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【HD】大前研一アワー > 大前研一アワー 407

【Pacific Northwestに学ぶ地方創生 Part2】ビクトリア&バンクーバー


概要:
<二ヶ国語>

カナダのビクトリア、バンクーバーは、『エコノミスト』の暮らしやすい都市ランキングの3位に選ばれるなど、環境・安全性・インフラなどが整っている。大自然を残しながらも都会としての魅力を併せ持つことから、近年、職住近接の観点からビジネスパーソンが活動の拠点にする例が増えてきた。カナダ政府としても、人口の自然増が期待できないため、移民の受け入れを積極的に行っている。本番組では、外国からの経済移民(専門職・技能職)をうまく受け入れ、自国経済の発展につなげて成功しているカナダの事例を学ぶ。

カナダは、日本の約27倍の国土に約3500万人が暮らす、立憲君主制の国。伝統的に対米関係を最重要視しているが、国連・NATO・先進7カ国(G7)などで多国間外交を展開する。ビクトリア、バンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州は、西は太平洋、東はロッキー山脈に囲まれ、樹齢数百年の樹林が茂る温帯雨林、砂漠地帯、氷河を抱いた山岳地帯まで多様な環境を有する。カナダの中で最も移民比率の多い州で、3分の1は外国出身者が占める。現代カナダでは、多様性は自国の強みと捉え、新しく入国した人の定住と市民権取得・国籍取得を奨励している。移民によって人口が急増、労働力不足や社会保障費問題の対策に効果を期待している。特に人手不足が深刻な住み込み介護、農業労働者は外国人労働者が必須の状態となっている。日本も、少子高齢化社会が抱える問題に対処するうえで参考とすべきところが多いだろう。

バンクーバーは、住環境の充実ぶりと比較的安定した政策運営が好まれ、シリコンバレーを脱出したIT関連企業の流入が続いている。デジタル・メディア産業が成長し、関連産業合計で年間30億ドルの収入を得る。特にVFX(現実には見ることのできない画面効果を実現する技術)では、世界最大級のクラスターを形成している。映画の3DCG製作などを手掛けるソニー・ピクチャーズ・イメージワークス、米国ゲーム制作大手のElectronic Arts、バンダイナムコスタジオなど、約1800社が立地し、6万5000人を雇用する。 世界で初めて量子コンピューターを商用化したD-Wave Systemsなど、世界が注目するベンチャー企業も数多く活動する。量子コンピューターの理論は日本人が提唱したにもかかわらず、日本で商業化できなかったことは教訓に値する。すぐに役立つかよりも、中長期のスパンで計画・投資するビジネススタイルは、かつての日本企業が持っていた。日本の事業者は、カナダの事例から学び直し、事業の再成長を目指していただきたい。

 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 【Pacific Northwestに学ぶ地方創生 Part2】ビクトリア&バンクーバー
00: 03: 28 向研会2017年海外視察地域
00: 05: 33 ワシントン州の火山
00: 09: 42 カナダ概況
00: 11: 37 カナダの主な州・準州
00: 12: 47 カナダの連邦政府と州政府の役割
00: 15: 43 ブリティッシュ・コロンビア州周辺図
00: 16: 02 ブリティッシュ・コロンビア州概要
00: 17: 56 ブリティッシュ・コロンビア州の州内総生産の割合
00: 18: 42 ビクトリア概要
00: 25: 24 バンクーバー概要
00: 26: 30 暮らしやすい都市ランキング
00: 27: 09 カナダの移民の歴史
00: 28: 34 ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)と日系移民
00: 33: 24 現代カナダの移民制度概要
00: 35: 30 カナダの人口増加数の推移
00: 35: 47 カナダの人口に占めるマイノリティーの割合
00: 36: 11 移民の主な出身地域別の割合の推移
00: 36: 28 出身国別の移民数
00: 37: 30 カナダへの移民の効果
00: 45: 04 主要国の外国人労働者受け入れ状況
00: 48: 24 増加する移民・外国人労働者を巡る課題
00: 50: 47 参考:米国の主な就労ビザの発行件数
00: 51: 34 自国に外国人労働者を迎えることへの意識調査
00: 57: 06 主要都市別のテック系人材の採用の費用対効果
00: 58: 59 外資企業や外国人労働者の支援ネットワークの事例:True North
01: 01: 43 バンクーバーとデジタル・メディア産業
01: 01: 56 バンクーバーに拠点を置くデジタル・メディア企業
01: 02: 43 Creative BC
01: 10: 08 ブリティッシュ・コロンビア州の主な注目企業
01: 12: 29 D-Wave Systems
01: 13: 10 従来のコンピュータと量子コンピュータの基本概念
01: 15: 15 D-Waveの量子コンピュータと従来型コンピュータ
01: 15: 35 「組み合わせ最適化問題」の活用領域
01: 16: 54 量子コンピュータの主な方式
01: 18: 08 量子コンピュータ発展の経緯
01: 27: 55 量子コンピュータから見える日本の科学研究の課題
01: 29: 16 The Centre for Drug Research and Development
01: 38: 02 Copperleaf
01: 55: 46 カナダのベンチャー投資
01: 55: 55 都市別のベンチャー投資
01: 56: 07 バンクーバーの魅力と追い風
講師紹介: 大前 研一(おおまえ けんいち)
経営コンサルタント
マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了後、日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を経て現職。
オーストラリアのボンド大学の評議員兼経営学部教授でもある。著書多数。

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  アシスタント:大里 希世

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