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【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 654

イノベーティブな研究開発人材とは
ゲスト:泉田雅典氏(キャリパージャパン株式会社 代表取締役)


概要:
ゲストである泉田雅典氏は、日産自動車やコンサルティング会社を経て米国キャリパー社の「ジョブマッチング」を知り、1999年に合弁会社としてキャリパージャパン株式会社を設立。「ジョブマッチング」の概念を大きく広げ、人材開発トレーニングにより、不足している潜在行動力をどこまで補えるかに取り組んでいる。本番組では、同社が日本能率協会(JMA)と共同研究した「目利き人材の動機」の分析結果を基に、人材発掘および育成上の課題を探る。
キャリパー社は米国で1961年に創業。全世界600万人以上の受検者プロファイルをデータベース化、世界13拠点で31言語に対応したサービスを展開中。新たな価値を創造するために必要なコンピテンシー(高い業績や成果につながる行動特性)を特定する目的で、大手上場企業23社で研究・開発・技術部門から選ばれた130人を対象に、行動の基になっている動機を探る「キャリパープロファイル」という心理テストとインタビューを実施。内的動機を特定すると自然に取る行動を予測することが可能となる。
新しいことにわくわくしたり気持ちが盛り上がったりする「新奇・リスク志向」、抽象的に小難しい物事を考えることが面白いと感じる「抽象概念理解力」、発想や着想に関する興味である「アイデア志向」は130名に共通して高く、外から枠組みを強制される「外的管理」が低いのも共通していた。そのうち、主張力・影響欲・感応力・復元力・精神的エネルギーが高いリーダーシップ型83名と、社交性・好印象欲・開放性・徹底性・柔軟性・内的管理が低い47名のグループに分類。前者では、勝ちへの希求、技術をビジネスにどう転用するかというセンス、関係者やメンバーを説得して影響を与える力、スピード重視志向が高い。後者では、自分の世界へ没頭、他人と違うことが好き、落としどころを想定した予定調和が嫌い、興味があることにはくじけずに継続する傾向が強い。
これらを優秀な生産技術者67名に当てはめると、共通コンピテンシーが高い人の割合は15%しかなく、職種によって望ましい適性が異なることが明確となった。現在の採用では、コミュニケーション能力が重視されているが、口下手で内向的でも優秀な人材はいる。彼らは管理する側には扱いづらい面もあるが、一般的な理系人材の中では希少価値が高い宝の存在であり、早期に成功体験をさせた方が成長しやすい。技術環境の変化により求められる人材が将来的に変わることもあるが、対人関係が苦手な人が持つ才能や可能性を見いだし、上手に育てられる上司も必要となろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 イノベーティブな研究開発人材とは
00: 01: 12 泉田雅典氏 プロファイル
00: 03: 27 組織人事Live #654 イノベーティブな研究開発人材とは
00: 03: 45 目利き人材の動機
00: 04: 37 キャリパー社について
00: 05: 25 実施目的
00: 06: 29 実施概要
00: 07: 35 実施イメージ
00: 09: 14 コンピテンシー調査結果
00: 09: 17 キャリパープロファイル 130名クラスター分析
00: 22: 12 課題1: コンピテンシーの特定
00: 27: 02 キャリパープロファイルで測定可能なコンピテンシー発揮予測
00: 28: 01 130名の内訳 コンピテンシー別
00: 30: 07 130名の内訳(適性の高さ)
00: 30: 28 課題2 誰にでも発揮できるコンピテンシーか?
00: 32: 53 共通コンピテンシー、Model 1&2の出現率
00: 36: 46 研究開発領域で誰もが認めるトップ人材の特徴
00: 37: 30 人材発掘および育成上の課題
00: 46: 43 創造性とマインドワンダリング 「天才と発達障害」岩波明 他(1)
00: 46: 53 創造性とマインドワンダリング 「天才と発達障害」岩波明 他(2)
00: 54: 03 天才、異能を生かすために 「天才と発達障害」より(1)
00: 54: 05 天才、異能を生かすために 「天才と発達障害」より(2)
00: 59: 01 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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