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稼ぐ力のその中身 > 稼ぐ力のその中身 03

稼ぐ力のその中身 対談
ゲスト:早川与規氏(ユナイテッド株式会社 代表取締役会長CEO)


概要:
企業経営には、一つの事業にフォーカスする場合と、会社を個々の事業体の入った箱と見なし統括する方法の2種類がある。講師の研究領域である競争戦略は前者がターゲットだが、本講座では、後者を代表するユナイテッド株式会社会長の早川与規氏を迎え、企業経営に注目する。同社は特に変化が激しいインターネット業界において、スマホ事業とアドテク(広告配信)事業で成長を続けているが、早川氏が事業集合体を経営する上で重要視していることは何か。その上で、自身の考える「稼ぐ力」を語っていただく。
ユナイテッドの設立は2012年、数社と合併を繰り返しながら、最終的に現在のかたちになった。主力業務は成長市場であるスマホに特化し、アドテクとスマホアプリのサービスを提供、アドテク事業ではDSP(広告主側プラットフォーム)とSSP(媒体主側プラットフォーム)をオープンにしたことで広告効果を高めている。アプリで有望なのは、きせかえコミュニティー「CocoPPa」という、中高生女子に人気のもので、口コミで世界中に広がった。ただ、情報サービス業は不確実な世界で、想定外が起こることも多々あるといい、予想できない事業をポートフォリオとして経営していくのは困難を極める仕事といえる。収益面では、売上は右肩上がり、営業利益は事業へ先行投資をしたことで一時的に下がるときもあったが、ネット会社特有の、収益のダイナミックな一面と見ることができる。ポートフォリオを組むときの前提は、多くのチャンスが生まれる業界の中、どの事業が今後成長するかの見極めと、どのタイミングで経営リソースを配分するかが重要となってくる。同社での経営判断は、会長と7名の執行役員で主に行われている。
早川氏は現在、個々の事業にコミットするのではなく、各事業責任者全体を見回しコントロールする役を担っている。特に力を入れているのは、新規事業の創出だ。「最高の種会議」等、率直な意見交換の場を設け、裏表なく成長できる企業文化をしっかりとつくっていく。例えば5年後、スピードの速いネット社会において事業構成も変わっているだろう。会社を支える人材育成は、2018年からユニーク採用を取り入れる予定だ。早川氏は、この世界は多くのチャンスと変化にひしめいているので、実際に行動してみないと分からない要素もあるが、失敗してもチャンスに変える心意気で挑戦してほしいと、言葉を送った。講師は、一つ一つが学習の機会であり、割り切りも重要だと分かったし、チャレンジしやすい環境づくりこそ早川氏の大切な仕事だと、感想を述べた。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 稼ぐ力のその中身 対談
00: 05: 04 代表取締役会長CEO 早川プロフィール
00: 10: 46 沿革
00: 11: 32 会社概要
00: 11: 58 事業内容
00: 12: 27 アドテクとは
00: 12: 54 【再掲】事業内容
00: 13: 29 当社のアドテク事業について
00: 14: 05 当社アドテク事業の特長
00: 17: 38 【再掲】事業内容
00: 17: 56 スマートフォンきせかえコミュニティCocoPPa
00: 24: 08 売上・営業利益推移
00: 35: 55 【再掲】事業内容
00: 41: 27 アバター着せ替えゲームアプリ CocoPPa Play
00: 44: 57 【再掲】沿革
00: 45: 56 企業文化について
00: 46: 27 今後のアドテク事業の成長に向けて
00: 46: 31 スマホコンテンツ事業について
00: 47: 23 【再掲】売上・営業利益推移
00: 47: 41 新規事業の創出
00: 52: 20 ユニーク採用
00: 53: 56 M&Aについて
講師紹介: 楠木 建(くすのき けん)
一橋ビジネススクール 教授
専攻はイノベーションのマネジメント。新しいものを生み出す組織や戦略について研究している。とくにコンセプトを創造する組織やリーダーシップに関心をもっている。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了(1992)。一橋大学商学部専任講師(1992)、同大学同学部およびイノベーション研究センター助教授(1996)を経て、2000年から現職。
主な著書に『Managing Industrial Knowledge』(共著・Sage 2001)、『ビジネス・アーキテクチャ』(共著・有斐閣 2001)、『知識とイノベーション』(共著・東洋経済新報社 2001)など。論文多数。

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  アシスタント:中山 裕子

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