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フィンテック革命で産業界が変わる > フィンテック革命で産業界が変わる 02

フィンテックにおけるMastercardの取り組み
ゲスト:内山 憲氏(Mastercardアドバイザーズ・ジャパン 日本地区責任者)


概要:
多様な分野で構成されるフィンテックの中で、特に有望なのが決済と仮想通貨といわれるが、日本はいまだに現金決済率が高く、ATMのコスト高、安全面等、問題点を多く抱えている。インバウンドの増加や東京オリンピックにも備えるため、キャッシュレス化は国を挙げて取り組む必要があり、普及が急がれるところだ。Mastercardは国際ブランドのIT系企業であり、国内でも決済のテクノロジー化を牽引している。本講座でアドバイザーズの内山憲氏を迎え、同社の戦略に加え、金融フィンテックの現状、将来予測を伺う
Mastercardは5パーティーモデルと呼ばれる。アクワイアラー(加盟店開拓)、Mastercard、イシュアー(カード発行会社)、カード会員、加盟店とのパートナー関係を形成しており、カードはイシュアー経由で発行、イシュアーがアクワイアラーを行うことで、現在の流通数は世界で23億枚、加盟店は4千万にのぼる。カード会社の事業体は、国際ブランドの立ち位置でパートナーに技術提供するフィンテック企業のMastercard、VIZAと、カード発行や加盟店開拓を行う金融企業のJCB、アメックス、ダイナースに分かれる。国際ブランド2社の強みは、膨大なカード発行数によるビッグデータの存在であり、フィンテック企業として、消費行動解析やBtoBのコンサルタントに活用している。今後、脅威になりそうなのが、クレジットカード未発行で決済を行うIT企業だと内山氏は言う。中でもフィンテック先進国の中国企業、AntFinancialのAlipay、テンセントのWeChatpayは日本への攻勢がすさまじく、将来クレジットカートがなくなる可能性もゼロではない。

Mastercardの戦略は大きく五つあり、まずAlipay等の新しい決済に対抗するため、支払いデータを利用して顧客と店舗の相互プロブラムを提案する。次に、自社のコアな事業領域、オープンAPIという領域を超えた活動、双方を見極めた上で、フィンテックベンチャーと企業を結ぶMastercard Start Pathを実行する。3番目は、顧客が望む高いデジタル分野に対して、Lab-as-a-Serviceという開発プログラムを提供する。その他、セキュリティーリスクの対応や各種施策の最適化支援等、クレジットカードが日本の現金主義と対峙するための解決策に注力する。今後のポイントとして、カード類がスマホの中に収納される可能性、新しいペイメントフローの誕生、セキュリティーへの継続的投資の3点を内山氏は挙げた。講師は、昔のテレカのようにカードも今後消えるだろうが、MastercardとVIZAを中心に、フィンテックビジネスは拡大していくだろうと、総評を述べた。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 AI革命で進化するフィンテック
00: 03: 33 自己紹介
00: 05: 28 決済事業の中でのMastercardの位置づけ:アクワイアラーとイシュアーを結びつける決済ネットワーク
00: 18: 13 会社概要
00: 19: 39 Mastercardが保有するビッグデータ
00: 21: 23 FinTechといっても、その対象範囲はかなり広い
00: 21: 44 幅広いFintechの中で、ベンチャーキャピタル等の資金が集まっているのは・・・
00: 24: 58 決済関連のFintechプレーヤーは、既に、メガバンクと並ぶ非常に大きな存在になっている
00: 25: 56 世界で成功したモバイルペイメントをみると、購買に紐ついた明確な利用シーン(ユースケース)が・・・
00: 30: 01 Mastercardは、Fintechがもたらすチャレンジを克服するためのソリューションを・・・
00: 30: 52 1 データを活用した顧客及び加盟店付加価値サービス(1)
00: 32: 25 1 データを活用した顧客及び加盟店付加価値サービス(2)
00: 33: 27 【再掲】Mastercardは、Fintechがもたらすチャレンジを克服するためのソリューションを・・・
00: 38: 28 4 セキュリティソリューションズ(1)
00: 41: 13 4 セキュリティソリューションズ(2)
00: 41: 46 4 セキュリティソリューションズ(3)
00: 43: 48 【再掲】Mastercardは、Fintechがもたらすチャレンジを克服するためのソリューションを・・・
00: 45: 07 5 Test & Learn (APT)(1)
00: 46: 30 5 Test & Learn (APT)(2)
00: 47: 14 5 Test & Learn (APT)(3)
講師紹介: 藤田 勉(ふじた つとむ)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授/一橋大学大学院フィンテック研究フォーラム代表/シティグループ証券株式会社顧問/シティ資本市場研究所理事長
一橋大学大学院博士課程修了,経営法博士.慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所客員研究員.慶應義塾大学「グローバル金融市場論」講師.内閣官房経済部市場動向研究会委員,経済産業省企業価値研究会委員,環境省環境金融行動原則起草委員会委員

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  アシスタント:野中 美里

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