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【HD】大前研一アワー > 大前研一アワー 418

【向研会】日本の経営者の課題と対策
~企業を取り巻く経営環境が激しく変化するなかで、いま日本の経営者はどうあるべきか~


概要:
液晶技術で世界のテレビ市場をリードしたシャープは、売り上げが落ち込み、結局は鴻海に買収されるなど、かつて世界を席巻した日本企業の数多くで経営上の問題が目に付くようになった。なぜこれほどまでに多くの問題が発生しているのか。経営者に問題があるのではないか。経営者は、日本企業の経営問題から得られる教訓を他山の石とし、自社の運営戦略を練り直す必要がある。本番組では、東芝、スルガ銀行、神戸製鋼など、以前の輝きをなくした旧一流企業の問題を分析し、21世紀の経営者に求められる条件を提示する。
昨今の日本企業は、神戸製鋼所の製品品質データ変造や、東芝の粉飾決算など、経営上の問題が数多く表面化してきた。この背景には、経営者が、デジタルディスラプションや新興国企業の影響などに対処できていない問題が存在する。事業家は、高収益企業からだけでなく、経営問題・企業不祥事の事例から、経営上の課題と対策へ教訓を得る必要がある。

例えば、シャープは、新興国にシェアを奪われ業績が低迷する中、内部抗争に明け暮れていた経営陣に対する不信感も相まって企業存続の危機が顕在化した。東芝は、原子力発電事業などへの選択と集中で業績アップを目指していたが、そこから漏れた事業や社員の処遇を誤り、内部抗争・内ゲバの温床となった。海外の名門・ウェスティングハウス社を買収したのはいいが、自分たちではコントロールできず、最終的には不正会計やパワハラが発覚、突如として巨額損失が表面化した。スルガ銀行、日本大学、相撲協会など、独裁者が登場すると、周囲をイエスマンで固めるため「忖度の連鎖」が生まれ、隠蔽の土壌が形成される。このような負の連鎖、暴走に歯止めをかけるためには、「ガバナンス」の仕掛けが必要となる。武田薬品のように、複雑な資本関係、M&Aで巨大化した企業を経営できる日本人の後継者はいない。経営は改善すればいいというものではなく、将来のポジションに対して到達可能性も含めて考えておくべきだ。

激動する21世紀において、経営者は、社長になる前段階から、21世紀型の経営者としての能力を高める必要がある。社長就任後早期は、前任者を踏襲するのではなく、自らが研究したシナリオで変革の時代に応じた方向性を設定する。後継者体制を構築し、社長創出の仕掛けを持たなければ事業継承は望めない。企業突然死を起こさせない会社継続の仕組みとして、コーポレート・ガバナンスの構築・強化は必須だ。隣の反面教師に学び、継続可能な企業体質を構築することが、日本経済再生の道への第一歩といえよう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 【向研会】日本の経営者の課題と対策
00: 00: 47 1.いま、日本の経営者の何が問題になっているのか?(1)
00: 10: 04 1.いま、日本の経営者の何が問題になっているのか?(2)
00: 12: 19 1.いま、日本の経営者の何が問題になっているのか?(3)
00: 15: 49 2.日本企業の経営問題の事例
00: 28: 28 2.日本企業の経営問題の事例(シャープ)(1)
00: 29: 04 2.日本企業の経営問題の事例(シャープ)(2)
00: 32: 04 4.日本の経営者はどうすればよいか?
00: 33: 33 2.日本企業の経営問題の事例(シャープ)(3)
00: 34: 24 2.日本企業の経営問題の事例(東芝)(1)
00: 35: 33 2.日本企業の経営問題の事例(東芝)(2)
00: 36: 37 2.日本企業の経営問題の事例(スルガ銀行)
00: 38: 56 2.日本企業の経営問題の事例(忖度の連鎖)
00: 40: 48 2.日本企業の経営問題の事例(日産自動車、武田薬品)(1)
00: 42: 34 2.日本企業の経営問題の事例(日産自動車、武田薬品)(2)
00: 44: 09 2.日本企業の経営問題の事例(旭化成、リクシル)
00: 47: 11 2.日本企業の経営問題の事例(神戸製鋼)
00: 49: 00 2.日本企業の経営問題の事例(サラリーマン経営者)(1)
00: 51: 53 2.日本企業の経営問題の事例(サラリーマン経営者)(2)
00: 52: 17 2.日本企業の経営問題の事例(相談役・顧問)
00: 53: 57 2.日本企業の経営問題の事例(AI人材)
00: 55: 43 2.日本企業の経営問題の事例(ファイナンス思考)
00: 56: 12 2.日本企業の経営問題の事例(ファーウェイ)(1)
00: 56: 48 2.日本企業の経営問題の事例(ファーウェイ)(2)
00: 58: 47 3.日本企業の経営問題の事例から何を学ぶべきか?
00: 59: 11 4.日本の経営者はどうすればよいか?
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

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