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競争しない競争戦略 > 競争しない競争戦略 02

ニッチ戦略
ゲスト:大和田雅博氏(株式会社プロネクサス取締役執行役員)


概要:
競争しないことが、いかに会社の利益率を高めるかを考察していく当シリーズ、第2回目はニッチ戦略を取り上げる。ニッチは、小さい売り上げ領域や差別化などと混同されがちだが、リーダー企業とは戦わず、市場のすみ分けによって己を生かす戦略だ。市場規模を大きくせず急速な成長を抑えることで大手の参入を阻み、技術やサービスの質と量を限定することで市場のコントロールが可能となる。番組後半は、ゲストをお招きして、サービス業における技術ニッチの典型事例を紹介していく。
大和田氏は、株式会社富士写真フイルムを経て、2001年にプロネクサスへ入社。営業本部総合企画室長、法務・コンプライアンス室担当、グループ企業担当等を歴任し現在に至る。
従業員千名ほどを抱えるプロネクサス社は、上場企業や投資信託運用会社向けに、法律で義務付けられた情報の開示や任意のIR(経営や財務状況を発信する活動)における実務支援サービスを提供している。同社は1930年に証券印刷会社として創業、80年代から情報開示関連印刷分野に進出。以降資本市場活性化やグローバル化による法律や制度の改正、開示の電子化などに伴い事業領域を拡大しているが、一貫して財務分野に特化している。
主要業務は、株主総会書類をはじめ有価証券報告書等の決算開示書類、株主通信やウェブサイト用のIRデータ等の作成。金融商品関連では運用報告書のほか販売用資料の作成にも注力している。新たに、研究者向けに過去50年余りの蓄積開示情報を企業情報データベースとして販売開始した。顧客企業の財務諸表等決算データや非財務情報を、開示用データに展開し、金融庁や東京証券取引所へ送信する開示インフラとしての重要な役割も持つ。
日本の上場企業は約3600社あるが、数は急に増減しないため、財務情報開示市場は小さくまとまり数社寡占が続く。同社はデータセンターを構え、インサイダー情報を含む開示前データを高度なセキュリティーで徹底管理。コンサルタント80名による法的チェックや助言、セミナーの開催、独自の開示書類編集システム構築等の基盤技術でシェア6割を誇る。
ニッチ戦略における要諦は、他社に侵されないよう常に進化を続けること。固定費がかさんでニッチが緩まぬよう成長し過ぎないこと。利益率を下げる中途半端な立ち位置に陥らないことだ。自社の強みにフォーカスして質を磨き、小さな池の大きなコイとなることで、競争しなくとも会社の利益率を高めていくことができる。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ニッチ戦略
00: 00: 41 競争しない競争戦略
00: 01: 10 第2回 ニッチ戦略
00: 01: 17 ニッチとは
00: 02: 20 ニッチ戦略とは
00: 03: 21 ニッチとは質的に優れるだけか?
00: 03: 51 リーダーを参入させない量的コントロール
00: 09: 04 2つのニッチ戦略
00: 09: 23 質的コントロール(1)
00: 09: 42 質的コントロール(2)
00: 09: 58 ①技術ニッチ
00: 10: 44 出所:ビジネス・ブレークスルー「イノベーションライブ」より
00: 11: 07 マニーが「やらないこと」
00: 12: 08 ②チャネル・ニッチ
00: 12: 29 大同生命の戦略
00: 13: 53 ③特殊ニーズ・ニッチ
00: 14: 21 タカラベルモントの製品
00: 14: 36 タカラベルモントの顧客は?
00: 15: 52 質的コントロール(3)
00: 15: 58 ④空間ニッチ
00: 16: 09 セイコーマート 斜里店(北海道斜里郡)
00: 16: 40 ヤマサちくわ
00: 18: 14 ⑤時間ニッチ
00: 18: 27 エイジス
00: 20: 11 ⑥残存ニッチ
00: 21: 08 ⑦ボリューム・ニッチ
00: 22: 47 質的コントロール(4)
00: 22: 55 ⑧カスタマイズ・ニッチ
00: 24: 01 出所:Knot HPより
00: 26: 26 ⑨切替コスト・ニッチ
00: 28: 26 クオリカプス
00: 30: 44 ゲストプロフィール
00: 31: 46 1. プロネクサスの事業領域
00: 32: 25 1-1 会社概要
00: 32: 56 1-2 当社の歩み
00: 35: 37 1-3 当社の社会的ポジション
00: 36: 38 1-4 当社のビジネス領域(1)売上高構成
00: 37: 31 1-5 当社のビジネス領域(2)上場企業向けビジネスの主要製品・サービス
00: 37: 57 1-6 当社のビジネス領域(3)金融商品向け/大学・研究機関向けビジネスの主力製品・サービス
00: 39: 03 1-7 顧客基盤
00: 40: 22 2-1 当社のサポート(全体像)開示・IRサポートへの特化
00: 40: 43 2-2 当社のサポート(全体像)お客様の実務に密着
00: 41: 13 2-3 当社のサポート(1)コンサルティング
00: 43: 19 2-4 当社のサポート(2)システムサービスの導入状況
00: 43: 40 2-4 当社のサポート(2)システムサービスの概要
00: 46: 21 2-5 当社のサポート(3)セキュリティ
00: 47: 46 2-6 当社の強み(4)カスタマーサポート
00: 48: 12 3-1 当社の事業特性
00: 49: 36 3-2 「新中期経営計画2018」の方向性
00: 50: 09 3-3 中計戦略の推進 開示実務支援の領域拡張
00: 51: 36 3-4 中計戦略の推進 金融商品分野の強化
00: 52: 16 3-5 中計戦略の推進 Web・翻訳サービス強化
00: 53: 10 3-6 中計戦略の推進 電子化への対応
00: 55: 18 ニッチ戦略の要諦
00: 57: 44 スタック・イン・ザ・ミドル
00: 58: 40 【再掲】ニッチ戦略の要諦
講師紹介: 山田 英夫(やまだ ひでお)
早稲田大学ビジネススクール 教授
1981年慶応義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。三菱総合研究所にて、主に大企業の事業領域策定、新事業開発のコンサルティングに従事。1989年早大に転じる。専門は競争戦略。学術博士(早大)。
デファクト・スタンダードに関する研究では、パイオニア的存在。

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  アシスタント:都筑 美奈

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