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【HD】内田和成のビジネスマインド > 内田和成のビジネスマインド 59

内田流ものの見方(13)


概要:
本番組では、なぜもうかっているか、どこでもうけているかを三つのビジネスカテゴリーで分析、画期的手法展開へのヒントが隠れていないかを考える。一つ目は、ビジネスの本質に注目することにより、費用対効果や安心・安全確保を得られる仕組みを見る。二つ目は、ターゲット顧客の行動を読み込んだ戦略によるビジネスモデルを挙げる。三つ目は、ボリュームのある本業では薄利に徹し、利益率の高い関連業務で収益を上げるビジネスについて解説する。常に経営戦略の根本に注目し、一般化・抽象化を志向する目を養う。
世界最大のダイビングネットワークPADI発行の「Cカード」は免許証ではなく、単なる「認定証」である。このカードが世界中でライセンスに近い効力を持つのは、ダイバー側は専門家の助言が期待でき、専門家側は一定のダイビング技術保持者と認定できることで、相互に安心・安全意識が確保された結果、他業者を阻む参入障壁を形成しているからだ。一方、日本のコインパーキングは、月決め駐車場の相場に比べて割高なのに使用率が高い。駐車違反の反則金約1万5000円を回避するための保険金ビジネスの一面を持っていることを理解すべきである。以上2例は、ビジネスの本質構造としての収益手法であろう。
次に、ビジネスモデル上の巧みな戦略を見る。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、年間パスポート料金を低価格に設定して集客促進し、人気アトラクションの待ち時間を短縮するチケット「エクスプレスパス」を、効率よく回りたい非リピート客向けに有料で販売、いまではこれが大きな収益源だ。一眼レフデジタルカメラ販売に注目すると、本体価格以上の高性能ズームレンズなど、代替の利かない高額純正オプション品をそろえて購買欲に訴えている。「ジレットモデル」といわれ、交換インクが収益源であるプリンタービジネスが知られるが、デジタルカメラの周辺機器は耐久品である点で異なる。いずれも継続販売をにらんでユーザーの行動心理をよく分析したビジネスモデルといえる。
本業以外でもうけるビジネスの代表例はクレジットカード業界だ。2%平均の通常手数料では大きな利益額は確保できない。各社は10%以上の金利を充てるキャッシングやリボルビング分割払いで金利手数料収入を確保している。また海外旅行ビジネスにおいては低価格ツアーが増えて旅行そのものの収益構造が悪化、代わりに保険販売手数料が大事な収入源となってきた。収益を確実に確保する経営手法には「なぜか」を繰り返し問い、ビジネスの要諦を抽象化・一般化すれば、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性がある。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 内田流ものの見方(13)
00: 00: 40 内田流ものの見方(13)
00: 01: 03 今回のトピックス
00: 01: 12 本日の内容
00: 01: 40 ビジネスの本質
00: 10: 16 コインパーキングは暴利?(1)
00: 11: 47 コインパーキングは暴利?(2)
00: 13: 17 【再掲】ビジネスの本質
00: 13: 54 PADIの「Cカード」はダイビングライセンスではない
00: 18: 49 ビジネスモデル
00: 20: 04 一眼レフ 内田和成のケース
00: 25: 34 【再掲】ビジネスモデル
00: 26: 33 USJ儲けの仕組み
00: 31: 27 【再掲】ビジネスモデル
00: 35: 30 うまい話にはからくりがある
00: 43: 53 本業外で儲ける
00: 55: 25 クレディセゾン 2016年3月期クレジットカード部門事業別取扱高&営業収益試算
00: 57: 10 目から鱗のものの見方(1)まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:坂本安代

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