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【HD】組織人事ライブ > 組織人事ライブ 653

ビジネスパーソンのためのリベラルアーツ論
~各論編~
ゲスト:川上真史氏(ビジネス・ブレークスルー大学 教授)


概要:
ビジネスパーソンにとって必要なリベラルアーツとは、世の中にあるモデルどおりになぞらえるのではなく、自分で物事を正しく判断して自身の人生を自律的に生きていきながら、周りの人たちとも前向きな関係をつくっていくことにある。具体的には、科学・芸術・推論・信条の4分野において、グローバルにも通用する力を身に付けたい。本番組では、それぞれの領域での視点や基本的な考え方を押さえ、注意すべき点などについて解説する。
リベラルアーツとは、論理だけでなく心も含めて思考の基礎をつくる鍛錬である。単に本を読むばかりではなく、その内容について、さまざまな角度から考察したり、人と議論したりすることも重要だ。

「科学」では、予測的な意見・信条・感情を一切入れず、正確な調査や研究による客観的な結論のみから真実を特定する。仮説を証明できる実験から得られた結果を統計的に解析することで検証したり、すでに誰かにより実証された理論から証明したりする。

「芸術」では、感覚的に感情を豊かに表すだけでなく、他人の気持ちを理解・受容する力を養う。合理的に素晴らしい技法が用いられていたとしても誰もがそれを好むとは限らないが、あらゆる事象を正しく観察するための尺度や基準を持つことが必要だ。

「推論」では、直接見極められない事柄に対して直観的に本質を捉え、論理的に考える力を鍛える。日本ほど本音と建前を使い分ける社会は珍しい。歴史上、当局にとって不都合なことは残されていないこともある。文書にあることのみが事実だとは限らないため、記録だけをうのみにせずに推論することが大切だ。自説を肯定する論理だけではなく否定する論理も検討することと、他者が得心できるように説明することが推論における基本となる。事実ではなく推論していることを明確に認知、偏った見方や詭弁とならないよう気を付ける。「AであればBになる」という命題があれば、「Bであれば必ずAなのか」「Aでなければ必ずBではないのか」「Bでなければ必ずAではないのか」と多面的に見る。

「信条」では、異なる考えを持つ人に自らの信念を押し付けず、関係を上手に構築する力を高める。同質性が高い集団の中では、あうんの呼吸で意思疎通ができ、正解を求めることも容易であるが、異質性を持った人と接するときは、自分が伝えたいことを相手が納得するまで徹底的に話し合い、最適解を導き出した方がうまくいく。時間がない中での意思決定、根源的な善悪の判断、複雑系での重大な意思決定には直観的な決断が有効となる。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ビジネスパーソンのためのリベラルアーツ論~各論編~
00: 01: 12 ビジネスパーソンのためのリベラルアーツ論~各論編~
00: 02: 38 リベラルアーツとして保有したい4つの領域(1)
00: 03: 02 リベラルアーツとして保有したい4つの領域(2)
00: 03: 45 リベラルアーツとして保有したい4つの領域(3)
00: 04: 16 リベラルアーツとして保有したい4つの領域(4)
00: 05: 14 リベラルアーツとして保有したい4つの領域(5)
00: 06: 23 文書にあることが歴史とは限らない 「日本の歴史をよみなおす」(1)
00: 06: 29 文書にあることが歴史とは限らない 「日本の歴史をよみなおす」(2)
00: 13: 21 推論の基本(1)
00: 14: 31 推論の基本(2)
00: 15: 24 推論を行なう場合の留意点(1)
00: 15: 46 推論を行なう場合の留意点(2)
00: 16: 00 推論を行なう場合の留意点(3)
00: 16: 20 より正確な認知のために
00: 17: 17 命題による考え方(1)
00: 17: 50 命題による考え方(2)
00: 18: 00 命題による考え方(3)
00: 18: 10 命題による考え方(4)
00: 19: 07 安心社会としてのタテ社会 「タテ社会の人間関係」より(1)
00: 19: 16 安心社会としてのタテ社会 「タテ社会の人間関係」より(2)
00: 21: 35 タテ社会の内向性 「タテ社会の人間関係」より
00: 24: 10 異質性を持った相手との関係(1)
00: 24: 18 異質性を持った相手との関係(2)
00: 26: 05 異質性を持った相手との関係(3)
00: 31: 10 異質性を持った相手との関係(4)
00: 32: 17 ワインからの学び 「ワインの味の科学」ジェイミー・グッドより(1)
00: 32: 24 ワインからの学び 「ワインの味の科学」ジェイミー・グッドより(2)
00: 33: 31 異なる物語や美的秩序の衝突(1)
00: 33: 35 異なる物語や美的秩序の衝突(2)
00: 37: 52 芸術的な判断の基本(1)
00: 38: 07 芸術的な判断の基本(2)
00: 44: 49 マインドセットの形成と感情(1)
00: 44: 53 マインドセットの形成と感情(2)
00: 45: 00 マインドセットの形成と感情(3)
00: 45: 02 マインドセットの形成と感情(4)
00: 46: 31 感情の種類
00: 47: 11 「意識と脳」 スタニスラス・ドゥアンヌ著より(1)
00: 47: 18 「意識と脳」 スタニスラス・ドゥアンヌ著より(2)
00: 50: 58 科学的判断の2つの方向性(1)
00: 51: 39 科学的判断の2つの方向性(2)
00: 52: 27 科学的判断の2つの方向性(3)
00: 52: 45 統計学的な視点(基本)(1)
00: 52: 48 統計学的な視点(基本)(2)
00: 52: 51 統計学的な視点(基本)(3)
00: 52: 52 統計学的な視点(基本)(4)
00: 54: 04 直観的な判断が有効となる場合(1)
00: 54: 26 直観的な判断が有効となる場合(2)
00: 54: 34 直観的な判断が有効となる場合(3)
00: 54: 47 信条的な判断の基本(1)
00: 54: 54 信条的な判断の基本(2)
00: 55: 00 信条的な判断の基本(3)
00: 55: 23 信条的な判断の基本(4)
00: 55: 25 信条的な判断の基本(5)
00: 57: 56 今日のまとめ
講師紹介: 高橋 俊介(たかはし しゅんすけ)
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
組織・人事に関する日本の権威の一人。プリンストン大学大学院工学部修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ザ・ワイアット・カンパニーに勤務後、独立。
人事を軸としたマネジメント改革の専門家として幅広い分野で活躍中。
主な著書に『自由と自己責任のマネジメント』、『自立・変革・創造のマネジメント』、『キャリアショック』、『組織改革』、『人材マネジメント論』など。

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  アシスタント:岩崎 里衣

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