ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
【HD】大前研一アワー > 大前研一アワー 411

【あおもり立志挑戦塾特別講演】地方が不確実性の時代を生き抜くための戦略的思考


概要:
ITの発展とともに新たな事業が創出され、旧来のビジネスモデルが崩壊しつつある。たとえ大手企業であっても倒産の危機が訪れる不確実性の時代が到来した。国内市場が縮小する中、地方経済は衰退の一途をたどる。国・政府は、地方創生を掲げ経済の建て直しに躍起となっているが、これといった決め手は出ていない。地方は中央に頼らず自主自立の精神で自ら世界のマーケットへ挑戦し、繁栄を呼び込まなければ生き残れない。本番組では、地方創生を成功させるために必要な戦略的思考を提示する。
「あおもり立志挑戦塾」は、チャレンジ精神豊かな発想力や広い視野を持ち、起業・創業、経営革新、地域おこしに果敢に挑戦していく人材の育成とネットワークづくりを目的にした勉強会。青森県が青森公立大学との協働により2008年度から実施している。

デジタルテクノロジーの普及が消費者行動にさまざまな変化をもたらした。20代までの若者世代では、写真や動画をSNSに投稿し自己表現することが、生活行動・消費行動のモチベーションになっている。しゃぶしゃぶ肉を29cmの高さに積み上げた鍋料理で有名な「九州黒太鼓」や、女性客がかわいいと思う商品を企画・開発する100円均一ショップ「キャンドゥ」など、SNS映え(インスタ映え)する料理メニューや商品が若者の人気を集めている。世界のEC(電子商取引)市場が急拡大しており、リアルからネットへのシフトが加速した。特に中国向けの越境ECは巨大な市場となって成長を続けている。

