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【HD】内田和成のビジネスマインド > 内田和成のビジネスマインド 55

内田流ものの見方(11)


概要:
前回に続き、プロフェッショナルから学ぶ「内田流ものの見方」の後半。今回は、サッカー、デザイナー、医者、パイロット、四つの職業から技と心の磨き方を学ぶ。プロフェッショナルが実践する行動様式を丸ごと自分のビジネスに転用できるケースは少ないが、取捨選択し、自企業に活用できる部分をエッセンスとして取り込める要素も多い。常に問題意識を持ち続け、アンテナを高く掲げておかなければならない。自分の引き出しを多く持ち、多種多様な分野から学びを得られるよう心掛けることが肝要だ。
サッカー日本代表の監督を務めたジーコは、現役時代に、千通り以上のシュートパターンを想定し、その全てについて100回練習し実戦で対応した。ビジネスにおいても、考え得るパターンを事前にシミュレーションし、不測の事態に備えていれば、より安定した事業運営が可能になる。ある病院で、ルールを破って患者の最期の望みを実現させた医者が処罰された。病院長としては、組織のルールを逸脱し患者の思いを実現させる医者を許すことはできないが、一個人としては患者に寄り添う医療が必要だと理解している。その矛盾をどうやってマネージしていくかが、組織の長に求められる資質であり、経営の本質だ。
JALのパイロットは、「最初は飛行機を腕で飛ばそうとして技を磨く。次に経験と知識を生かして頭で飛ばそうとする。でも結局は心で飛ばすんだ」と指導されている。ビジネスで数式やデータを過信せず、人の心に寄り添った経営を心掛けるべきだろう。
プロフェッショナルの行動様式をつぶさに観察していくと、例えば、指揮者・校長先生・軍人からはリーダーシップを、料理人・探検家からは創造力を、サッカー関係者・デザイナーからは技を磨くヒントを、医者・パイロットからは心を磨くエッセンスを、それぞれ学び取ることができ、非常に有益なことが多い。ただし、自分たちの業務内容とは懸け離れた内容なので、専門性の高いプロフェッショナルの流儀をそのまま利用できることはほとんどない。機能の一部や切り口、発想法などを参考に、事業に適応したかたちに変換して活用する必要がある。自身の問題意識があやふやなまま他分野の情報をあれこれ調べてみても、雑学が増えるだけで実際には役に立たない。自分自身が抱える課題を明確にし、常に問題意識を持ち続けていれば、必要な情報は自分のアンテナに勝手に引っ掛かってくる。情報を受け入れる間口を広げ、より多くの有益な情報を得られるよう自ら引き出しの種類を増すべく、多種多様な情報に興味を持って接してほしい。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 内田流ものの見方(11)
00: 00: 40 内田流ものの見方(11)
00: 00: 45 今回のトピックス
00: 01: 00 前回の内容
00: 01: 41 本日の内容
00: 02: 27 サッカー
00: 11: 35 オフト・マジック
00: 17: 48 【再掲】サッカー
00: 23: 39 デザイナー
00: 27: 48 医者
00: 39: 09 秋は悲しき
00: 41: 28 秋は悲しき(続き)(1)
00: 45: 32 秋は悲しき(続き)(2)
00: 48: 43 【再掲】医者
00: 54: 57 パイロット
00: 57: 33 引き出しの見出しは何か?(1)
00: 57: 38 引き出しの見出しは何か?(2)
00: 57: 43 引き出しの見出しは何か?(3)
00: 57: 54 引き出しの見出しは何か?(4)
00: 58: 27 プロフェッショナルから学ぶ まとめ
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:坂本安代

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