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ロケーションビジネスのデザインと活用 > ロケーションビジネスのデザインと活用 02

ロケーションビジネス概観


概要:
シリーズ2回目は、位置に関する情報を提供するビジネス、あるいは同情報によって既存サービスの価値を向上させるビジネスについて解説する。特に後者については多様なビジネスチャンスの可能性がある。高感度センサーが搭載された建設機械や自動車は、稼働状況を詳細に知らせるだけでなく、自動運転の本格実用化に向けて技術開発が加速している。個人の住宅を宿泊施設として提供するなどシェアリングエコノミーも場所情報との一体化は必須である。法律整備等の制度設計も並行しながら位置情報ビジネスに注目したい。
位置情報を提供するビジネスの好例として挙げられるのは、ナイトレイが提供する分析ツール「インバウンド・インサイト」だ。訪日観光客がどこの観光地をどのように訪ねているかを可視化した行動データに、観光客が個々に発信するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)情報なども取り込むことでマーケティングデータとしての応用も見込む。コマツが推進するKOMTRAX(建設機械稼働管理システム)は、現在あるサービスに位置情報を組み込むことで新たな付加価値を産み出す代表例である。世界各地に分散する建設機械にセンサーを組み込み、建機の稼働状況を集中管理することで買い換えやメンテナンス情報を提案する。注目度の高い自動運転は、同社主管の巨大ダンプカーでは実現しているが、公道を走る一般の自動車では、正確かつ即時の位置情報取得に磨きをかける必要がある。日本では、米国GPS衛星からの位置情報を補完するために、日本上空の滞在時間が長い準天頂衛星システムの整備に向け2010年から衛星打ち上げを開始した。
近年IoT(物がネットでつながる)技術の進展で情報網が拡大、家電品、プランター、ヘルスメーターなど、予想を超えるさまざまな物にセンサーが搭載され、位置情報を含んだ周辺情報が発信されている。サッカー選手が試合中に走った距離やエリアを記録、ゲーム戦略や練習方法、観客へのサービス情報提供に利用することも可能になってきた。
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックは、日本の位置情報技術によるビジネス応用例を世界にアピールする好機であろう。自家用車をタクシーとして提供することや、個人の住宅資産を宿泊施設として利用してもらうなど世界で広がるシェアリングエコノミーは、サービス提供者と利用者を直接つなぐのが特徴で、正確な位置情報があってこそ成り立つ。小型無人機ドローンが普及すれば3次元の位置情報も必要だ。法律面など制度設計が追い付いていない面もあり、並行して準備を整えながら今後、位置情報ビジネスに注視したい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 ロケーションビジネス概観
00: 00: 41 ロケーションビジネスのデザインと活用
00: 10: 53 位置情報ビジネスのバリューチェーン(1)
00: 12: 59 位置情報ビジネスのバリューチェーン(2)
00: 15: 11 位置に関する情報を提供する
00: 17: 00 広告
00: 17: 52 利用者課金
00: 18: 57 店舗向け管理費
00: 20: 34 他サービスとの連動
00: 23: 38 INTERNET of THINGS
00: 24: 47 資料
00: 27: 30 機械稼働管理システム:KOMTRAX
00: 30: 23 Uber
00: 31: 12 Uberのビジネスモデル
00: 33: 06 自動運転
00: 33: 59 コネクテッドカー
00: 36: 36 無人小型機(DRONE)
00: 37: 49 Airbnb
00: 39: 56 Retty
00: 41: 56 inbound insight
00: 43: 49 FinTech
00: 46: 13 「位置情報の活用事例」一覧(内閣府)
00: 48: 45 地理空間情報:G空間情報(Geospatial Information)
00: 52: 00 位置情報関連ビジネスの市場(国内)
00: 54: 22 ロケーションビジネスジャパン
00: 55: 35 G空間Expo
00: 56: 35 まとめ
講師紹介: 神武 直彦(こうたけ なおひこ)
慶応義塾大学大学院システムデザイン/マネジメント研究科 准教授
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、宇宙開発事業団入社。 H-IIAロケットの研究開発と打上げに従事。欧州宇宙機関(ESA)研究員を経て、宇宙航空研究開発機構主任開発員。国際宇宙ステーションや準天頂衛星を始めとする人工衛星に搭載するソフトウェアの独立検証・有効性確認の統括および宇宙機搭載ソフトウェアに関するアメリカ航空宇宙局(NASA)、ESAとの国際連携に従事。 2009年より慶應義塾大学准教授 Multi-GNSS Asia 運営委員、アジア工科大学大学院招聘准教授 ロケーションビジネスジャパン実行委員長。博士(政策・メディア)

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  アシスタント:名和田 知加

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