンゲージメントはさらに深まっていく。

今後、人事や人材育成分野における最大の焦点はエンゲージメントになっていくだろう。安易な楽しさの演出ではなく、興味や関心を持ってジョブクラフティングすることで、個人と組織の双方が成長に貢献できる企業風土を構築していくことが可能になる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 エンゲージメント
00: 00: 40 企業と心理学 #2「エンゲージメント」
00: 04: 42 エンゲージメントとは(1)
00: 05: 58 エンゲージメントとは(2)
00: 07: 08 エンゲージメントとは(3)
00: 08: 11 エンゲージメントとは(4)
00: 08: 54 エンゲージメントとは(5)
00: 09: 02 エンゲージメントとは(6)
00: 10: 13 「楽しさ」の課題(1)
00: 13: 02 「楽しさ」の課題(2)
00: 14: 33 「楽しさ」の課題(3)
00: 15: 40 エンゲージすることの効果(1)
00: 17: 50 エンゲージすることの効果(2)
00: 18: 05 エンゲージすることの効果(3)
00: 18: 37 エンゲージすることの効果(4)
00: 19: 17 エンゲージすることの効果(5)
00: 19: 27 エンゲージすることの効果(6)
00: 20: 43 エンゲージメント状態を高めるために(1)
00: 21: 23 エンゲージメント状態を高めるために(2)
00: 27: 09 エンゲージメント状態を高めるために(3)
00: 27: 20 エンゲージメント状態を高めるために(4)
00: 27: 50 3つの幸福 セリグマン(1)
00: 27: 51 3つの幸福 セリグマン(2)
00: 28: 31 3つの幸福 セリグマン(3)
00: 28: 33 3つの幸福 セリグマン(4)
00: 29: 03 3つの幸福 セリグマン(5)
00: 29: 05 3つの幸福 セリグマン(6)
00: 30: 35 3つの幸福とエンゲージメント(1)
00: 31: 12 23つの幸福とエンゲージメント(2)
00: 31: 15 3つの幸福とエンゲージメント(3)
00: 32: 03 3つの幸福とエンゲージメント(4)
00: 32: 06 3つの幸福とエンゲージメント(5)
00: 32: 20 3つの幸福とエンゲージメント(6)
00: 32: 57 フロー理論 チクセントミハイ(1)
00: 33: 19 フロー理論 チクセントミハイ(2)
00: 33: 22 フロー理論 チクセントミハイ(3)
00: 33: 53 フロー理論 チクセントミハイ(4)
00: 34: 02 フロー理論 チクセントミハイ(5)
00: 34: 35 フロー理論 チクセントミハイ(6)
00: 35: 37 フロー理論 チクセントミハイ(7)
00: 35: 48 フロー理論 チクセントミハイ(8)
00: 36: 10 フロー理論 チクセントミハイ(9)
00: 36: 49 フロー理論 チクセントミハイ(10)
00: 38: 25 ストレスマネジメントとエンゲージメント(1)
00: 38: 33 ストレスマネジメントとエンゲージメント(2)
00: 38: 39 ストレスマネジメントとエンゲージメント(3)
00: 39: 03 ストレスマネジメントとエンゲージメント(4)
00: 39: 50 ストレスマネジメントとエンゲージメント(5)
00: 39: 55 ストレスマネジメントとエンゲージメント(6)
00: 40: 02 ストレスマネジメントとエンゲージメント(7)
00: 40: 07 ストレスマネジメントとエンゲージメント(8)
00: 40: 30 ストレスマネジメントとエンゲージメント(9)
00: 41: 15 ジョブ・クラフティングとは(1)
00: 41: 22 ジョブ・クラフティングとは(2)
00: 41: 31 ジョブ・クラフティングとは(3)
00: 44: 23 積極的なジョブ・クラフティング(1)
00: 45: 00 積極的なジョブ・クラフティング(2)
00: 45: 11 積極的なジョブ・クラフティング(3)
00: 45: 26 積極的なジョブ・クラフティング(4)
00: 46: 31 積極的なジョブ・クラフティング(5)
00: 46: 36 積極的なジョブ・クラフティング(6)
00: 47: 35 ミッションとビジョン(1)
00: 47: 36 ミッションとビジョン(2)
00: 48: 28 ミッションとビジョン(3)
00: 49: 42 ミッションとビジョン(4)
00: 51: 31 ミッションとビジョン(5)
00: 54: 01 エンゲージの促進(1)
00: 54: 45 エンゲージの促進(2)
00: 55: 25 エンゲージの促進(3)
00: 56: 22 エンゲージの促進(4)
00: 57: 19 エンゲージの促進(5)
00: 58: 59 まとめ
講師紹介: 川上 真史(かわかみ しんじ)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 グローバル経営学科 専任教授 同 大学院 経営学研究科 教授 Bond大学大学院 非常勤准教授 株式会社タイムズコア代表 明治大学大学院兼任講師 株式会社ヒュ-マネージ 顧問
京都大学教育学部教育心理学科卒業。産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティンググループ、タワーズワトソン ディレクター、株式会社ヒューマネージ 顧問など経て、現職。
数多くの大手企業の人材マネジメント戦略、人事制度改革のコンサルティングに従事。
近著に『コンピテンシー面接マニュアル』、『できる人、採れてますか?―いまの面接で、「できる人」は見抜けない』(共著・弘文堂)、『仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは』(共著・日本経済新聞社)、『会社を変える社員はどこにいるか―ビジネスを生み出す人材を育てる方法』、『自分を変える鍵はどこにあるか』、『のめり込む力』(ダイヤモンド社)、『最強のキャリア戦略』(共著・ゴマブックス)など。

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  アシスタント:田幸 知有紗

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