ビジネス・ブレークスルーHOMEへ | 会社概要 | BBTサービス一覧 | サイトマップ | BBTサイトについて | お問い合わせ一覧 |

ログイン
ロケーションビジネスのデザインと活用 > ロケーションビジネスのデザインと活用 03

ロケーションビジネスの可能性と課題
ゲスト:坂下哲也氏(一般財団法人日本情報経済社会推進協会 常務理事)


概要:
位置情報を発信する機器や技術の向上で、個人レベルにまで及ぶきめ細かな情報が生まれ、新ビジネスモデル創造への期待が高まっている。シリーズ3回目は、同時に懸念される、個人情報保護やセキュリティー確保面でのリスク増大に焦点を当てる。「改正個人情報保護法」施行により、個人が特定できないように個人情報を匿名加工情報に変換するルールが制定された。企業は個人情報管理について存続を左右するほどのリスクと捉え、危機管理として組織・人・技術・物理的な面からのセキュリティー対策徹底が求められている。
ゲストの坂下哲也氏は、駒澤大学文学部歴史学科修了後、データベース、OS等の開発に従事。平成15年に財団法人データベース振興センターにて地理空間情報についての調査・研究に従事、平成18年には財団法人日本情報処理開発協会データベース振興センター副センター長に就任。平成24年、一般財団法人日本情報経済社会推進協会・電子情報利活用研究部部長に就き、平成27年に常務理事、平成28年4月より現職。データ活用の推進と個人情報保護のバランスを中心に、ビッグデータなどデータ利用の調査研究にも携わる。マイナンバー制度では、東京都等地方公共団体の特定個人情報保護評価の支援に従事。
位置情報は、IT技術やスマートフォン機器の向上等により質・量とも飛躍的に向上した。さらにサービス消費、通信、健康など利用データの拡大に伴い、個人別の細かいサービスが可能になるにつれ、一方では高度な個人情報が集積され、プライバシーやセキュリティー面のリスクが顕在化してきた。2009年ドイツで起きた、電話の通話記録から複数のデータをたどって個人が特定された事件は世界を震撼させた。
日本では「改正個人情報保護法」が2015年に成立、企業が個人情報を活用する際に、匿名加工を施し個人の特定を不可能にするルールを定めた。セキュリティー面では2014年、複数のフランス原子力発電所でドローン(小型無人飛行機)の飛行が確認されたため、同機を探知して撃墜させる安全対策システムが開発された。GPSにもリスクが忍び寄る。信号を遮断する装置や、誤信号を発信する器具が安価に販売されており、影響を受ける機器対策が急務である。ビジネス現場におけるプライバシー・セキュリティー管理については、組織存立を左右する事態に備えるリスクマネジメントと、企業のイメージ悪化に対処する危機管理とを分けて考えるべきだ。責任と権限を明確にする組織的対策、意識レベル強化の人的対策、システム面で対応する技術対策、入退室管理などの物理対策を組み合わせた施策が必要である。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ロケーションビジネスの可能性と課題
00: 00: 49 ロケーションビジネスのデザインと活用
00: 01: 23 前回のまとめ
00: 03: 11 自己紹介
00: 05: 07 情報到達コストとイノベーション
00: 05: 59 位置情報によって、様々な情報がつながる
00: 06: 53 測位のコストはどれくらい圧縮されてきたのか?
00: 08: 27 多様な測位環境の整備
00: 09: 46 準天頂衛星への期待
00: 10: 16 国土強靭化
00: 11: 35 Location Supporter(フジテレビジョン、JMテクノロジー)
00: 12: 47 屋内空間の利用
00: 13: 39 都市防災に向けた期待
00: 15: 48 セキュリティ、プライバシーの観点の起点
00: 16: 51 「人が動く」ようになった影響(ネット事業者)
00: 17: 45 海外は量産、国内は“個”へ(製造業)
00: 19: 23 顧客経験価値の重視(サービス業)
00: 20: 34 技術進展による利用データの拡大
00: 22: 05 通話記録からプライバシーが明らかになった例
00: 24: 32 バイクシェアリングのデータ
00: 25: 35 相手の位置が分かる
00: 27: 17 タクシープローブデータの可視化
00: 27: 42 運転者のデータからわかったこと
00: 29: 55 改正個人情報保護法と認定個人情報保護団体の指針
00: 31: 17 匿名加工情報を取り扱う事の考え方(1)
00: 32: 34 匿名加工情報を取り扱う事の考え方(2)
00: 36: 46 ドローンと飛行機がニアミス
00: 37: 55 ジャミング
00: 40: 42 スプーフィング
00: 42: 57 位置情報でセキュリティをかける
00: 44: 05 位置情報と防災
00: 45: 51 情報の信頼性
00: 46: 57 人が介在しない経済活動
00: 48: 09 期待
00: 50: 56 データを利用したビジネスの検討
00: 52: 36 ポイント
00: 54: 19 ビジネス検討時のリスクの洗い出し
00: 55: 23 転嫁の例
00: 56: 10 セキュリティ対策
00: 57: 30 まとめ
講師紹介: 神武 直彦(こうたけ なおひこ)
慶応義塾大学大学院システムデザイン/マネジメント研究科 准教授
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、宇宙開発事業団入社。 H-IIAロケットの研究開発と打上げに従事。欧州宇宙機関(ESA)研究員を経て、宇宙航空研究開発機構主任開発員。国際宇宙ステーションや準天頂衛星を始めとする人工衛星に搭載するソフトウェアの独立検証・有効性確認の統括および宇宙機搭載ソフトウェアに関するアメリカ航空宇宙局(NASA)、ESAとの国際連携に従事。 2009年より慶應義塾大学准教授 Multi-GNSS Asia 運営委員、アジア工科大学大学院招聘准教授 ロケーションビジネスジャパン実行委員長。博士(政策・メディア)

『神武 直彦』をamazon.co.jpで検索
  アシスタント:名和田 知加

Copyright(c)