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世界史で学べ!地政学 > 世界史で学べ!地政学 05

ヨーロッパの地政学


概要:
ヨーロッパ大陸は、地政学的には巨大な半島と理解ができ、歴史をひもといてみると、ドイツの東側がソ連を中心に東欧諸国の巨大なランドパワーとなり、西側へ攻め込むというパターンを繰り返してきた。現在は移民問題、EU、ユーロ危機等、多くの課題が取り巻いているが、本講義では経済大国であるドイツと、ブレグジット(EU離脱)を行ったイギリスを中心に各国間の勢力関係や経済問題を分析、とりわけドイツとイギリスの違いを際立たせることで、ブレグジットを選択した真の理由を解明する
ヨーロッパ大陸のほぼ中心にあるドイツは、過去何度も東西から攻め込まれ敗戦に遭うが、第2次世界大戦後、1955年に再軍備し、NATO(北大西洋条約機構)へ加入、裏ではNATOの実権を握るアメリカがドイツを監視するという思惑があった。隣のフランスとは、アルザスロレーヌ地方の鉱山をめぐった衝突が何度もあり、直近ではフランスが勝利したが、軍事大国化したドイツの報復を恐れ、関税ゼロで共同利用を提案、これがきっかけで他商品も人の移動もフリーにしようとできたのが「欧州共同体(EC)」である。東西冷戦後の1990年、ドイツは再統一を果たすも、その結果さらに強国となることを各国は懸念、いっそのこと政治も通貨も全て統一しようと制定されたのが、1991年の「欧州連合(EU)」だ。真の意味である、一人勝ちをさせないよう縛り上げることの思いとは裏腹に、工業製品の輸出大国であるドイツは、加盟国の信用で決まるユーロの価値を、経営破綻したギリシャが落としていたことも影響し、欧州最大の経済大国として復活を遂げた。

一方、トーバー海峡を挟んだイギリスは、EUの混乱を傍観していた。イギリスはかつての産業立国から、投資のリターンで富を得ているので、市場統合のユーロ安になっても関心は低く、自国の強いポンドで勝負をしている。今、欧州で問題となっているシリア難民は、ドイツが安い労働力確保のため積極的に受け入れを表明し、メルケル首相は各国にも要請したが、何の得もないイギリスはこれを拒否、国民投票でEU離脱を決定した。ただ、三つのパーツで成り立つイギリスは、例えばウイスキーを売りたいスコットランドは残留派が多いように実は意見が分かれており、今後の動向によっては、イギリス崩壊の危機にメイ首相は立たされている。現在の欧州は難民問題をきっかけに、移民排斥のナショナリズムが少しずつ台頭、トランプ政権と似た状況も感じられる。ここに中国移民問題を抱えるプーチンも絡むことで、EU縮小の兆しが見え始めている。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 ヨーロッパの地政学
0.0: 0.0: 46 第5回 ヨーロッパの地政学
0.0: 2.0: 50 ヨーロッパは半島である
0.0: 5.0: 36 ロシアはなぜウクライナに介入するのか?
0.0: 5.0: 41 【再掲】ヨーロッパは半島である
0.0: 6.0: 24 【再掲】ロシアはなぜウクライナに介入するのか?
0.0: 6.0: 57 冷戦終結後
0.0: 7.0: 52 【再掲】ロシアはなぜウクライナに介入するのか?
0.0: 10.0: 33 【再掲】冷戦終結後
0.0: 11.0: 18 【再掲】ロシアはなぜウクライナに介入するのか?
0.0: 14.0: 20 ヨーロッパ問題は、ドイツ問題である
0.0: 24.0: 6 ドイツにとっての欧州市場統合のメリット
0.0: 29.0: 48 【再掲】ヨーロッパは半島である
0.0: 32.0: 10 【再掲】ドイツにとっての欧州市場統合のメリット
0.0: 35.0: 27 【再掲】ヨーロッパは半島である
0.0: 36.0: 27 イギリスは欧州ではない
0.0: 39.0: 25 投資立国イギリスと、産業立国ドイツ
0.0: 46.0: 59 2016年、シリア難民が大量流入
0.0: 55.0: 12 EUの縮小がはじまった
0.0: 58.0: 34 欧州諸国首脳の相関図
講師紹介: 茂木 誠(もぎ まこと)


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  アシスタント:渡名喜 織恵

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