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【HD】内田和成のビジネスマインド > 内田和成のビジネスマインド 71

最新経営用語を学ぶ(1)
シェアリングエコノミー


概要:
学術的研究やICT(情報通信技術)の飛躍的進展により、経営戦略の中にもさまざまな最新経営手法が入り込んできており、その中から幾つかの重要キーワードに焦点を当てる。1回目の本番組はシェアリングエコノミー。個人が所有するもので余っているものを、インターネットを通して見知らぬ他人が上手に使う仕組みだと、講師の内田氏は簡潔明瞭に定義、その背景には、消費者の生活や仕事への意識変化があるとする。経営手法の変革に伴い、ビジネスモデルのみならず、生活スタイルや働き方にも与える影響を考察していく
シェリングエコノミーには基本的に、ものやサービスの提供者と利用者、そして両者をマッチングさせるシェア事業者の3プレーヤーが存在する。シェア事業者はプラットフォーマーとも呼ばれ、高度なIT技術を駆使し、活用情報を利用者のスマホなどに分かりやすく提供、申し込みも簡便に済ませられるようアレンジする。同時に、代金決済機能や、提供者と利用者が相互に評価する仕組みなども整え、信頼性の確保にも気を配る。ビジネスが展開される類型としては、モノ・空間・移動・スキル・お金などの分野が挙げられよう。

不要なモノを個人がネットに気安く出品できるサイトビジネスを発展させたメルカリは代表例だ。利用者が支払った代金は同社で一時的に預かり、モノの受け渡し確認後に提供者に支払われる流れは消費者の安心感を担保する。空間分野では、空き家・空き部屋を提供する米Airbnbや、タクシーの移動サービスを紹介する米Uberは、世界ではビジネス領域が広がるも、日本では法規制等で普及は進んでいない。訪日外国人客増や、過疎地域での公共交通確保などをにらみ、今後は活用が広がるだろう。スキルのシェアについては、個人が有する専門技能をサービスチケットのかたちで提供するANYTimesの事例があり、お金のシェアとしては、一定希望数に達するとオリジナル製品の製造資金をネット上で集めるMakuakeのビジネスがユニークだ。シェアリングサービスの拡大は、環境保全志向の中、所有せず必要時にのみ利用できればよしとする、あるいは所有するにしても中古品で充当する「膨張しない」人生観の高まりが背景にある。人口減少時代に突入した日本において、主婦層や高齢者の就労機会を後押しする場所や時間にとらわれない勤務体制は、シェアリングエコノミーの流れと相まって発展していくであろう。企業は柔軟な働き方を支援し、資源の再利用や遊休資産を有効活用するビジネスを模索したい。中でも、利用者と提供者とで情報量に差がある「情報の非対称性」分野は今後もシェアサービス拡大が期待される。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 最新経営用語を学ぶ(1)
00: 00: 39 最新経営用語を学ぶ(1)
00: 01: 21 今回のトピックス
00: 01: 31 本日の内容
00: 01: 54 シェアリングエコノミーとは
00: 02: 44 シェアリングエコノミーの仕組み
00: 04: 04 シェアリングエコノミーの5類型
00: 04: 54 1.モノのシェア メルカリ
00: 10: 21 2.空間のシェア(1) Airbnb
00: 13: 15 空間のシェア(2) akippa
00: 15: 45 3.スキルのシェア ANYTIMES
00: 19: 21 3.スキルのシェア アズママ
00: 24: 50 4.移動のシェア Uber
00: 31: 31 5.お金のシェア Readyfor
00: 33: 57 5.お金のシェア Makuake
00: 37: 21 シェアリングエコノミーで変わる世界
00: 38: 20 シェアリングエコノミーで生活が変わる
00: 41: 30 シェアリングエコノミーで働き方が変わる
00: 46: 07 シェアリングエコノミーで社会が変わる
00: 53: 37 シェアリングエコノミーでビジネスが変わる
00: 57: 15 シェアリングエコノミーの課題
00: 58: 49 シェアリングエコノミーまとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:坂本安代

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