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【HD】内田和成のビジネスマインド > 内田和成のビジネスマインド 85

右脳思考(1)
右脳思考とは


概要:
人間は本質的な意味でロジックや理屈ではなく感情で動くものだ。日常のプライベートな生活では、昨今のようにデジタル技術が高度に発達した現代社会であっても、経験や勘に基づく意思決定や相互のコミュニケーション方法つまり右脳思考は当たり前に行っている。であれば仕事を進める上でも右脳思考は堂々と使った方がよい。要は、左脳中心のロジカルシンキングといかにバランスよく組み合わせていくかである。本講座では、一般にビジネス場面であまり重要視されない右脳の使い方を講師の失敗談も交えながら解説してゆく。
家庭内冷蔵庫の余り物への対応やランチメニューの決め方を例に取れば、日数が経過した食品が食べられるかどうか、右脳思考を使えば見た目や匂いなど五感を使って判断する一方、左脳であれば消費期限を確認して決めることになる。ランチの決定では、直近に食した物やスケジュールを加味しながら頭に浮かんだメニューを感覚的に決めるのが右脳思考であり、過去の食事記録をデータベース化した上で栄養やコストバランスを点数化、最も高い数値のメニューを選ぶのがロジカルシンキングで、両者は対極の考え方と言える。左脳思考は即決しやすい一方、右脳思考は結論が揺れる要素がある分、柔軟で視野が広がる余地がある。両者共に大切で、使う場所や場面でうまく使い分けたい。

なぜ右脳思考が重要かは、人間は最終的には感情で行動するからだ。小中高校の教師は、学校方針によってではなく、生徒のためになると分かって初めて「やる気スイッチ」が入り本格活動を始めるという。ビジネス現場でも、新商品企画を提案された上層部がロジカルに反論する真の理由が直感的に気に入らないだけであれば、指摘部分の解決策をいくら用意しても無駄になる。こういう場合、感情と理屈を分けて冷静に分析する「因数分解」が必要だ。勘を信じて成功した経営者も枚挙にいとまがない。ユニ・チャーム創業者・高原慶一朗は紙おむつの伸長を確信し社内の反対を押し切って進出して成功、ヤマト運輸の小倉昌男はアメリカの宅配現場を目の当たりにしてひらめき、孤軍奮闘の末に宅急便事業を軌道に乗せた。

講師の内田氏は自身の失敗例を挙げる。ITベンチャー買収による事業拡大を期して策定した「完璧なシナリオ」は結局、「俺の目の黒いうちはやらない」との経営者のひと言で頓挫した。あるいは、社長の信任が厚いことを背景に、ある事業部長の業務内容の問題点を列挙して部長の激怒を買ったことがあった。いずれも、会社の仕事の流れや相手の立場に寄り添えず、右脳思考による共感が最終的に得られなかったことが原因であった。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 右脳思考(1)
00: 00: 40 右脳思考(1)
00: 03: 24 冷蔵庫の余り物
00: 07: 41 右脳思考全体構成
00: 07: 59 第1回 右脳思考とは
00: 08: 24 右脳思考とは何か
00: 10: 32 ランチに何を食べるか決めるとき パターンA
00: 11: 49 ランチに何を食べるか決めるとき パターンB
00: 13: 06 今日のランチの決め方 比較表(1)
00: 14: 56 今日のランチの決め方 比較表(2)
00: 16: 14 なぜ必要か
00: 25: 09 提案に反対される3つのパターン
00: 30: 00 相手の頭の中を因数分解
00: 34: 55 右脳思考が重要なわけ
00: 35: 54 右脳思考の成功例
00: 40: 04 成功している経営者は勘で動く
00: 49: 19 右脳思考の失敗例
00: 58: 49 右脳思考とは まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:坂本安代

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