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4時間で基礎がわかる会計講座 > 4時間で基礎がわかる会計講座 02

バランスシートを読む
~低成長時代の財務体質~


概要:
会計を学ぶ際に簿記からスタートして、初めの一歩でつまずいてしまってはもったいない。日本史を学ぶ人が、縄文時代から勉強を始めて近代・現代に行き着く前に息切れしてしまうのと同じようなものだ。せっかくのやる気を無駄にしないために、まずは決算書の見方から始め、全体像をつかむことが大切である。第2回目は、バランスシートを読む。低成長時代の財務体質を見極めるポイントとは何か。理屈ではなく、視覚的イメージを焼き付けながら理解を進めていく。
日本における戦後の景気動向は大きく三つの時代に分かれて推移している。経済成長率の平均が9・1%だった高度成長期、4・2%だった安定成長期、1%の低成長期は現在も続いている。マイナス成長となった1974年は第1次オイルショック、1993年はバブル崩壊、2008年はリーマンショックの影響がある。これらの時代背景を前提にP/L(損益計算書)やB/S(バランスシート)は読まなくてはならない。ものがない時代には、いいものをつくれば爆発的に売れていたが、車や家電も含め、あらゆるものが行き渡った現在では何でも売れる状況ではなくなってきた。

経営を成功させる三つのTとして、IT(Information Technology)、FT(Financial Technology)、MT(Marketing Technology)が必要だと言われる。FTとMTを結び付けるところが重要であるため、FTの基礎固めは欠かせない。資金の調達と運用の流れを示すバランスシートは、図形のイメージで覚えることが大切である。基本的に、資産(左側)は負債と資本(右側)を合わせたもの。図の右側から必要なお金を集め(調達)、集めたお金を左側の「資産」に投資する。そこで投資と回収をぐるぐる回す。商売であれば、棚卸資産を買い、在庫を売って、お金で回収する。負債は銀行から借りたもので返済義務があるが、資本は株主から調達したもので返済義務はない。資産は何を買って何を持っているか、決算日の状態として表される。バランスシートには、資産が増えて負債と資本の下に「利益剰余金」が生まれる場合、資産が減り資産の下に「利益剰余金」がマイナスとして入る場合、資産が負債より小さくなり債務超過となる場合の3パターンしかない。資本と利益剰余金を合わせたものを自己資本と言い、自己資本比率は会社の安全性を示すため、不況時は高い方が好まれる。バランスシートを見るときは、まず全体の大きさ(事業規模)を見て、自己資本比率(財務体質)を比較することがポイントとなる。図のイメージをしっかり定着させて分析につなげよう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 バランスシートを読む~低成長時代の財務体質~
00: 00: 40 第2回 バランスシートを読む -低成長時代の財務体質-
00: 01: 47 前回の復習 -決算書の体系-
00: 02: 41 本日の絵画
00: 07: 15 経済成長率の推移
00: 10: 55 経営を成功させる3つのT
00: 12: 10 バランスシートをカネの流れで読む(1)
00: 15: 03 バランスシートをカネの流れで読む(2)
00: 15: 07 バランスシートをカネの流れで読む(3)
00: 15: 17 バランスシートをカネの流れで読む(4)
00: 15: 20 バランスシートをカネの流れで読む(5)
00: 15: 26 バランスシートをカネの流れで読む(6)
00: 15: 30 バランスシートをカネの流れで読む(7)
00: 15: 33 バランスシートをカネの流れで読む(8)
00: 15: 38 バランスシートをカネの流れで読む(9)
00: 16: 42 バランスシートをカネの流れで読む(10)
00: 18: 03 バランスシートの3パターン(1)
00: 18: 39 バランスシートの3パターン(2)
00: 18: 57 バランスシートの3パターン(3)
00: 19: 27 バランスシートの3パターン(4)
00: 19: 32 バランスシートの3パターン(5)
00: 20: 36 バランスシートから財務体質を読む
00: 24: 39 NHK vs 日テレ vs テレ東 vs TBS
00: 29: 08 まとめ
講師紹介: 田中 靖浩(たなか やすひろ)
田中公認会計士事務所所長、東京都立産業技術大学院大学客員教授。 1963年生まれ、三重県四日市市出身、早稲田大学商学部卒業。 外資系コンサルティング会社などを経て独立。
経営コンサルティング、会計セミナーといった堅めの仕事(A-side)から、 落語家・講談師との公演など柔らかい仕事(B-side)まで幅広く活動中。 経営・会計の基本から最新動向を真面目にポップに、ときには笑いを交え変幻自在に解説する。 書籍執筆、新聞・雑誌連載、ラジオ・テレビ出演など多数。

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  アシスタント:坂本 安代

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