ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
高収益に導くリーダーシップ > 高収益に導くリーダーシップ 04

成長力を捻出するためにコストを削減する
~レゴ、フリトレー、スターバックス~


概要:
グローバルに成功している企業の多くは、強力なリーダーシップの下、成長力を捻出するためにコスト削減している。企業の強みであるケイパビリティーを、必要度の面から四つに分類し、選択と集中で資本投下比率を調整する。競争優位を保つためには、あえて支出を増やす決断も重要になってくる。本番組では、レゴ、フリトレー、スターバックスの3社のケースを取り上げ、コスト削減で資金を確保、差別化の礎となるケイパビリティーに積極的に投資して高収益に導くリーダーシップを検証する。
高収益を続ける企業では、成長力を捻出するためにコストを削減している。一律的なコスト削減では、成長分野への投資も損なわれる。多くの企業は、戦略と無関係な分野に20~40%の予算を浪費している。自企業のケイパビリティーを、①競争優位を保ち差別化するケイパビリティー、②競争のために必要条件となるテーブルステークス、③事業運営を維持するために必要な基本的なケイパビリティー、④できる限りゼロに近づけるべき不要な部分。この四つに分類し、支出にめりはりを付け、成長に必要な支出は増やす必要がある。

レゴのヨアン・ヴィー・クヌッドストープCEOは、ロングテール商品を絞り、相互運用性を高め、調達・物流・製造のコストを削減。2004年には毎日数百万ドルの損失を出し、マイナス30%の利益率だった会社を、2年間で利益を回復させ、2014年には世界一利益率の高い玩具メーカーに成長させた。アメリカ最大の菓子メーカー「フリトレー」のロジャー・エンリコCEOは、店舗直送の物流ケイパビリティーを重視、IT環境支出を確保しつつ、人員を大胆に削減。わずか1日で管理職と専門職の1800人をレイオフした。この変革によって、会社に残った者も含む全ての関係者が大きな痛みを負ったが、成長阻害要因となる管理階層や不要な業務手順が取り除かれ、より高いレベルの即応性や有効性につながった。ITを活用した生産性の向上により、2010年半ば以降、年間10億ドルペースで最終利益を伸ばしている。スターバックスのハワード・シュルツCEOは、質の高い従業員の維持を重視、パートも含めた従業員への厚遇を「投資」として資本投下した。スキルがあって献身的な店舗スタッフを育成して維持することで、離職率が高い業界の中で、従業員の高いレベルの忠誠心とコミットメントを確立している。

日本企業は対前年比何%という原価低減意識は強いが、間接部門などに対する「前例のない切り込み」は苦手。海外の事例を見習い、思い切ったコスト削減で成長を目指すべきである。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 成長力を捻出するためにコストを削減する~レゴ、フリトレー、スターバックス~
00: 00: 45 高収益に導くリーダーシップ
00: 00: 58 グローバルに成功している企業から学ぶ、「優れた戦略」とは何か?
00: 01: 06 「戦略と実行のギャップが少ない」優れた戦略には、5つの行動様式が重要
00: 01: 30 前回の振り返り・・・行動様式3 自社の組織文化を活用する
00: 02: 49 行動様式4 成長力を捻出するためにコストを削減する
00: 05: 31 ケイパビリティを4つに分類する
00: 08: 13 ケイパビリティ分類ごとに支出のメリハリをつけ、成長のためには支出を増やす
00: 09: 41 レゴ
00: 09: 44 レゴのヨアン・ヴィー・クヌッドストープ
00: 11: 12 1.レゴの「独自性」
00: 13: 11 2.レゴの差別化を可能にする「ケイパビリティ」
00: 14: 51 3.レゴの「組織文化」:改革に向けた取り組み
00: 16: 07 4.レゴの「コスト管理」:調達改革
00: 18: 17 4.レゴの「コスト管理」:商品企画
00: 19: 14 4.レゴの「コスト管理」:製造
00: 21: 17 4.レゴの「コスト管理」:物流
00: 23: 08 フリトレー
00: 23: 11 元CEOのロジャー・エンリコ
00: 24: 20 1.フリトレーの「独自性」:店舗直送とITインフラ(1)
00: 28: 12 1.フリトレーの「独自性」:店舗直送とITインフラ(2)
00: 29: 30 2.フリトレーの「ケイパビリティ」:構築の経緯(1)
00: 31: 30 2.フリトレーの「ケイパビリティ」:構築の経緯(2)
00: 33: 56 2.フリトレーの「ケイパビリティ」:構築の経緯(3)
00: 34: 34 4.フリトレーの「コスト管理」(1)
00: 36: 29 4.フリトレーの「コスト管理」(2)
00: 38: 43 スターバックス
00: 38: 47 スターバックスのハワード・シュルツ
00: 40: 02 1.スターバックスの「独自性」
00: 42: 05 2.スターバックスの「ケイパビリティ」
00: 43: 56 3.スターバックスの「組織文化」
00: 45: 54 4.スターバックスの「コスト管理」
00: 47: 39 まとめ:行動様式4 成長力を捻出するためにコストを削減する
00: 48: 38 行動様式5.将来像を自ら作り出す
00: 49: 08 行動様式5 将来像を自ら作り出す
00: 51: 48 将来像を自ら作り出した企業
00: 55: 16 将来像を自ら作り出すことで、成長の好循環に入る
00: 56: 52 将来起きる変化に対して、先回りして手を打つ
00: 59: 26 まとめ:戦略と実行のギャップをなくすには
講師紹介: 岸本 義之(きしもと よしゆき)
PwCコンサルティング合同会社 ストラテジーコンサルティング シニア・エグゼクティブ・アドバイザー
東京大学経済学部卒業、ノースウェスタン大学MBA、慶応義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了、博士(経営学)。15年以上にわたり、銀行・証券・保険・ノンバンクなどの金融機関に対し、全社戦略、営業マーケティング戦略、リスク管理、グローバル戦略、組織改革などのプロジェクトを行ってきた。
マッキンゼー・アンド・カンパニー(マネジャー)を経て、現職。

『岸本 義之』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:坂本安代

Copyright(c)