ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 657

今日本企業が取り組む最新人事課題
~高齢者の活用、介護との両立、休み方改革~
ゲスト:石原直子氏(リクルートワークス研究所 Works編集長)


概要:
日本では少子高齢化が著しく進んでおり、特に高齢化の部分で政府は企業に定年も65歳から70歳に延長することを提案している。企業も少子化の影響で若手社員は採りづらく人材不足が深刻となっており、若年層にもシニア層にも、いかにして労働力としての価値を創造してもらうかという流れに変わってきている。一方で、いつまで働けばいいのかと嘆く中高年者も多い。いま日本企業が人事課題で最も悩ましく抱えている問題などについて、リクルートワークス研究所Works編集長の石原直子氏に解説していただく。
リクルートワークス研究所が行った全国就業実態パネル調査によると、60歳を超えると労働時間は緩やかに減少するが、年収は役職定年や再雇用等により高所得者ほど一気に激減する。シニア層の生産性が落ちていくことは否めないが、働く時間はそれほど変わらないのに収入が減るとモチベーションを上げて働きにくく、個人の能力に投資する観点からすると不自然なことも多い。

50歳から69歳で引退した人のうち、金銭的に余裕がある・余暇を大事にしたい等、自発的に引退した人は4割に上るが、この層の人材は何らかの優れた能力があって高収入となった可能性が高いため、引き続き働いて価値を創造してもらわなければ社会全体としての損失が大きい。

働きたい仕事や自分に合う仕事がない等、ミスマッチにより引退した人も2割強あり、定年後を見据えた60歳までの働き方が大切になる。60歳から74歳までの各年齢層で就業率は年々上昇しており、仕事をしている60歳以上の約8割は働き続けたいという意欲を持っている。

現代では高齢者の受療率・要介護率・総死亡率は全て低下、いまの75歳は10年前の65歳と同じぐらい元気だといわれている。人と会話する・通勤電車に乗る・難しいことについて考えて意見を述べるといった習慣は老化を防止する訓練となり、仕事や地域活動等に励むことは健康維持にもつながる。元気で能力もあるのに、その能力と気力に見合った活動をしていないシニアが大量に存在することが大きな問題である。

親や配偶者の介護で悩みを抱える人も増えているが、上司や人事に相談しないまま離職されないように、受けられる介護休暇や福祉サービスを活用して、普段から家族とコミュニケーションを取ることも必要だ。健康経営に直結する巧みな休み方改革を実現するには、睡眠時間の申告、勤務終了後に一定の休息時間を設けるインターバル制度の導入、退社後はメールや電話をしない等、日々の疲れを残させない工夫や長期休暇取得制度の確保が重要となる。少子高齢社会ではタテ社会は通用しないということだ。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 今日本企業が取り組む最新人事課題 ~高齢者の活用、介護との両立、休み方改革~
00: 01: 14 石原直子氏 プロファイル
00: 02: 36 組織人事Live #657 今日本企業が取り組む最新人事課題~高齢者の活用、介護との両立、休み方改革~
00: 05: 01 もっと価値創造するシニアをどう生み出すか
00: 05: 12 労働時間と年収
00: 07: 01 役職
00: 08: 08 労働負荷と難易度
00: 15: 22 引退の理由
00: 24: 27 年齢階層別就業率の推移
00: 24: 35 シニアの働く意欲
00: 24: 50 老年医学からの学び シニアの健康状態(1)
00: 25: 40 老年医学からの学び シニアの健康状態(2)
00: 26: 59 老年医学からの学び 身体機能はどのように衰えるのか
00: 32: 20 健康に着目したシニアの潜在的労働力
00: 33: 24 シニアに関して何を感がえるべきか
00: 34: 19 介護との両立をいかに支援するか
00: 34: 40 大介護時代に望まない離職を避ける
00: 35: 35 介護離職は問題を解決しない
00: 41: 55 介護の問題は地下に潜る
00: 47: 11 もっと巧みな休み方をどう実現するか
00: 47: 36 働き方改革の成果
00: 49: 07 なぜ休めないのか(1)
00: 50: 52 なぜ休めないのか(2)
00: 55: 39 巧みに休むとは
00: 59: 12 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

『高橋 俊介』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:岩崎 里衣

Copyright(c)