デジタル化が進む一方、非デジタルに高付加価値がつく傾向がある。右脳系で妄想や欲望をかき立てる高級品は需要が高いが、日本企業の多くは富裕層が欲しがる商品・サービスを提供できていない。日本の観光産業には、タイのアマンプリ、コ・サムイのシックスセンスなどのような高級リゾートに匹敵するものがなく、ヨーロッパの富裕層の取り込みに失敗している。地方には、それぞれの土地にしかない観光資源が存在するが、住民の多くはその魅力に気付けていない。東洋文化研究家のアレックス・カー氏は、1970年代初頭に四国・祖谷の魅力を発見、廃村寸前だった小さな過疎地域を「桃源郷祖谷の山里」として観光地へと変化させ、地方経済の活性化に成功した。全体をプロデュースする人、仕掛けが鍵となるが、青森県のように、十三湖産しじみ、白神山地、こめ米ロードなど、特長的な資源を体系的に売り込む構想を練り上げ、サイバー技術を活用してインバウンドを呼び込み、地方創生を目指すのも地方創生には有効だろう。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 【あおもり立志挑戦塾特別講演】地方が不確実性の時代を生き抜くための戦略的思考
00: 08: 27 あおもり立志挑戦塾 地方が不確実性の時代を生き抜くための戦略的思考
00: 09: 07 ECでプラットフォームを築ければ繁栄を呼び込める
00: 12: 21 スマホ経済が拡大、デジタルテクノロジーの普及が、消費者行動に様々な変化をもたらしている
00: 12: 32 10~20代の若者世代は、写真や動画をSNSに投稿し自己表現することが、生活行動・消費行動の・・・
00: 12: 41 SNS映え(インスタ映え)する料理メニューや商品を掲載することで、若者を集客している飲食店が登場し・・・
00: 13: 24 SNSや口コミを媒介として、消費者・企業がともに生み出す商品・サービスがヒット
00: 14: 02 消費者は「買う」から「シェアする」ようになり、シェアリングエコノミーが急拡大している
00: 16: 55 ネット上での個人間取引支援サービスで、フリマアプリや物々交換アプリが存在感を増している
00: 17: 03 エアークローゼットは、既存業者と摩擦を起こしやすい一般的なシェアリングビジネスの枠を超え・・・
00: 17: 16 世界のEC市場が急速に拡大しており、今後さらにEC化率が高まることが予想される。・・・
00: 17: 23 国内小売流通業のEC比率が高まっており、リアルからネットへのシフトが加速している
00: 17: 38 BUYMA(バイマ)は、海外在住のバイヤーが直接買い付けした世界中のブランド品を・・・
00: 19: 13 日米中の越境EC市場が拡大しており、特に中国向けの越境ECは巨大な市場となっている
00: 19: 19 中国越境EC市場では、アリババ集団の「Tモール(天猫国際)」のシェアがダントツ
00: 19: 39 Tモールでは、W11(独身の日)は1日の売上が1.9兆円にも達するため、各社が年間で最も・・・
00: 20: 56 <W11の成功事例>
00: 21: 01 デジタル化が進む一方、非デジタルに高付加価値がつく傾向がある
00: 21: 29 右脳系商品やサービス(妄想や欲望を掻き立てる高級品)は需要が高い
00: 21: 43 消費者は単に二極化しているのではなく、こだわりの分野・商品であっても支出に見合う感動が・・・
00: 22: 17 鉄道各社が続々と観光列車を投入、シニア世代の「やけっぱち消費」を上手く取り込んでいる
00: 24: 30 「ちょい不良おやじ」の10年後は「やんちゃジジイ」となり、それまでの高欲望な消費行動はそのままに・・・
00: 25: 39 DESTINATION TOURISMは成長産業
00: 29: 17 2016年の訪日外客数は過去最高の2,403万9千人を記録、うち中国が27%を占めている
00: 29: 23 訪日外国人旅行者の関心は、「モノ」から「コト」へ
00: 29: 27 世界の観光産業の規模は6.8兆ドル(直接、間接を含む)、雇用者数が1億人と巨大な産業である
00: 29: 30 重要なことは世界の富裕層のリゾートを見るとアジアが増えている、日本はこの傾向を全く・・・
00: 30: 11 リゾート地には様々なタイプがあり、いわゆるディスティネーション・ツーリズム(目的型観光)に・・・
00: 30: 39 世界の有力スキー場は、広域で連携しており、スポーツとしてだけでなく、滞在型リゾート地として・・・
00: 31: 56 <参考>ウィスラー&ブラックコム
00: 34: 48 世界の人気ゴルフ・リゾートは、複数のゴルフコースを持ち、大自然の中の景観の良さ・・・
00: 35: 00 近年、ワイナリーや、食をテーマにしたリゾートが人気を集めている
00: 35: 08 スペインの地方都市サン・セバスティアンは「食」で世界から観光客を引き寄せている
00: 35: 35 サン・セバスティアン
00: 38: 30 タイ・サムイ島にはホテルが300以上も集積しており、ラグジュアリークラスのホテルも・・・
00: 38: 49 <参考>サムイ島と石垣島の比較
00: 39: 02 サムイ島を代表するスーパー・ラグジュアリー・リゾート、「フォーシーズンズ」と「シックスセンシズ」
00: 39: 41 世界のラグジュアリー・クルーズ船は、船内にレストラン・バー、プール、カジノなどの機能を備えた・・・
00: 39: 50 客車、レストラン、バーやラウンジ、ショップなどを備えた豪華列車での旅行が注目されている
00: 39: 57 世界の旅行・観光競争力ランキングでは、日本の順位は外国人訪問客数・国際観光収入の順位よりも・・・
00: 40: 43 <参考>旅の極意、人生の極意(2006年7月出版)
00: 40: 51 北陸新幹線開通にともなう千曲スーパーバレー構想(大前案)
00: 42: 32 ウイッスラーの考え方 通年型リゾート
00: 45: 45 好きなことをやって他人の好きなことを先に見つける
00: 46: 56 OH、MY TRIP 旅が好きでなくては! 計画に情熱を!
00: 54: 54 青森県
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

『大前 研一』をamazon.co.jpで検索

Copyright(c)