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儲かるインバウンドビジネスと地方創生 > 儲かるインバウンドビジネスと地方創生 02

インバウンド戦略と農泊
ゲスト:青木辰司氏(NPO法人日本グリーンツーリズム・ネットワークセンター 代表理事)


概要:
自然の豊かな地域に滞在して、文化や人々との交流を楽しむ旅行形態のグリーンツーリズムは、1970年代からヨーロッパで盛んになった。わが国でもインバウンドを追い風に、農山漁村民泊(農泊)事業を、地域で水平分業して取り組むコミュニティービジネスとして捉えれば、「農」の持つ多面的な価値が広がり、地方を創生するビジネスに膨らませることができる。第2回目は農泊を取り上げ、先進国イギリスの事例や、日本の課題、推進するための経営戦略などを紹介していく。
青木氏は、東北地方でのフィールドワークを通して日本の農業や農村問題を研究。ロンドン大学留学を機に英国の豊かな農村振興に感化され、カントリーサイド・スタディ・ツアーを主宰。近年は、岩手県を中心に東日本大震災復興支援や遠野市の「ツーリズム大学」立ち上げ、グリーンツーリズムの全国ネットワーク形成等に尽力している。

イギリスでは、1983年にNPO法人FARM STAY UKが設立され、参加施設の格付けを行っている。加えて、情報交換や研修の提供、委託した専門会社の覆面調査員による査定と建設的な助言など、農泊のクオリティー向上を支援している。

日本は、2018年6月15日施行の「民泊新法」で宿泊施設経営への参入障壁が下がるが、現状は課題も多い。素人民宿と老舗旅館がお客を取り合うだけではビジネスチャンスは生かせない。品質や人材の確保には中間支援組織が必須だろう。公的資金の段階的注入やクラウドファンディングを活用した資金調達、コミュニティーバス等を利用した2次交通の整備も見過ごせない。

農泊は、訪日客のみならず、伝統的な田舎を知らない若い日本人たちにも非日常性を訴求できる。宿や温泉、食事、観光スポット、地域イベントなど、旅行者が自由自在に選べる楽しみを持てるよう諸施設が円環・広域で連携を図れば、長期滞在やリピーターとなって地域との交流を深化させることができる。熊本県人吉市では、日本遺産に登録された三十三観音めぐりに訪れる観光客に対し、子どもたちを巻き込んでボランティアでおもてなしを提供している。地元の多様な資源の活用で旅人を呼び込むことは、自分たちの地域で暮らしの価値を再発見するとともに、持続可能な地域活性化の原動力になる。農泊は、わが国が観光立国として次のステージに進む大きな転換点になるだろう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 インバウンド戦略と農泊
00: 01: 53 青木辰司(あおきしんじ)プロフィール
00: 04: 56 インバウンド戦略と農泊
00: 07: 53 インバウンド先進国イギリスは段階的発展、日本は急発展
00: 08: 58 ホームページデータ一覧
00: 09: 52 英国農家民宿協会(Farm Stay UK)
00: 10: 26 FARM STAY UK
00: 13: 25 英国の品質保証(Farm Stay UK)
00: 21: 33 英国の極上のFarm B&B LOWE FARM(Herefordshire)
00: 23: 40 インバウンド政策下の農泊展開と確かな「歓交」
00: 30: 27 農泊の定義
00: 31: 05 資料
00: 32: 17 農泊推進政策の背景
00: 35: 22 インバウンド事業 その確かな定着に向けて
00: 36: 37 農泊事業の課題
00: 41: 42 中間支援組織設立にむけた課題
00: 44: 36 農泊の基本的理念の構築
00: 48: 16 インバウンド政策と農泊
00: 51: 12 「極上の宿」(富山県南砺市)
00: 51: 53 農泊推進の多様な経営戦略
00: 55: 03 時代は観光と農泊連携へ
講師紹介: 中村 好明()


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  アシスタント:渡名喜 織恵

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