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日本企業のASEAN戦略 > 日本企業のASEAN戦略 02

新興国経済の台頭:アセアンの可能性


概要:
第2回はアジアにおける日系企業の現状と課題を解説する。ASEAN10カ国に中国やインドなどを加えたアジア一帯の人口は世界の半分ほどを占め、経済発展をリードしている。同地域における日本企業の営業利益額の構成比は他と比較しても最大であり、利益創出拠点と言ってもよい。アジア・北米・欧州の3経済圏の中で日本のホーム地域とすべきはアジアであり、いかに地域の国々と価値共創するかを中長期的視点から考えたい。日本はアジアの一員としてグローバル戦略とローカル戦略の最適バランスを追求すべきだ。
近年日本経済が低迷する間、アジアの成長は目覚ましく、中東・アフリカ、南米など世界の新興国地域と比較しても中間所得層の増加が群を抜く。例えば新車販売台数は、日本は1990年代に800万台弱でピークを打ち、2050年には300万台を割る予想となっているが、アセアン10カ国計だけでも2020年には600万台を超えようとする勢いだ。ラオス・カンボジア・ミャンマーは一人当たりGDP(国内総生産)が千ドル台の国々ではあるが、携帯電話加入率の伸び率は驚異的であり、2005年にラオスの11・44%が最高だったのが2017年には3国とも一挙に100%まで達する見込みだ。技術発展著しいネットを背景とするデジタルネットワーク経済への移行スピードが予想以上に加速している面は注視すべきだ。
その中で日本企業は、新車販売実績において、タイ・インドネシア・フィリピンでは7割以上のシェアを占めるなど、アジア地域から営業利益額の約40%を上げ、海外全体が平均3%台の経常利益率も7・1%と高くなっている。海外社員も、中小企業は7割以上、大企業でも半数以上はアジアに配置しており、同地域は稼ぎ頭となっている。ただ、欧米諸国のアジアにおける売上額の伸長を見ると日本企業は相対的に低く、成長力を秘めたリージョンパワーを取り込めているとまでは言えない。
株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役大前研一氏は早くも1985年、著書『トライアド・パワー』で北米・欧米・アジア3経済圏での新形態ビジネス展開、特にアジア圏の取り込みを訴えた。一方で、世界経済はグローバル化してはいても、各地域から20%以上の収益を確保している企業は数えるほどしかなく、ほとんどの多国籍企業は8割をホーム地域に依存しているのが現実だ。
衣料販売店ユニクロを運営するファーストリテイリングは、アジアでのローカルニーズをしっかりと満たした後に、全世界を視野に真のグローバル企業を目指す。日本企業は今後、中長期的アジア戦略を構築し、グローバルとローカル展開のバランスを追求すべきであろう。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 アジア経済の台頭と課題
00: 00: 58 第2回:新興国経済の台頭:アセアンの可能性
00: 01: 44 アジアの成長をどのように取り込んでいくのか?(1)
00: 01: 58 アジアの成長をどのように取り込んでいくのか?(2)
00: 02: 27 急成長するアジアの中間層
00: 03: 22 日本が長らく低迷する間に、多くのアジア諸国が急成長(1)
00: 03: 44 日本が長らく低迷する間に、多くのアジア諸国が急成長(2)
00: 04: 11 日本が長らく低迷する間に、多くのアジア諸国が急成長(3)
00: 04: 53 新車販売台数は1990年から半減(1)
00: 05: 05 新車販売台数は1990年から半減(2)
00: 05: 07 新車販売台数は1990年から半減(3)
00: 06: 36 ASEANの2020年の自動車生産は600万台と予測(1)
00: 07: 39 ASEANの2020年の自動車生産は600万台と予測(2)
00: 07: 47 ASEANの2020年の自動車生産は600万台と予測(3)
00: 10: 32 日系自動車メーカーはアセアンで高い市場シェアを誇る
