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稼ぐ力のその中身 > 稼ぐ力のその中身 01

稼ぐ力のその中身 対談
ゲスト:林 要氏(GROOVE X株式会社 代表取締役)


概要:
当講義は、ニュースメディア「News Picks」のコラボ企画として、講師の楠木建氏が行っている「稼ぐ力その中身・対談」からユニークな戦略で成果を出している経営者を招き、「戦略=稼ぐ力」を紹介していく。数多く対談した中で、本講義のゲスト、GROOVE Xの林要氏には、他者と決定的な違いがあるという。ロボット開発の同社は、2019年に商品発表の予定であり、現状は未収益。だが、林氏の考えるロボットと人間の関係性、独自の価値を提供しようとする戦略が興味深く、そのコンセプトを詳しく伺う。
林氏は、前職のトヨタでレクサスLFAやF1、ソフトバンクでは人型ロボット「Pepper」と、いずれも新しい技術開発に携わってきたが、特にPepperと人々の触れ合いを見て、新しいロボットビジネスの可能性を感じた。2015年、生活に溶け込む新世代の家庭用ロボットを目指し、GROOVE Xを設立。東京オリンピックを前に、日本から世界へ発信しようと開発を進めている。一般的にロボットというと、高度なCPUやソフトウエアが付いている製品を思い付くが、同社の考えは2種類ある。コストを削減し仕事の代替となる機能性重視なものと、自己実現のために能力や情緒面を手助けする感性重視なものだ。例えば前者には自動運転車やドローン、後者はSNSや仲間、ペット等があり、後者の部分をロボットで担えるのではないかと考えた。また、人間がロボットとコミュニケーションを取るとき、「無言語・無意識」の領域が反応するのではという脳科学の研究にも着手した。同社の事業は、人間が持っている孤独感や承認欲求を癒やすロボット開発として、商品価値のコンセプトを十分掘り下げ、新しい価値をつくっていると講師は言う。
林氏は以前の仕事で失敗を繰り返し、その都度リカバリーが上手になっていった。誤っても、痛みの免疫をつけながら進むことがビジネスでは大切であり、最初から「稼ぐこと」のみを目的にしない方がいいと話す。多くの成熟企業は失敗を否定し再発防止に努めるが、それではいずれ世界の競争の中に飲み込まれてしまうだろう。GROOVE Xのロボット開発は、過去の失敗を糧に、独自性を追求しながら進めている。林氏のビジネスストーリーに興味を持たれた方は、氏の著書『ゼロイチ』を参考にされたい。講師は、まず稼ごうと思わないことは、企業の競争戦略において理屈では通じるものがある。みんなが共感するような提案では競争にならない。稼ぎたいという商売のジレンマを乗り越えることがビジネスの面白さだと述べ、対談を終えた。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
0.0: 0.0: 0 稼ぐ力のその中身 対談
0.0: 8.0: 18 資料(1)
0.0: 11.0: 29 会社概要
0.0: 14.0: 24 Robot(1)
0.0: 14.0: 29 Robot(2)
0.0: 15.0: 7 人の仕事を減らすため 人の自己実現のためため(1)
0.0: 17.0: 0 人の仕事を減らすため 人の自己実現のためため(2)
0.0: 25.0: 43 資料(2)
0.0: 26.0: 45 資料(3)
0.0: 27.0: 11 資料(4)
0.0: 34.0: 32 資料(5)
0.0: 37.0: 1 情緒+ロボット
0.0: 37.0: 50 資料(6)
0.0: 41.0: 11 資料(7)
0.0: 41.0: 23 ”癒しの時代”
0.0: 41.0: 39 資料(8)
0.0: 45.0: 20 【再掲】人の仕事を減らすため 人の自己実現のためため(2)
0.0: 51.0: 7 GROOVE X
0.0: 53.0: 21 多種多様な家庭用ロボットで”日本発の新産業”を立ち上げる
0.0: 57.0: 57 【再掲】資料(1)
講師紹介: 楠木 建(くすのき けん)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
専攻はイノベーションのマネジメント。新しいものを生み出す組織や戦略について研究している。とくにコンセプトを創造する組織やリーダーシップに関心をもっている。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了(1992)。一橋大学商学部専任講師(1992)、同大学同学部およびイノベーション研究センター助教授(1996)を経て、2000年から現職。
主な著書に『Managing Industrial Knowledge』(共著・Sage 2001)、『ビジネス・アーキテクチャ』(共著・有斐閣 2001)、『知識とイノベーション』(共著・東洋経済新報社 2001)など。論文多数。

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  アシスタント:中山 裕子

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