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【HD】内田和成のビジネスマインド > 内田和成のビジネスマインド 54

内田流ものの見方(10)


概要:
企業経営に役立つヒントは、ビジネスと遠いところから得られることも多い。指揮者、校長先生、探検家など、おおよそ経営者とは遠い存在のプロフェッショナルたちも、それぞれの場でリーダーシップや創造力を発揮し活躍している。例えば日本の料理人は、日々新しい料理を考察し続け、素晴らしい創造力とひらめきで世界でも称賛を浴びるような作品を生み出している。
今回の内田流ものの見方では、プロフェッショナルの発想法と行動を分析し、経営者が学ぶべきポイントを提示する。
ビジネス戦略を考える上で、企業経営とは縁遠いプロフェッショナルたちの行動様式にも参考にすべき点が多い。例えば、指揮者、校長先生、軍人からはリーダーシップの在り方を、料理人、探検家からは創造力の発揮方法を学び取ることができる。
校長先生が教師を指導する場合は、教師のやる気スイッチをオンにできる子どもたちを誘導する。企業経営者も、従業員のやる気スイッチを押すことができることは、何かを考えて戦略立案を行う際に欠かせない要件となる。中国の軍事思想家・孫武が著した古今東西で最も有名な兵法書の一つ『孫子』によれば、「百戦百勝は善の善なる者に非(あら)ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」とある。戦争の目的は平和を達成することにあり、戦わずして相手をひれ伏させることが最善の策との教えだ。これを学べば、例えばアップル社のiPhoneのように、競合のいない無限の可能性を秘めた新しい市場を創造し商品サービスを提供する「ブルーオーシャン戦略」を目指すことができるだろう。
探検家・西堀榮三郎からは、困難に直面したときにマインドを切り替え、どうしたらできるかを、とことん考える姿勢を学ぶことができる。同氏の著書『創造力―自然と技術の視点から』によれば、雪上車の部品を、雪を使って修理して調査を続けるなど、資材不足を嘆くより、その場に存在するものを最大限生かす発想が大事だと教えている。
日本企業、日本人には創造力が乏しいといわれているが、料理人などのプロフェッショナルたちは素晴らしい創造力で新しい料理を日々作り続けている。いままでの日本の企業経営、起業活動においては、料理人たちが常日ごろ実践してきたものの見方、考え方をしてこなかっただけではないだろうか。日本企業にはまだまだ新しい創造性を発揮する余地が山ほど残っている。プロフェッショナルの流儀を見習って自社の経営に生かしていけば、日本市場のV字回復も夢物語ではない。
 講義タイムテーブル:
スライド 時間 タイトル
00: 00: 00 内田流ものの見方(10)
00: 00: 40 内田流ものの見方(10)
00: 00: 51 今回のトピックス
00: 01: 58 本日の内容
00: 06: 23 指揮者
00: 10: 37 校長先生
00: 18: 22 軍人
00: 30: 21 料理人
00: 33: 58 スパークのメカニズム
00: 39: 51 探検家
00: 55: 36 引き出しの見出しは何か?(1)
00: 55: 43 引き出しの見出しは何か?(2)
00: 56: 51 引き出しの見出しは何か?(3)
講師紹介: 内田 和成(うちだ かずなり)
早稲田大学ビジネススクール 教授
東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空株式会社を経て株式会社ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、現在に至る。
ハイテク企業、情報通信サービス企業を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略策定等のコンサルティングを数多く経験。

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  アシスタント:坂本安代

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