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日本企業のASEAN戦略 > 日本企業のASEAN戦略 03

リージョナル戦略の空間的視座


概要:
企業が競争を勝ち抜く取り組みとしてグローバル経営が叫ばれて久しい。グローバルも重要だが、日本にとって大切なのはアジアである。アジア市場を捉えるためには、ASEAN(東南アジア諸国連合)にフォーカスを当てる必要がある。中でも、メコン地域と言われるベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマー・ラオスに注目が寄せられている。本番組では、ASEANが大きな潜在価値を持っている意味と、世界企業から注目されている理由は何かを考察する。
ASEAN加盟10カ国を一つの地域として考えたときのGDP(国民総生産)ランキングは、2005年で10位、2015年で6位、2020年には5位になると予測されている。一つ一つの国は小さいが、域内は関税が撤廃されているため、生産拠点として捉えると大きな潜在価値がある。ASEANでは、多くの企業がサプライチェーン(製造業における原材料調達・生産管理・物流・販売までの一連の工程)を展開してきたため、産業集積間の結び付きが強く工程間分業が進んでいる。加盟国間や一国内でも貧富の差が大きく、宗教もさまざまで多様性があるが、多くは発展途上にあるため国同士が協調することで経済成長を目指している。

日本企業はタイに多く進出しているが、労働集約的な工程をカンボジア・ラオス・ミャンマーへ移し、タイを中心としたネットワークをつくる「タイ+1」の動きも加速中だ。

メコン地域では、アジア開発銀行(ADB)主導で国境を越えて道路整備が進み、海上で9日要していた輸送が陸上で2日に短縮されるなど大幅に改善され、連結性が向上。日本国際協力銀行の調査では、企業の有望な投資先として上位5カ国の中には、インド・インドネシア・中国・タイ・ベトナムが5年連続で入っている。労働コストが安いこともあるが、インフラも整備され、市場の潜在的な成長性が見込まれている。

地域事業戦略として、一つの国ではなくメコン地域という「面」として捉える重要性が高まっている。ASEANで6億人、インドが12億人、中国が13億人と、地域全体で世界の半数近くを占める人口があり、グローバルにアプローチする起点としての可能性を秘めている。実際、カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムの経済成長は著しい。インターネット環境も整い、携帯電話が急速に普及するなど、人々のライフスタイルも急変してきた。今後、経済成長するために必要な人材という観点から、求められる経済発展の在り方として、企業や個人の枠を越えて地域のために何ができるかを考えていくことが大切だ。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 リージョナル戦略の空間的視座
00: 00: 45 第3回:リージョナル戦略の空間的視座
00: 02: 08 この旗は何の旗でしょう?(1)
00: 02: 46 この旗は何の旗でしょう?(2)
00: 02: 59 ASEAN加盟国
00: 03: 25 ASEAN10ヶ国の分類
00: 05: 48 ひとつの市場としてのアセアン
00: 06: 51 ASEANの不均一性: GDP per capita(1)
00: 07: 59 ASEANの不均一性: GDP per capita(2)
00: 08: 43 ASEANとEUの比較:違いを活用する戦略
00: 17: 53 タイ+1、戦略的パートナーシップ:チャイナ+1との違い(1)
00: 19: 24 タイ+1、戦略的パートナーシップ:チャイナ+1との違い(2)
00: 19: 25 タイ+1、戦略的パートナーシップ:チャイナ+1との違い(3)
00: 21: 18 タイ+1、戦略的パートナーシップ:チャイナ+1との違い(4)
00: 21: 40 タイ+1、戦略的パートナーシップ:チャイナ+1との違い(5)
00: 21: 44 タイ+1、戦略的パートナーシップ:チャイナ+1との違い(6)
00: 22: 30 タイ国の地政学的・地経学的優位性(1)
00: 22: 47 タイ国の地政学的・地経学的優位性(2)
00: 22: 58 タイ国の地政学的・地経学的優位性(3)
00: 23: 05 タイ国の地政学的・地経学的優位性(4)
00: 23: 11 タイ国の地政学的・地経学的優位性(5)
00: 23: 19 タイ国の地政学的・地経学的優位性(6)
00: 24: 58 タイを基点としたGMS戦略の重要性: FTAによって世界の50%以上の人口にアクセス(1)
00: 25: 40 タイを基点としたGMS戦略の重要性: FTAによって世界の50%以上の人口にアクセス(2)
00: 25: 44 タイを基点としたGMS戦略の重要性: FTAによって世界の50%以上の人口にアクセス(3)
00: 26: 15 市場としての魅力:市場の潜在性、現在の市場規模、産業集積
00: 28: 19 網の目に張り巡らされた経済回廊(1)
00: 28: 47 網の目に張り巡らされた経済回廊(2)
00: 34: 25 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(1)
00: 34: 59 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(2)
00: 35: 02 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(3)
00: 35: 31 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(4)
00: 35: 46 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(5)
00: 36: 58 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(6)
00: 37: 15 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(7)
00: 38: 01 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(8)
00: 38: 21 物質的インフラ整備により:メコン地域の連結性が向上(9)
00: 39: 35 メコンの成長もCLMVが牽引していく
00: 40: 33 アジアのフェイスブック利用者は世界全体の3割強
00: 42: 10 急速に発展するCLM:新興国の市場化(1)
00: 42: 50 急速に発展するCLM:新興国の市場化(2)
00: 42: 54 急速に発展するCLM:新興国の市場化(3)
00: 44: 20 日本企業のアセアンおよびメコンへのFDI合計は、中国を凌ぐ(1)
00: 45: 10 日本企業のアセアンおよびメコンへのFDI合計は、中国を凌ぐ(2)
00: 46: 10 メコンが世界経済の主戦場となる(1)
00: 46: 26 メコンが世界経済の主戦場となる(2)
00: 46: 30 メコンが世界経済の主戦場となる(3)
00: 46: 35 メコンが世界経済の主戦場となる(4)
00: 46: 40 メコンが世界経済の主戦場となる(5)
00: 47: 04 メコンが世界経済の主戦場となる(6)
00: 48: 13 メコンが世界経済の主戦場となる(7)
00: 49: 58 メコン地域をめぐる動き(1)
00: 50: 08 メコン地域をめぐる動き(2)
00: 51: 04 メコンデルタにおけるコーラとペプシ(1)
00: 51: 29 メコンデルタにおけるコーラとペプシ(2)
00: 53: 23 世界のバリューチェーンの中核地域となる可能性を秘めた地域
00: 55: 23 まとめ:メコン大での地域事業戦略の可能性:AAA戦略(ゲマワット2007)
講師紹介: 藤岡 資正()


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  アシスタント:江口 桃子

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