00: 15: 13 でも、カンボジア、ラオス、ミャンマーはまだ成長に時間がかかるのでは?
00: 16: 33 急速に発展するCLM:携帯電話の急激な普及(1)
00: 18: 16 急速に発展するCLM:携帯電話の急激な普及(2)
00: 18: 45 急速に発展するCLM:携帯電話の急激な普及(3)
00: 18: 52 急速に発展するCLM:携帯電話の急激な普及(4)
00: 22: 01 デジタルワールド(1)
00: 22: 40 デジタルワールド(2)
00: 23: 30 ネットワーク経済へ(1)
00: 25: 00 ネットワーク経済へ(2)
00: 25: 04 ネットワーク経済へ(3)
00: 25: 26 新興アジアにおける日系企業の業績は?
00: 25: 54 日本の上場企業の150社以上の海外売上比率が7割以上
00: 27: 31 日本の上場企業の約2割の海外売上比率が5割以上(1)
00: 28: 09 日本の上場企業の約2割の海外売上比率が5割以上(2)
00: 31: 57 アジアが稼ぎ頭:営業利益の約40%がアジア(2011年3月期)(1)
00: 32: 50 アジアが稼ぎ頭:営業利益の約40%がアジア(2011年3月期)(2)
00: 33: 23 アジアは日本製造業の利益創出拠点:脱欧入亜(1)
00: 34: 34 アジアは日本製造業の利益創出拠点:脱欧入亜(2)
00: 37: 29 日系企業の多くがアジアで黒字化(1)
00: 37: 47 日系企業の多くがアジアで黒字化(2)
00: 37: 51 日系企業の多くがアジアで黒字化(3)
00: 39: 12 海外社員の7割超がアジア地域
00: 40: 18 海外子会社の地域構成(2011年度)(1)
00: 40: 30 海外子会社の地域構成(2011年度)(2)
00: 41: 18 日本企業はアジアの成長をうまく取り込めているのか?(1)
00: 42: 28 日本企業はアジアの成長をうまく取り込めているのか?(2)
00: 43: 25 アジアのなかの日本:コペルニクス的転換(1)
00: 43: 30 アジアのなかの日本:コペルニクス的転換(2)
00: 43: 42 アジアのなかの日本:コペルニクス的転換(3)
00: 43: 44 アジアのなかの日本:コペルニクス的転換(4)
00: 43: 56 アジアのなかの日本:コペルニクス的転換(5)
00: 43: 59 アジアのなかの日本:コペルニクス的転換(6)
00: 44: 28 トライアド・パワー(Ohmae 1985)(1)
00: 45: 03 トライアド・パワー(Ohmae 1985)(2)
00: 45: 13 トライアド・パワー(Ohmae 1985)(3)
00: 45: 44 トライアド・パワー(Ohmae 1985)(4)
00: 45: 45 トライアド・パワー(Ohmae 1985)(5)
00: 46: 27 トライアド・パワー(Ohmae 1985)(6)
00: 46: 52 トライアド・パワー(Ohmae 1985)(7)
00: 47: 30 “シンク・グローバル”・“アクト・リージョナル”?(1)
00: 49: 19 “シンク・グローバル”・“アクト・リージョナル”?(2)
00: 50: 08 ユニクロの事例
00: 50: 20 ローカルなのかグローバルなのか? 二項対立の克服:UNIQLOのケース
00: 50: 38 (2014年10月27日-11月2日号)(1)
00: 50: 40 (2014年10月27日-11月2日号)(2)
00: 50: 58 どのように具現化するのか? → アジア戦略(1)
00: 50: 59 どのように具現化するのか? → アジア戦略(2)
00: 51: 26 どのように具現化するのか? → アジア戦略(3)
00: 51: 27 ローカライズ対応
00: 52: 48 まとめ
講師紹介: 藤岡 資正()


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  アシスタント:江口 桃子

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