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【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 658

企業内キャリアコンサルティングとは
ゲスト:浅川正健氏(浅川キャリア研究所 所長)


概要:
厚生労働省は、企業に従来のように一律なものではなく、さまざまな個別性に対応できるようなキャリア形成支援体制を取るように提唱している。本番組では、伊藤忠商事で2001年に創設されたキャリアカウンセリング室で室長を務め、退職後も「企業内キャリアコンサルティング普及」の夢実現へ向けて活動している浅川正健氏に、実際に企業の中で言うキャリアコンサルティングとは、何を行い、どのような効果があり、経営的な意味とはどういうものか等を問う。
企業内キャリアコンサルティングとは、働く人が生き生きと仕事に集中できるように支援すること。浅川氏が伊藤忠商事でキャリアカウンセリング室を創設した当初は、メンタルなど体調を悪くした社員のフォローや転職支援が多かったが、プライベートな事柄でも客観的に物事を考えて打つべき手を自ら打てるように支援する体制を確立。社員は丁寧に話を聞いてもらううちに、自分の問題点や強み、世の中や会社の事情が理解できると何をすべきかが見えてくる。

企業が社員を大事にしていれば社員は精力的に働き、組織に与えるメリットは大きい。浅川氏が現在推進するキャリアコンサルティングは、常に個人情報が漏れないように誠実に話を聞くことで職場の重要な情報が自然に入ってくる「アンテナ機能」、社内外から求められる「連携機能」、思いを吐き出させることで気付きを与える「相談機能」「問題解決機能」「人材育成機能」、各部門へ改善のヒントを提供する「提案機能」を持つ。企業内に導入する際には、誰のための機能・組織か、相談に行きやすいと思う場になっているか、経営や人事から前向きな窓口であることをアピールできているか、個人情報保護への強い思いがあるか等、熟慮する。

導入効果を数値で表すことは難しいが、トラブルが減ると解決に要する時間・お金・ストレスが減り業績は上がる。火がつかなくなれば火消しをする必要もなく、ワーク・ライフ・バランスも取れる。会社ではキャリア自律を求めつつ上司の指示には従えと言っていないか、自律した社員を褒めているかがキャリア自律風土を醸成する鍵となる。2016年改正の「職業能力開発促進法」で、社員は自ら職業能力の開発向上に努力すること、会社は社員が求めたらキャリアコンサルティング機会の確保・その他の援助を行うことが明記されて、セルフ・キャリアドック制度、パワハラ防止法、ストレスチェック制度等の理解や普及も進んでいる。部下のキャリア形成支援は上司だけに責任を押し付けるのではなく、専門家の助けを借りて行うことが大切である。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 企業内キャリアコンサルティングとは
00: 01: 11 浅川正健氏 プロファイル
00: 01: 50 資料(1)
00: 03: 10 組織人事Live #658 企業内キャリアコンサルティングとは
00: 07: 42 企業内キャリアコンサルティング入門
00: 07: 48 今日お話したいこと
00: 09: 14 企業内キャリアコンサルティングの20年
00: 19: 03 参考 2002年伊藤忠で正式にスタートした時のキャリアカウンセリング室の機能
00: 22: 08 参考 2019年現在アピールしているキャリアコンサルティングの6つの機能
00: 27: 01 企業内にキャリアコンサルティングを導入する際に考えること
00: 32: 42 キャリアコンサルティング導入の効果について
00: 39: 51 キャリア自律風土の醸成に向けて
00: 44: 15 これからの課題
00: 55: 00 最後にどうしても考えていただきたいこと
00: 56: 04 資料(2)
00: 57: 49 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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